・関鉄キハ2000形
キハ2002
登場時の塗装だった頃のキハ2002
2005.11.20 竜ヶ崎〜入地間(入地1号踏切付近)にて撮影
 1997年3月に2両が登場した竜ヶ崎線専用の単行ワンマン運転用車両です。下回りは常総線用のキハ2100形と同様で、両運転台化と半室運転台化、そして竜ヶ崎方運転室の右側への設置などが竜ヶ崎線専用仕様の特徴となっています。
 キハ2100形の登場時と同様に変直切替は手動、直結2段間の切替は自動の方式で、自動空気ブレーキ車でもあるため、DMH17系エンジンを積む在来車との混結も可能な構造です。20m級車体の両開き3扉車で、車内はドア間にのみロングシートを配置し、運転室周辺のスペースは車椅子や立客のスペースとされています。
 この車両の登場でキハ521と522が廃車となり、3両運転も廃止になったことで、朝は2000形の2両併結、日中以降はどちらか1両での単行運転が基本となり、平常時の運用は2000形2両で事足りる状態となりました。検査時等にはキハ532との併結運転が行われ、常総線を含めても初めて在来車との併結機能が使用されました。
運転士A
 キハ2002走行音(4ノッチ起動)[knt20aa.mp3/6.95MB]
 私が大学生の頃の竜ヶ崎線の運転士は4名いたようで、そのうちの1名の運転の走行音です。速度は特に目一杯出すようなことはないのですが、起動時にいきなり4ノッチに入れるのが特徴で(このファイルの竜ヶ崎発車時は違っていますが…)、常総線も速度向上前だった当時としては、すごい迫力で出発する印象を持っていました。変速段の途中で3ノッチに落とし、変直切替の後は2ノッチで、という走り方だったのですが、所要時間は結構短かったです。
 録音は竜ヶ崎→入地→佐貫間です。
 キハ2001走行音(キハ532併結)[knt20ama.mp3/3.35MB]
 上のファイルと同じ運転士による走行音ですが、後ろにキハ532を連結しての走行時の録音になります。初めて混結運転が行われた1998年7月のもので、特に慎重に走らせていたようにも感じます。起動時はおそらく3ノッチで、少し加速してから4ノッチに上げ、変直切替時には一旦ノッチオフしているので空噴かしが入っています。直結段も4ノッチくらいは使っているのではないかと思いますが、単行時と比べ加速がだいぶ鈍くなります。
 録音は入地→佐貫間です。最初様子を見てたので1区間しか録っていませんでした。
 キハ2002走行音(4ノッチ起動・変速運転のみ)[knt20ab.mp3/7.13MB]
 1999年の春頃からか、ある日突然このような運転をするようになっていました。運転士Aと運転士Bの2名だけがこのようなパターンに変わっていたし、変わる前頃に便乗していた竜ヶ崎の駅員(駅長?)と何か話していたような様子もあったし、飛ばし過ぎだ、とかそんな話しをしたのかな、と想像しています。常磐線との接続以外の用途がない路線なのだし、時刻表より少々短く走って佐貫の接続に余裕があるとか、そういう方が地元民に優しい路線になるんですがね。
 録音は竜ヶ崎→入地→佐貫間です。起動時は4ノッチで、本来なら直結段に切り替えるくらいのタイミングで2ノッチに絞っていたのだと思います。その後1ノッチに絞って速度が落ちてきたらもう一度2ノッチで加速し、を3回ほど繰り返しています。2分45秒付近での1ノッチでの速度低下時の響き方はすごいです。
 キハ2002走行音(3ノッチ起動・変速運転のみ)[knt20ac.mp3/7.06MB]
 同じく変速段のみの運転で、逆方向の列車での録音です。こちらは3ノッチ起動のようです。また、録音した日が秋の交通安全運動期間中で、自動放送に交通安全運動中である旨の文言が追加されているのですが、佐貫発車時は「駆け込み乗車はおやめ下さい」なんですよね。接続の常磐線が遅れた時に待とうともしない会社が何を、と思ったものですが…。
 録音は佐貫→入地→竜ヶ崎間です。3ノッチ起動で佐貫のカーブ途中で2ノッチに絞り、ある程度速度が出たら1ノッチに落とし、「逆爆音」がだいぶ鳴ってから2ノッチで再加速し、その後1ノッチに絞ってからノッチオフしていました。入地発車時は3ノッチ起動でやはり2→1ノッチと絞っていきます。その後の再加速は2回していました。
 
運転士B
 キハ2002走行音(フル加速・直結2段)[knt20ba.mp3/6.04MB]
 こちらは別の運転士で、キハ2000形導入の時点での運転パターンがとにかくフルノッチ(5ノッチ)での加速が多かったのが特徴です。佐貫行の場合は3ノッチ起動→4ノッチ→5ノッチと短い間隔で上げていき、直結段もそのまま5ノッチで加速することが多かったです(直結2段には入りませんが)。佐貫発では3ノッチ起動→2ノッチでカーブを通過し、カーブ通過後はフル加速で直結段まで、遅れがある場合はそのまま直結2段まで加速していました。入地発車時は変速段は3→4→5ノッチと上げていき、直結段はカーブ通過速度を抑えるため2〜3ノッチくらいでカーブ通過後にノッチを上げるようなパターンでした。
 録音は佐貫→入地→竜ヶ崎間です。佐貫発車時に接続待ちで少し遅れていましたので、まさに上記の通りの運転パターンでした。ただし、少しエンジン寄りになり過ぎたのか、変速機の音があまり入ってないですね。
 キハ2001走行音(4ノッチ起動→フル加速)[knt20bb.mp3/6.45MB]
 同じ運転士の列車になりますが、なぜかこの録音の時は4ノッチ起動をしていました。その分かどうかはわかりませんが、直結段の加速時間はかなり短いです。
 録音は竜ヶ崎→入地→佐貫間です。
 キハ2002走行音(変速運転のみ)[knt20bc.mp3/6.85MB]
 こちらは1999年春頃からの変速段のみになってしまった運転です。運転士Aの変速運転より更に1ノッチ〜再加速の回数が少なく、本当にどうしようもない走り方になっていました。
 録音は竜ヶ崎→入地→佐貫間です。3ノッチ起動からしばらくして2ノッチに落とし、1ノッチで速度が落ちてから2ノッチで再加速のパターンが1回だけあります。入地→佐貫間は再加速もありません。この運転士の変速運転では逆方向の場合も含め、入地〜佐貫間は再加速なしが多かったようです。また、この録音は交通安全運動期間で、竜ヶ崎発の自動放送には「踏切を渡る際にはいったん停止をし、安全を確かめてからお渡り下さい」の文言が足されています。
 キハ2002走行音(キハ532併結・変速運転のみ)[knt20bma.mp3/7.46MB]
 2000年11月にあったキハ2000とキハ532の混結運転時の録音です。この時は前が2002、後が532の組成でした。よりによって混結運転時に変速段のみの運転をしていました。キハ532まで故障させる気か、と言いたくなったものです。
 録音は竜ヶ崎→入地→佐貫感です。竜ヶ崎発車時はひたすら3ノッチ加速、入地発車時は3ノッチ起動から間もなく4ノッチに上げ、しばらく加速後、3ノッチに下げ、更に後で2ノッチに下げてからノッチオフしていたようです。
 キハ2001走行音(3ノッチ起動・直結あり+なし)[knt20bd.mp3/6.78MB]
 こちらは2000年9月22日のキハ2001の故障からしばらく経ち、佐貫→入地は直結あり、入地→竜ヶ崎は変速雨天という不思議な走り方をしていた頃の録音です。
 録音は佐貫→入地→竜ヶ崎間です。佐貫発車時は3ノッチ起動からカーブ通過時に2ノッチ、カーブ通過後は再度3ノッチに上げ、変直切替の後は2ノッチ加速をしばらくして、最後の方は3ノッチに上げているのではないかと思います。この録音、最終列車なのでこれでも一応はこの時期のこの運転士としては多少なりとも飛ばしていたのかもしれません。入地からの加速も3ノッチ起動だと思います。途中で2ノッチに落とし、更に1ノッチで速度が落ちてから再加速を2回ほど繰り返しています。2回目の1ノッチがあまりに短く、変直切替でもしたのかと思ってしまいます。
 ちなみに、キハ2001はノッチオフした時にエンジンの唸りが小さいのが特徴です。
 
運転士C
 キハ2001走行音(短時間フルノッチ)[knt20ca.mp3/6.97MB]
 こちらの運転士は2ノッチで起動し、3→4→5ノッチと徐々に上げていくのが特徴です(でも5ノッチにすると間もなく変直切替になるので5ノッチの時間はすごく短い)。直結段では2ノッチまで落としてしまうので結局は所要時間は平凡です。
 録音は佐貫→入地→竜ヶ崎間です。佐貫発車時は2ノッチ起動でそのままカーブ通過まで保持し、カーブ通過後に4→5ノッチと上げ、変直切替後は2ノッチで少し加速します。入地発車時も2ノッチ起動で少し走って3ノッチに上げ、その後は4ノッチに上げただけのようにも思います(乗ってた頃は5ノッチだと思ってたのですが…)。直結段は2ノッチで少し加速して終わりです。この運転士の場合、入地からの加速ではカーブ通過後に2ノッチから3ノッチや4ノッチ等に上げることも時々あるのですが、遅れた時だけという感もありました。この時はとりあえず何もなしです。
 なお、この録音も交通安全運動中のため自動放送にはその内容が入っています。
 キハ2002走行音(キハ532併結)[knt20cma.mp3/6.94MB]
 同じ運転士によるキハ532併結列車(キハ532側で運転)の走行音です。
 録音は竜ヶ崎→入地→佐貫間です。竜ヶ崎発車時は2ノッチ起動からすぐ3ノッチに上げ、少し経って4→5ノッチと上げています。変直切替はキハ532の運転台なので普通に一度ノッチオフしており、空噴かしが入ります(しかもなぜか2回)。直結段は4ノッチくらいで加速しているのではないかと思います。入地発車時は3ノッチ起動で、しばらくして4ノッチに、少しそれを維持してから5ノッチに上げているようです。こちらも変直切替時には空噴かしが入って、4ノッチか5ノッチで直結段の加速をしているのではないかと思います。
 ちなみにこの録音は2000年9月22日の夕方にキハ2001が車両故障を起こしたために9月23日(なんで土曜日で祝日なのに2連だったんだろう?)と25日の2日間だけ併結運転となりました。いずれの日も連結順序は同一でした。
 キハ2002走行音(短時間フルノッチ・直1再加速あり)[knt20cb.mp3/7.32MB]
 同じ運転士による走行音で、運転士Eが竜ヶ崎線に来てからの録音になります。佐貫〜入地間の走り方は特に変わっていませんが、入地発車後の加速の仕方が変わっています。
 録音は佐貫→入地→竜ヶ崎間です。佐貫発車時は2ノッチ起動でそのままカーブ通過まで保持し、カーブ通過後に4ノッチに上げ、少しだけ5ノッチを使ってから変直切り替えしています。入地発車時は3ノッチ起動から少し加速後に4ノッチ、しばらく維持して少しだけ5ノッチを使います。変直切り替えしたら2ノッチで少し加速してノッチオフ、カーブ通過後に空噴かしからの直結1段での再加速があります。運転士Eが来る前は直結段でノッチオフしてからの再加速など竜ヶ崎線では見たことなかったのですが、使っていいのだ、という感覚になったのかもしれませんね。
 キハ2001走行音(短時間フルノッチ・直2再加速あり)[knt20cc.mp3/6.86MB]
 こちらは、私の知る限りでは当時のダイヤで最も延発確率の高い列車での録音です。この時の遅れ具合は不明ですが。
 録音は佐貫→入地→竜ヶ崎間です。佐貫発車時は2ノッチ起動でカーブ通過まで2ノッチ維持、通過後に4ノッチから、一瞬だけ5ノッチに上げて変直切替になります。直結段では3ノッチくらいで加速していると思われ、ノッチオフする直前に4ノッチに上げているように思います。入地発車時は3ノッチ起動から間もなく4ノッチに上げ、少しだけ5ノッチを使い変直切替。直結段は2ノッチくらいでゆっくり加速してノッチオフ後にカーブ通過。そして空噴かしからの再加速を5ノッチでしていると思われ、そのまま直結2段に進段しています。ノッチオフ直後に聞こえる「ゴゴゴゴ…」という音は県道5号線(龍ケ崎市役所の前を通る、東西方向の県道)の踏切通過音です。この踏切はいつもこんな音をたてます。
 
運転士D
 キハ2002走行音(空噴かしあり)[knt20da.mp3/7.20MB]
 こちらは一利用者として、一番困った運転をしてくれる運転士によるキハ2002の走行音です。起動時は2ノッチで、だいぶ時間がたってからやっと3ノッチに上げ、変直切替時には一旦ノッチオフしているために空噴かしが入り、その後も3ノッチ止まりで速度も他の運転士に比べて低く、文句なしに一番所要時間のかかる運転なわけです。当時の常磐線(E653系投入とひたち野うしく駅開業の頃)にはスジが寝ていて早着してしまう列車が多く、そういう列車への接続時は同時入線くらいになることもあり、かなりの冷や汗ものです。当然JRのみの割引切符などを調達しようとしたら全然接続列車に間に合わなくなってしまうわけです。こんな運転な上に停車直前に思いっきり込め直しをしてかなりの衝撃を走らせてくれていました。2000年4月に運転士Eが竜ヶ崎線に来て、運転士Dは見かけなくなりました。と思ったら実はその後鹿島鉄道に乗りに行った時に目撃して、キハ600を上手に扱っていましたね。要はそういう世代の車両の方が合う運転士だった、ということなんでしょう。  録音は竜ヶ崎→入地→佐貫間です。走り方は前述の通りです。ちょっと周りの人がガサゴソとしている音が目立ちますが、どうしようもないですね…。
 
運転士E
 キハ2002走行音(空噴かし・直結1ノッチあり)[knt20ea.mp3/7.25MB]
 運転士Dと入れ替わりに竜ヶ崎線に来た運転士による走行音です。私が目撃した中では最初の日で、運転士Dも添乗していました。
 録音は佐貫→入地→竜ヶ崎間です。佐貫発車時は2ノッチ起動ですぐに3ノッチ、カーブ途中で一度ノッチオフし、通過後に3ノッチで再加速を始めて間もなく4ノッチに。変直切替時は空噴かしをしてから3ノッチくらいで加速後、1ノッチに落として最後に少しだけ2ノッチくらいで再加速していました。入地発車時は3ノッチ起動から変速段の最後だけ5ノッチに上げているように感じます(4ノッチかも?)。空噴かしをして直結段に入り2ノッチくらいで加速してから1ノッチに落としカーブを通過し、その後2ノッチか3ノッチで加速しています。
 後日この運転士の乗務に乗り合わせた時は空噴かしはしないし、直結段で1ノッチに落とす運転も見かけません。
 キハ2001走行音(変速再加速あり)[knt20eb.mp3/7.28MB]
 同じ運転士で3ヶ月ほど経過した頃の録音です。竜ヶ崎〜入地間の後半で両方向とも変速段の再加速をする傾向がありました。
 録音は竜ヶ崎→入地→佐貫間です。2ノッチ起動から間もなく3ノッチに上げ、変速段の最後の方は4ノッチで加速し、3ノッチに落として変直切替、直結段は2ノッチだったようです。入地に近づいてS字カーブの通過後に変速段を3ノッチ→4ノッチくらいで再加速していました。入地発車時は3ノッチ起動から間もなく4ノッチに上げていると思います。直結段でnノッチは竜ヶ崎発車時と同じようです。
 キハ2002走行音(変速再加速あり)[knt20ec.mp3/7.65MB]
 同じ運転士の同じ頃の録音で逆方向になります。
 録音は佐貫→入地→竜ヶ崎間です。佐貫発車時は2ノッチ起動で途中で3ノッチに上げて、カーブ通過中に一度ノッチオフ、通過後に3ノッチ→4ノッチで再加速し、直結段は2ノッチくらいでの加速だと思います。入地発車時は3ノッチ起動からすぐ4ノッチに上げ、変直切替直前に3ノッチに戻し、なぜか軽く空噴かしをして変直切り替えしています(間違えてノッチ戻し過ぎたんでしょうかね)。直結段は2ノッチでの加速だと思います。その後、変速段の3ノッチか4ノッチでの再加速をしています。
 キハ2002走行音(平凡)[knt20ed.mp3/7.13MB]
 同じ運転士の列車ですが、上のファイルから2ヶ月くらい後の録音です。何事もない時には再加速を使わなくなっていた感じです。
 録音は竜ヶ崎→入地→佐貫間です。2ノッチ起動からすぐ3ノッチに上げ、間もなく4ノッチに上げて変速段を加速し、変直切替後は2ノッチで、という流れになっていました。入地からの加速時は変直切替の時に空噴かしが入っていたようです(時々ノッチを戻し過ぎるんでしょうかね…)。
 キハ2002走行音(キハ532併結)[knt20ema.mp3/7.19MB]
 後ろにキハ532を連結した編成での走行音です。変直切替の時にノッチオフしていないようで、空噴かしがないですね。他車に指令を送る時には変換しているということなんでしょうかね。これで壊れたとかはないので…。
 録音は竜ヶ崎→入地→佐貫間です。2ノッチ起動からすぐ3ノッチに、少し経って4ノッチ→5ノッチと上げています。直結段は4ノッチくらいで加速しているのではないかと思います。入地の加速は3ノッチ起動から少しずつ時間をおいて4→5ノッチと上げているようです。この時は空噴かしありの変直切替をして、直結段はやはり4ノッチくらいの加速だと思います。
 キハ2001走行音(直1再加速・異音)[knt20ee.mp3/6.33MB]
 珍しく竜ヶ崎発で遅れ気味の発車になった列車での録音です。変速段の終わりくらいの速度以上で転動音なのかギア音なのか、いつもとは違う雰囲気になっていました。
 録音は竜ヶ崎→入地→佐貫間です。竜ヶ崎発車時は3ノッチ起動からすぐに4ノッチ、少し加速して5ノッチだったのだと思います。直結段も4ノッチで入ってから3ノッチか2ノッチに落としているように思います。直結1段で終わりになっています。入地手前のS字カーブ付近で空噴かしからの直結1段での再加速をしています。3ノッチか4ノッチくらいかと思います。入地発車時は3ノッチ起動からすぐに4ノッチに上げています。直結段も4ノッチくらいで加速しているように思います。直結1段で加速をやめて少し惰行してから比較的大きな空噴かしからの再加速をしています。この加速は2〜3ノッチだと思います。入地から佐貫だったら再加速よりも最初の加速で直結2段まで上げてしまった方がいいと思うんですがね…。入地ではちょっと大きな声でしゃべる人が乗ってきてしまい、特に加速中は少々騒がしいです。
 キハ2001走行音(直2再加速)[knt20ef.mp3/6.90MB]
 こちらは延発率の高い列車での録音で、直結段の再加速から直結2段まで上げる運転を両方の区間でしています。
 録音は佐貫→入地→竜ヶ崎間です。佐貫は4ノッチで起動しカーブ途中で3→2ノッチと絞ってから一旦ノッチオフし、カーブ通過後に4ノッチか5ノッチで加速し、直結1段の終わりに近いところまで4ノッチくらいで加速してノッチオフ。佐貫周辺の住宅街を抜けたところで特大の空噴かし(これは再加速開始時の速度に比例するらしい)からの再加速を4ノッチくらいでして直結2段に進段しています。入地発車時も4ノッチ起動し、そのまま直結段に入り少しずつノッチを絞ってからノッチオフしカーブ通過、そして再度大きめの空噴かしから再加速を始め、4ノッチくらいで速度を上げていきそのまま直結2段まで進段しています。県道5号の踏切通過後も加速を続けているので、少し竜ヶ崎駅に近いところで力行し過ぎな感はあります。
 キハ2002走行音(直2加速+直2再加速)[knt20eg.mp3/6.89MB]
 こちらも同じく遅れやすい列車での録音です。佐貫からの加速はストレートな直結2段への加速、入地からの加速は再加速での直結2段でした。
 録音は佐貫→入地→竜ヶ崎間です。佐貫は3ノッチ起動からすぐに4ノッチに上げ、カーブ途中で一旦ノッチオフし、カーブ通過後に5ノッチで加速し、変直切替後も5ノッチで加速を続け、そのまま直結2段に進段しています。直結2段ではさすがに3ノッチくらいだと思います。入地発車時は3ノッチ起動から間もなく4ノッチ、しばらく経って5ノッチに上げ、変直切替後はカーブに合わせて2ノッチくらいで加速後一旦ノッチオフしています。カーブ通過後に大きめの空噴かしから直結1段の4ノッチくらいの加速からそのまま直結2段まで進段しています。ノッチオフの直後に県道5号線の踏切を通過しているようなので、ブレーキ位置とのバランスもいい感じなのかなと思います。
 この録音も交通安全運動期間中のものです。
 キハ2001走行音(速度向上後)[knt20eh.mp3/6.30MB]
 2002年に一応の速度向上(従来の所定8分から7分への短縮)が行われた後の走行音です。この録音ではギリギリ直結2段まで加速しているので速いですが、このパターンでの走り方はほとんどない印象です。
 録音は竜ヶ崎→入地→佐貫間です。竜ヶ崎の加速は3ノッチ起動からすぐ4ノッチに上げ、そのまま直結段に進み3ノッチくらいで直結2段に入ってすぐのところまで加速しています。入地発車時は3ノッチ起動から順次4ノッチ、5ノッチと上げて直結段では4ノッチで加速してそのまま直結2段に入ってすぐのところまで加速していました。速度向上前と違って再加速をすることもありませんでした。
 キハ2001走行音(速度向上後)[knt20ei.mp3/6.76MB]
 同じく速度向上後の走行音で佐貫→竜ヶ崎の録音です。どう見ても速度向上前の回復運転の方が速かったですが…。
 録音は佐貫→入地→竜ヶ崎間です。佐貫は4ノッチで起動しカーブ途中で一旦ノッチオフし、カーブ通過後に5ノッチで加速し、直結段の最初は4ノッチくらい、その後3ノッチか2ノッチまで絞っているようです。直結1段で加速を終えて再加速もありませんでした。入地発車時は2ノッチ起動でゆっくり加速し、変直切替の直前に4ノッチに上げ、直結段は3ノッチくらいでカーブ手前まで加速し、ノッチオフしてカーブを通過後、空噴かしからの直結1段3ノッチくらいの加速をしています。直結2段には進みませんでした。
 この運転士の走り方が変化に富んでいるので、これほどのファイル数を載せるほど録音していたとは、自分でも驚いています。
 
その他の運転士
 キハ2001走行音(直1再加速)[knt20fa.mp3/6.95MB]
 竜ヶ崎線を頻繁に利用していた頃には見かけなかった運転士の時の走行音です直結段の再加速をしたりするのは運転士Eに近いですが、佐貫のカーブをノッチオフではなくノッチ絞りでクリアする点はその他の運転士の操作に近いですね。
 録音は佐貫→入地→竜ヶ崎間です。佐貫は3ノッチで起動し間もなく2ノッチに絞りカーブを通過し、その後4ノッチに上げていたようです。直結段に切替後は3ノッチくらいである程度加速してノッチオフしてしまいます。しばらく惰行してから空噴かしからの直結1段3ノッチくらいでの再加速をしています。入地発車時は3ノッチ起動から時間をおいて4ノッチ、5ノッチと上げていきます。直結段では最初3ノッチで後半が2ノッチくらいでしょうか。カーブ手前でノッチオフ後、しばらく惰行し、県道5号の踏切付近から直結段での再加速をしています。ここも3ノッチくらいかと思います。
 キハ2002走行音(速度向上後・直1再加速)[knt20fb.mp3/6.48MB]
 こちらはまた別の運転士だとは思いますが、竜ヶ崎線によく乗っていた頃には見かけなかった運転士の時の走行音です。運転士Cのように変速段でフルノッチを使うこともあれば、運転士Eのように直結段での再加速もある、という特徴のようです。
 録音は竜ヶ崎→入地→佐貫間です。竜ヶ崎発車時は2ノッチか3ノッチで起動してからすぐに4ノッチに上げてそのまま直結段に進んでいます。直結段は3ノッチくらいで加速しているものと思います。入地の手前で直結1段3ノッチくらいでの再加速をしています。入地発車時は2ノッチで起動してすぐに4ノッチまで上げ、直結段では3ノッチくらいで直結1段の終わりに近いところまで加速していたようです。ということで、このファイルではフルノッチ入ってないですね…。
 キハ2002走行音(速度向上後・フル加速あり・直1再加速)[knt20fa.mp3/6.43MB]
 すぐ上のファイルと同じ運転士の列車で、逆方向の走行音です。こちらはフルノッチ加速もあります。
 録音は佐貫→入地→竜ヶ崎間です。佐貫は2ノッチ起動だと思うのですが、カーブ途中で更にノッチ絞って(でも1ノッチで加速できるか?)、カーブ通過後は3ノッチ辺りに少し入れて間もなく5ノッチまで上げています。直結段では4ノッチくらいで加速しているようです。直結2段には入りませんがもう少しと言うところまでは加速していたようです。入地発車時は2ノッチ起動からすぐ4ノッチに上げ、ある程度加速してから5ノッチに上げています。直結段では3ノッチくらいでゆっくり加速しています。カーブへの入りは他の運転士より少し速度が高いような…。カーブ通過後に大きな空噴かしから直結1段の4ノッチくらいで再加速しています。やはり直結1段止まりではあります。
 キハ2001走行音(速度向上後・直1再加速)[knt20fd.mp3/6.24MB]
 また少し違う時期の録音ですが、自分のメモには「ハズレ」と記録していました(笑)。でも、走り方の特徴からはすぐ上の録音と同じ運転士なのかもしれません。
 録音は竜ヶ崎→入地→佐貫間です。竜ヶ崎は2ノッチ起動から少し加速して4ノッチに上げ、直結段には2ノッチで入って途中で3ノッチや4ノッチに上げているように感じられます。入地の手前で大きめの空噴かしから直結1段3ノッチくりらいで再加速をしています。入地発車時は2ノッチ起動から間もなく4ノッチに上げ、変直切替後は3ノッチくらいでゆっくり加速しています。直結2段にも進まず、再加速もなしでした。
 キハ2002機関始動音他[knt20sa.mp3/643KB]
 最終列車の竜ヶ崎駅到着後、車庫に留置されていたキハ2002のエンジンを始動し、最終まで運用されていたキハ2001は本線を引き上げてから車庫内で2002に連結する、という流れだったと記憶しています。翌日が平日の場合、始発から2連での運用になるため、終列車後に連結作業実施となります。他に、キハ532(この頃だとまだ531の可能性も少しありますが)のDMHのアイドリング音も聞こえてきます。
・その他の写真
 2000年8月は龍崎鉄道時代から数えて100周年にあたるそうで、8月6日には記念イベントが行われ、その日から1週間程度はヘッドマークを常に両先頭に掲げて運転されていました。予告では14日まで等となっていたはずなのですが、それを過ぎても8月中は2連なら両側、単行なら片側に限って付けたままになっていたようです。
 写真はキハ2001+2002の2連です。
 2000.8.7 竜ヶ崎〜入地間にて撮影(知手2号踏切付近)
 キハ2002とキハ532の併結列車の写真です。逆光で見づらい写真ではありますが、北側の側面には乗務員扉がないのがこの構図なら分かるかと思います。キハ2000形の大きな特徴でもあります。
 2004.8.20 竜ヶ崎〜入地間にて撮影(知手2号踏切付近)
 キハ2002は龍ケ崎市のマスコットキャラクターである「まいりゅう」のラッピング車になっています。ラッピングされる直前は一時的に真っ白な車体で走っていたとか…。2017年10月には2代目のラッピングがされることになっています。
 2014.11.2 竜ヶ崎〜入地間にて撮影(知手2号踏切付近)
 同じくキハ2002「まいりゅう」ラッピング車で、撮影の向きが異なる写真となります。まだ初代のラッピングです。水鏡になるかと思ってこの場所で撮りましたが、風があったのか、映りがあまり良くないですね。
 2017.4.30 竜ヶ崎〜入地間にて撮影(知手2号踏切付近)
 同じくキハ2002「まいりゅう」ラッピング車で、2代目のラッピングになってからの撮影です。考えたら南側の側面しか写してないですね。左右でデザイン異なるかどうかも調べてなかったです。
 2018.1.2 竜ヶ崎〜入地間にて撮影(知手2号踏切付近)
 キハ2001はラッピングもされず標準塗装、だったはずなのですが、2017年になってキハ5000形と同じ塗装に変更されてしまいました。個人的には白が寒々しい感じになってしまったのと、ラインが単純すぎてつまらない、という感じで「格下げ」の印象しか受けないです…。
 2017.8.18 竜ヶ崎〜入地間にて撮影(知手2号踏切付近)
 新塗装化されたキハ2001は「新元号 令和」ヘッドマーク装着車にもなりました。その際の佐貫方のヘッドマーク付での写真となります。
 2019.5.2 竜ヶ崎〜入地間にて撮影(知手2号踏切付近)
 同じくキハ2001の「新元号 令和」ヘッドマークで、竜ヶ崎方からの写真です。常総線で使用されたデザインとも共通だったようです。
 2019.5.5 竜ヶ崎〜入地間にて撮影(知手2号踏切付近)
 キハ2002のエンジン付近の写真で、登場時の撮影です。角度の関係でシリンダヘッドはよく見えません。キハ2100形の登場時と同じ外観で、キハ350形等の旧形車の換装で積まれたDMF13HZ機関とは配管が全く違います。
 1997.3.12 竜ヶ崎にて撮影(許可を得て撮影)
 キハ2001のエンジンです。登場時と比べると配管や周辺の機器配置が変更されています。上の写真や、トップの写真に写り込んでいるエンジンと比べると、シリンダヘッドの手前を横切っていた配管がいつの間にかなくなっていました。現在はキハ2300形と同じ状態ということになるようです。
 2013.12.31 竜ヶ崎駅付近にて撮影

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