・京王電鉄7000系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
7804以下4連+7704以下6連
ビード車体の7804以下4連+コルゲート車体の7704以下6連 2018.6.9 京王線千歳烏山駅にて撮影
 1984(昭和59)年の登場で、京王線用としては初めてのオールステンレス車体となりました。システム的には6000系のものを受け継ぎ、回生ブレーキ付の界磁チョッパ制御となっています。
 1986年までに5連12本(これらは87年に中間車を組込み6連化)、86年に8連3本、87年以降はコルゲートをやめビード入の車体となった8連が5本(20番代)、90〜92年には6連のうちの6本にM車とT車を組込み8連化、93・94年には6連5編成の増結用として4連が、94・95年には8連の増結用として2連5本が、更に96年には20番代の8連を10両固定化するための増備車10両が製造され、最終的に6+4連5本、8連10本、10連5本、2連5本の計190両となり、6連と8連は全車コルゲート、2・4・10連は全てビードという分かれ方になったようです。
 2001年から初期車の車体更新工事が開始され、続いて2003年の更新工事施工車からはVVVFインバータ制御方式への改造も同時に実施されることとなりました。改造時に6連は4M2Tから3M3Tに、8連は5M3Tから4M4Tに編成が変更され、電装解除や編成替えに伴う改番も実施されています。2012年までにVVVF化が実施されたことで、京王電鉄の旅客車がVVVF化率100%となりました。
 2017〜2018年度には新5000系の投入に伴い20両の廃車が発生し、2019年4月現在、170両(2連5本、4連7本、6連7本、10連9本)が活躍しています。
 走行音(界磁チョッパ)[ko7kfa.mp3/1.75MB]
 界磁チョッパ時代の7000系の走行音です。6000系と同様で、東急8000系列をゆっくり加速させた雰囲気と言っていいのではないでしょうか。6000系でもそうなんですが、8連では5M3T、2連では1M1Tであり、2両ユニットの車両と1M方式の車両とが混在しています。この形式でも1M車は永久直列の配線にすることで対応しているようなので、やはり音の雰囲気は多少異なります。
 録音は京王線千歳烏山→仙川間です。
 走行音(空転&滑走)[ko7000b.ra/221KB]
 こちらは7000系の空転&滑走入の走行音です。界磁チョッパ車は滑りやすい車両が多いのは事実ですが、ここまで滑ってしまうと…。
 録音は清水さん提供で仙川→千歳烏山間です。
 走行音(界磁チョッパ)[ko7kfb.mp3/11.1MB]
 同じく界磁チョッパ時代の7000系の走行音です。相模原線の各駅停車で、適度な駅間距離の続くところを速度も上げて、キビキビと(と言っても加速は鈍いですが…)走ります。
 録音は相模原線京王多摩センター→京王永山→若葉台→稲城→京王よみうりランド→京王稲田堤間です。
 走行音(界磁チョッパ)[ko7kfc.mp3/5.35MB]
 同じく相模原線内の各停運用での録音です。
 録音は相模原線京王よみうりランド→稲城→若葉台間です。
 走行音(界磁チョッパ1M車)[ko7kfd.mp3/6.01MB]
 こちらは6000系でいう6400形と同様の装備となっている新宿方の先頭車、7400形の走行音です。もちろん先頭に出ているときに録音しています。6000系の場合と同様、音に関する違いというと回生ブレーキの失効速度が高いことくらいのようです。ただ、この時ってちょうど回生ブレーキの失効する頃に一旦ブレーキを緩解しているようでもあり、果たしてどういうブレーキ操作をしていたのやら…、ちょっと気になるところですね。
 ちなみに、6400形や7400形は1M車専用の制御器形式になっていますが、床下スペースの都合でコンパクトな制御器にしているというだけで、2両ユニットの場合と同じモータを使う都合上、4個モータの永久直列接続に用途を限定した機器構成としたようです。中間電動車を1Mで使用する場合には、2両ユニット用の制御器に、1両分4個のモータだけを接続し、永久直列接続の設定で運用していたようです。そのため、中間の1M車も同様の走行音であったはずです。
 録音は京王線百草園→聖蹟桜ヶ丘→中河原→分倍河原間です。
 走行音(VVVF改造車/登場時)[ko7kva.mp3/3.98MB]
 7000系のVVVF改造当初の走行音です。界磁チョッパ車との併結運転時の録音となります。改造当時は加速度を2.5km/h/sに抑えていました。VVVF音は9000系とよく似ているものの、非同期モードの音の高さが少し低いですね。古い車体ですし、元が直流モータ搭載車で床に点検蓋があるなど、音が良く聞こえる要素も満載ですね。
 停車時には純電気ブレーキ(日立では全電気ブレーキと呼んでいますが)採用のため「ブーン」と低い音が鳴るのも特徴です。
 録音は京王線高幡不動→百草園→聖蹟桜ヶ丘間です。
 走行音(VVVF改造車/加速度向上)[ko7kvb.mp3/6.89MB]
 いつからかは把握していませんが、京王線内の各車種とも加速度設定を3.3km/h/sに変更したそうで、これは加速度を向上した後の録音となります。もちろん、全車VVVF改造車による編成です。特にVVVF音が変わったわけではありませんが、加速のテンポが本当に速くなりました。京王と言えばゆっくりゆっくりと時間をかけて加速し、わずかな惰行運転後、すぐにフルブレーキをかけるという運転曲線が特徴だと思っているのですが、隔世の感があります。
 録音は相模原線京王堀之内→南大沢→多摩境→橋本間です。
・その他の写真
 初期形のコルゲート車体のグループで、登場時のラインカラーだった時代の7715以下8連です。編成としてコルゲート車体で登場した車両としてはラストナンバーの車両です。VVVF改造の際に編成をばらされ、6連に短縮されましたが、7711編成を経て7702編成に改番されたそうです。中間の2両は8連だった7712編成に組み込まれ、更に7726編成に改められたそうです。
 ちなみに、7706〜7712編成は5連で登場、1987年に6両化、そしてビード車体車両の増備に移行していた1990〜1992年に8両化の増備がされましたが、コルゲート車体の増結車が作られたそうです。
 2002.6.23 京王線千歳烏山駅にて撮影
 既に8000系が登場していた1994年に登場した2両編成である7421編成と、コルゲート車体の7703以下6連の計8両編成です。登場時のラインカラーだった頃の写真です。スカート付で新造された車両は意外に少なく、4両編成のラストナンバーである7805編成と、この写真の2両編成グループだけのようですね。
 2002.6.23 京王線千歳烏山駅にて撮影
 10両固定編成である7723編成です。1988年に8連で登場後、1996年に中間車2両が増備されたそうです。当時の京王では唯一の10両固定編成だったそうです。その後VVVF改造や車体更新が行われ、写真の通りフルカラーLEDの行先表示器が使用されています。
 2018.6.9 京王線千歳烏山駅にて撮影
 こちらはコルゲート車体の車両ですが10両固定編成となった7726編成です。元は8連の7712編成(おそらく2008年にVVVF化されていて、5M3Tから4M4Tに変更済)で、界磁チョッパ制御8連のままだった7715編成の中央の2両(1M1T)を組み込み、おそらく2010年にVVVF化された編成となります。
 それにしてもコルゲート車体の新塗装は青帯が目立たないですね。元々が細いラインカラーだったからやむを得ないのでしょうけど。
 2018.6.9 京王線千歳烏山駅にて撮影
 同じくコルゲート車体の車両で、7777号車を先頭とする10両固定編成です。元は8連の7713編成(おそらく2006年にVVVF化されていて、5M3Tから4M4Tに変更済)で、同じく2006年にVVVF化と4M4T化されていた7711編成の中央の2両を組み込み、新宿方から5両目を再電装化・VVVF化された編成(2011年)となります。
 この編成のように激しく組み替えや改番された車両が7000系には多く存在しており、その過程でこのようなスーパーラッキーナンバーが誕生したようですね。
 2019.8.16 京王線明大前駅にて撮影
 7000系の原形の室内と思われる、7263号車から7763号車です。登場時期相応の室内の見付だと思っていいのではないでしょうか。
 2005.5.7 動物園線多摩動物公園駅にて撮影
 7152号車から7752号車の室内です。こちらは初期の更新車だったと思います。近年のような大規模な工事ではなく、床の張り替え、シートモケットの変更と、ドア上へのLED案内表示器追加くらいのメニューだったように見受けられます。
 2004.6.5 動物園線多摩動物公園駅にて撮影
 7025号車から7725号車の室内です。近年のリニューアル車の仕様で、大形袖仕切りの追加や紫系のバケットシートへの交換などが行われています。また、この写真もそうですが、10連についてはドア上の案内表示器が液晶画面になっています。
 2018.1.28 相模原線橋本駅にて撮影
 7104号車のVVVF装置です。1C4M×2群の構成のもので、6連の場合はこのタイプが1台と、ほぼ半分のサイズの1群用が1台積まれます。8連なら2群用が2台、10連なら2群用が2台と1群用が1台が積まれます。9000系の登場から間もなく7000系の更新が開始されているし、改造時期と9000系の増備時期も重なっているしで、同等というより、完全に共通の装置なのではないかと思います。
 2005.2.13 京王線高幡不動駅にて撮影
 7127号車のVVVF装置です。1M車のため、1C4M×1群用の装置となります。2連、6連、10連に使用されます。
 2019.8.16 京王線明大前駅にて撮影
 7077号車のSIVです。東芝製のINV146-M1形で2014年10月製の装置でした。たぶん250kVAのタイプと思われますが、鉄道ピクトリアル2014年8月増刊の京王特集の時点で世に出ていなかったせいか、微妙にこの形式は載っておらず、正確なところは不明です(INV146-M0形が250kVAと読み取れる諸元表の記載でした)。
 とりあえず東芝らしいSIVの形状です。
 2019.8.16 京王線明大前駅にて撮影
 7073号車のSIVです。上の7077号車の装置と外観上の差異は不明で、東芝製ではありますが、形式名までは調べていないので不明です。10連で2台搭載なので同容量(250kVA)のタイプと思われます。
 2019.8.16 京王線明大前駅にて撮影
 7275号車の台車です。TS-823形とされる台車で、ペデスタル軸箱式の車体直結空気ばね台車ということになるそうです。6000系も似たような形状でしたし、8000系もTS-823Aとなっただけなので、割と長期間同等の台車が継続使用されたと見ていいのではないでしょうか。
 2018.6.9 京王線千歳烏山駅にて撮影

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