・1500形(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
1501以下4連と1701以下12連
更新前の鋼製車1501以下4連(左)と、VVVF車1701以下8連+アルミ車1537以下4連
2002.4.7 京急川崎駅にて撮影
 1985(昭和60)年に登場した都営線直通対応の車両で、1000形の後継と位置づけられています。普通から快特まで全ての種別に幅広く活躍する車両となっています。
 18m級3扉車体のロングシートで、初年度と86年製の4連5本だけは鋼製車体、それ以降はアルミ車体となり戸袋窓が廃止されました。制御方式は1C8Mの界磁チョッパ制御で、4・6連は全電動車編成、8連は全電動車または6M2T編成となっています。90年以降製造の1700番代の車両はVVVFインバータ制御となり、こちらは1C8Mの制御装置を積んだ6M2T編成となっています。
 更新工事着手の時期は、界磁チョッパ4連が14本、同6連が1本、同8連が7本(うち1本が全電動車)、VVVF車8連が6本の計166両の陣容でした。その後、新1000形の4連と8連の増備と1000形6連の廃車に対する補充などのため、2006年より、4連と8連を組合わせ全電動車6連の界磁チョッパ編成と、VVVF改造した4M2T編成の2本に組み替えたり、全電動車6連からVVVFの4M2T編成に改造するなど、京急内で最も変化の激しい車種になったと言えると思います。
 走行音(鋼製未更新車・東洋)[kq1500ta.mp3/763KB]
 最初の4連5本の鋼製車のうち、1501F、1505F、1517Fが東洋製の電機品を装備しています。2001年度から2002年度にかけてこれらの編成は順次更新されましたが、この音は更新前の1501号車で録音しています。なかなか加速の悪い編成なのですが、どうにか95km/hに到達しているものと思います。
 起動時の音は800形と似ている感じですね。歯数比は0.6くらい違うんですが…。高速域は直流モータ車としては結構静かな方ではないでしょうか。ちなみに、東洋車の場合、90km/hをやや超えたあたりで、モータ音が裏返るような部分があります。その後の加速時間がそれなりにあるので、たぶん95km/hに到達しているのだろうと読んでいます。
 録音は生麦→京急新子安間です。
 走行音(鋼製更新車・東洋)[kq1500tb.mp3/751KB]
 上記と同じ鋼製東洋車の、更新後の音です。ドアチャイムが鳴るようになり、同時にドア上には次駅等の案内表示器が設置されました。もともと加速の悪い鋼製東洋車に、更に大形のスカートが取り付けられたため、本当に重い車両になってしまいました。この録音は鶴見市場→京急鶴見間ですが、95km/hなど出せたものではありません。その割には短いファイルになっていますが、ブレーキを目一杯詰めたんでしょうかね。そのブレーキも電制の切れる20〜25km/hを切るとあまり効かないようにも感じますが。
 走行音(アルミ未更新車・東洋)[kq1500tc.mp3/1.41MB]
 こちらはアルミ車体で東洋製の電機品を積んだ車両の走行音です。4連では1521F〜1541Fまで、1600番代では1601F、1625F、1631F、1643F(いずれもM車は6両単位で新造)が東洋製です。この録音をした時期には1601Fの3・4号車に三菱製の1609・1610を組み込み8M編成が組成され、残りの3本は同じ位置にT車を2両組み込んだ6M2T編成が組成されていました。
 この音はそのうちの1601Fでの録音で、後ろには三菱製の1545Fが増結されているので、編成の半分は東洋車、半分は三菱車となっています。加速力は1601Fに関してはいいような悪いような、よく分からない編成です。70秒以上加速しているようなので、たぶん120km/hなのではと思いますが、定かではありません。
 100km/h以上の運転では、東洋車の場合特に、低い音がよく響くようになります。三菱車ではあまり聞こえませんが。
 録音は京急蒲田→京急川崎間です。
 走行音(アルミ未更新車・東洋)[kq1500td.mp3/1.50MB]
 同じくアルミ未更新車で、6M2T編成単独での録音です。全電動車の1601編成と比べるとかなり苦しい加速になる車両です。高速域では低音が響いているのが特徴です。
 録音は京急蒲田→京急川崎間です。
 空転・滑走音(アルミ未更新車・東洋)[kq1500te.mp3/0.97MB]
 東洋車の空転・滑走音です。カーブと勾配のある平和島駅からの加速なので、なかなかよく滑っています。減速時はよく分からないうちに電制が切れてしまってますね。
 録音は平和島→京急蒲田間です。
 走行音(鋼製更新車・三菱)[kq1500ma.mp3/746KB]
 こちらは鋼製車のうち、三菱製の電機品を装備した車両です。1509Fと1513Fが該当します。同じ鋼製車でも東洋車よりも加速力があるように思います。ちなみに、更新前の三菱車には乗ったことがありません。それ以前に、1501F以外は戸袋窓付の時代を見た覚えがなく…。
 音に関しては、東洋車よりもやや「唸る」感じがしますね。それほど気になる違いでもありませんが。高速域では音の裏返る部分がなかったり、低い響きがなかったりするのが東洋車との違いでしょうか。
 録音は生麦→京急新子安間です。
 走行音(アルミ未更新車・三菱4連)[kq1500mb.mp3/739KB]
 こちらは中間2両を1601Fに提供して4連で長く活躍していた1607Fでの録音です。録音した時は何気なく録っていて、加速時間も短いし、フラットも激しいし、と思っていたのですが、実はこの編成、起動加速度ほぼ4.0km/h/sの化け物でした。加速時間はずいぶん短いのにこの所要時間ですから、疑う余地はないでしょう。
 録音は鶴見市場→京急鶴見間です。
 走行音(アルミ未更新車・三菱6M2T編成)[kq1500mc.mp3/1.45MB]
 こちらは標準的(?)な6M2T編成の走行音です。後ろに2000形が増結されているので特性は変化している可能性がありますが、なんでも三菱車の6M2T編成の場合、録音した編成も含め、起動加速度3.5km/h/sの編成もありました。一応公称値では6M2Tで3.3km/h/sとされていますが。
 録音は京急蒲田→京急川崎間です。
 走行音(アルミ未更新車・三菱6連)[kq1500md.mp3/1.44MB]
 未更新界磁チョッパ車の最後には、異色の6両固定編成、1637Fを紹介しましょう。夜の羽田空港発京急久里浜行の特急に時々運用され、このような高速走行が楽しめます。6連の分混雑するのできれいに録るのは難しいのですが、1607Fにはかなわないものの、相当な加速力があるので何度か挑戦したものです。高速域では高い音だけがよく聞こえているのは三菱車の特徴と言えると思います。それにしても約55秒で110km/hというのは相当な加速力です。さすがに2100形にはかないませんが…。
 録音は京急蒲田→京急川崎間です。録音当時は京急蒲田駅1番線に到着後、一度下り本線の品川方に乗客を乗せたまま引き上げ、そして京急蒲田駅2番線(下り本線)に据え付け、京急川崎に向けて直進で出発するという、高架化が完成した現在では考えられないような運用をしていたものです。1番線〜下り本線の短絡線が完成した時点で早々にこんなルートは破棄され、ポイントを渡る運用になってしまいましたが。
 走行音(アルミ更新車・三菱6連)[kq1500me.mp3/733KB]
 こちらは更新車での録音で、6連界磁チョッパ時代の1607編成です。4連時代よりは劣るものの、俊足ぶりは続いています。更新されたとは言っても、音声ファイルにしての違いは、ドアチャイムが追加されたくらいしかありません。
 録音は鶴見市場→京急鶴見間です。
 VVVF車起動音(東洋・登場時)[kq1700ta.ra/32.4KB]
 90年製の8連1本と92・93年製の車両はVVVFインバータ制御となりました。このうち、90年登場当時の1701編成は量産車とは一部音が異なっていました。東急1000系の1C8M車と1C4M車との関係がちょうどこの1701編成と他編成の関係と等しくなっていて、この頃の1701編成の非同期モードの音は途中で休むことなく高くなっていたのですが、量産車ではほんの一瞬ではありますが一定の高さになる部分ができているという違いがあるようです。とは言ってもこの系列では聞き取れないほど一瞬なんですが…。
 大学の友人による提供で、上大岡駅での録音だそうです。
 VVVF車走行音(東洋その1・未更新車)[kq1700tb.mp3/1.36MB]
 この録音は1701編成ですが、録音した頃は既に量産車と同じ音になっています。あるいは他編成よりVVVF装置の音がうるさいという違いはあるかもしれません。起動時や回生失効直後に不思議な音が聞こえてくるものなのですが、この録音はモータ点検蓋にマイクを近づけすぎたか、ほとんどその音は入っていません。
 録音は京急川崎→京急蒲田間です。特急での録音のため、最高110km/hです。また、この編成は大雨による土砂崩れに乗り上げてしまい、残念ながら長期運用離脱中です。先頭車がかなりの破損でもあり、去就が心配されるところです(個人的には甦らせて欲しい編成です)。
 VVVF車走行音(東洋その2・未更新車)[kq1700tc.mp3/1.42MB]
 こちらはVVVF量産車の走行音です。音の違いは特にないと思いますが、上のファイルと違って、ストレートに120km/hまで上げているものと思います。VVVF装置の音は、先頭側ではなく、連結面側で録音した方が入りやすい傾向があります。
 録音は京急蒲田→京急川崎間です。
 VVVF車空転・滑走音(東洋その2・未更新車)[kq1700td.mp3/1.50MB]
 同じく東洋VVVF車で、雪による空転滑走音です。それほど音の変化の多いVVVFではありませんので、ただただ苦しいだけの音になってしまうのが残念なところです。でも、高速域の力行時にもずいぶん空転してますね。6M2Tで比較的粘着条件良さそうなんですがね。
 録音は京急蒲田→京急川崎間です。後には1500形アルミ車を連結しています。
 VVVF車走行音(東洋その2・未更新車車体中央)[kq1700te.mp3/703KB]
 こちらはVVVF量産車の走行音で、VVVF装置付近の車内で録音したものです。三菱車ではこういう楽しみ方はできないのですが、東洋車はなかなか独特な響きになるのが楽しいところです。
 録音は都営地下鉄浅草線本所吾妻橋→浅草間です。
 VVVF車走行音(三菱・未更新車)[kq1700ma.mp3/1.40MB]
 1713編成内の1715-1716号車と1731編成は三菱製のインバータやモータを積んでいます。その他の車両は東洋製インバータですが、東洋車でも1713編成だけは三菱製モータとなっているようです。音のタイプとしては三菱GTOの後期形の一種で、営団9000系の三菱GTO等と同系列ですが、どこか東洋車に近い雰囲気を感じる独特な車両です。京阪に非同期の最後で一定音になる東洋インバータがあるせいでしょうかね…。
 録音は京急蒲田→京急川崎間です。後に2000形4連をつないでいますので、本来の加速力とは少し違っていると思います。
 VVVF車走行音(東洋&三菱mix)[kq1700wa.mp3/584KB]
 1713編成には三菱車と東洋車が混在していて、6〜7号車(1716〜1717)間で2ユニットが隣接していることもあり、2種類の音を聞くことができるわけです。加速時は圧倒的に三菱の非同期モードの音が強いようです。三菱車の非同期が一定の高さになったあたりで東洋車は同期モードに移っているような雰囲気が分かるのではないでしょうか。
 逆に減速時には東洋車の音がかなり強いようですね。
 録音は都営浅草線宝町→東銀座間です。
 VVVF改造車走行音(三菱)[kq15vma.mp3/1.39MB]
 2006年に登場した、VVVF改造車の走行音です。4M2Tの6連にのみ積まれていて、当初は6M2Tと4Mの編成から6Mと4M2Tに組み替える際、4M2T側にのみVVVF改造をしていました。最近では残った6M編成(界磁チョッパ)を更に4M2TのVVVF編成に組み替える動きも出ています。新1000形ステンレス車にも採用される三菱製VVVF装置とも共通化が図られているそうで、音もよく似ています(車体構造のせいか、歯数比の違いによる限流値などの違いか、1500形の方が尖った音がします)。VVVF装置は1C4M×2群で、IGBT(三菱製はIPMと呼ばれる)を使用した2レベルインバータになっています。実際のところ、並行路線を走るE233系の三菱車ともよく似ています。
 録音は京急川崎→八丁畷→鶴見市場間の2区間連続にしています。
 VVVF改造車走行音(東洋)[kq15vta.mp3/1.32MB]
 最初に改造された1649編成にも試験時は搭載されていたそうですが、営業線上では第2弾の登場となった1643編成で初登場となったのが東洋電機製のVVVF車になります。こちらも新1000形ステンレス車とよく似ていますが、やはり音に迫力があります。また、特に1500形では(2100形の改造車もですが)、同期モードになった直後やブレーキの中速域と非同期に入る少し前で、モータが「ファーン」と大きく響きます。
 録音は八丁畷→鶴見市場→京急鶴見間の2区間連続にしています。
・その他の写真
 鋼製車体の車両(1501〜1520)は登場時、このように戸袋窓が設置されているのが特徴でした。この写真は更新入場の直前期の撮影だったようです。なぜか1501は頻繁に見たり乗ったりしていたのに、他の鋼製車編成は更新前に一度も見ていないような・・・。
 2002.4.7 京急川崎駅にて撮影
 こちらは上の1501編成の、更新直後の姿です。当然のことながらきれいな車体になっていますが、床下機器がそれほどきれいでないことから、重検入場時に更新改造を行ったんでしょうかね。撮影は朝のH特急(都営線直通)の増結運用に充当されているところです。
 2002.7.26 能見台駅にて撮影
 こちらは、夕方の運用で、1500形4連を3本併結した快特です。前から1505F、1529F、1533Fの順です。おもしろい列車だったのですが、新1000形が32両体制になった頃から、どうもこの運用は新1000形8連+1500形4連の運用に固定されつつあるようです。4連の方は違うのが来ることもよくありますが・・・。
 2002.6.19 立会川駅にて撮影
 アルミ車体、界磁チョッパ車の1637以下6連です。1600番代の基本は、あくまでこのような6両固定編成だったのですが、増備途上でT車を組み込んでみたり、後に再びT車をぬいてオールM化を目論んでみたりと、結構組成変更が頻繁に行われた模様です。この編成も一時期は6M2T編成になっていたようですが、VVVF車を6連で製造し、そこにT車を提供して1637編成は6連化されたようです。
 アルミ車体の車両も更新工事が開始されており、スカートが装備されてVVVFと界磁チョッパの区別がつかなくなる日が来てしまうのかもしれませんね・・・。
 ちなみに、夕方の撮影で普通61番運用ということなので、この日の夜には羽田空港発京急久里浜行の61H特急に充当されたものと思われます。
 2002.6.6 生麦〜京急新子安間にて撮影
 アルミ車体、VVVFインバータ制御の1713以下8連です(後ろに1529以下4連を増結)。大きなスカートを装備しているのが特徴ではあるのですが、最近は鋼製車体の更新車にも類似した形状のスカートが取り付けられていて、だいぶ判別しにくくなってしまいました。一応スカートの形状は新製時から設置されている車両と、改造で取り付けた車両で微妙に違うようですが・・・(開口部に丸みがあるかどうかという違いがあるみたい)。
 2002.6.1 生麦〜京急新子安間にて撮影
 最初にVVVF改造された、1649以下6連です。これまでは8連以外にT車が入ることはありませんでしたが、VVVF改造車は中間2両をT車とした、4M2T編成を組まれています。初期の改造では、元からT車の車両が中間に入るよう、編成替えなども行われていましたが、途中からは電装解除車が入るようになっています。
 2006.10.7 京急鶴見駅にて撮影
 1711号車のVVVF装置です。東洋製で、いかにも、という形ですね。
 2000.4.30 京急蒲田駅にて撮影
 1731号車のVVVF装置です。見ての通り、東洋製とそっくりです。形だけは合わせたんでしょうね。メーカー名の表記が違うだけなのではないでしょうか。
 2002.3.1 京急蒲田駅にて撮影
 VVVF改造された、1651号車のVVVF装置です。三菱製を搭載しています。IGBTですので、1C4M×2群とは言え、だいぶ小型になったものです。1700番代のGTOインバータとは異なり、山側にパワーユニットがあります。
 2006.10.7 京急鶴見駅にて撮影
 2番目にVVVF改造された1643編成のうち、、1645号車のVVVF装置です。こちらは東洋製を搭載しています。山側にパワーユニットがあることは三菱製と同じですが、フィルタリアクトルとの位置関係が逆になっています。
 2007.12.16 京急鶴見駅にて撮影
 1915号車の東洋製SIVです。1500形の時代はまだSIVが流行する前だったからでしょうか。見慣れない形状です。これは、VVVF化された1643編成の中間に組み込まれた車両になります。
 2007.12.16 京急鶴見駅にて撮影
 1508号車の台車です。鋼製車用ということになりますが、アルミ車も見た目は大きく違わない、はずです。
 2002.4.28 京急鶴見駅にて撮影
 VVVF改造後の1651号車の台車です。特に変わっていないとは思いますが、当然ながら誘導電動機搭載のため、モータの支持方法などは変わったはずです。外観には現れないとは思いますが…。
 2006.10.7 京急鶴見駅にて撮影

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