・営団地下鉄→東京メトロ06系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
06-001以下10連
営団地下鉄時代の06001以下10連
1999.11.10 JR常磐線北柏駅にて撮影
 1992年12月、千代田線の増発用に新造された20m4扉、アルミ車体の車両で、これまでの0系車両を基本としながら、同時に登場した07系とともにIGBTを使用したVVVFインバータ制御を国内で初めて採用したり、運転室の拡大を行った関係で室内の座席配置を従来車と変更するなど、以降の新造車に数々の影響を与えた車両でもあります。
 4M6Tの10連で、各電動車には個別制御のインバータが1両分4台装備され、万一1台のインバータが故障しても定時運転が可能な性能とされているようです。
 1編成のみが製造され、千代田線、常磐緩行線、小田急線で活躍しましたが、16000系の増備途中の2015年に廃車となってしまいました。
 走行音[sub06sa.mp3/1.77MB]
 06系の走行音です。ほぼ同時期に登場した07系は2次車まで登場し、6編成が在籍し、更に転属後に更新工事も受けたのに対し、この06系は結局1本の増備もなされず、16000系への置き換えで短命での廃車となってしまいました。
 インバータ装置は東芝製の3レベルIGBTインバータで、個別制御タイプとなっています。音は震えるような非同期が特徴で、一応3段階に分かれているように聞こえると思います。速すぎて分からないと言うのが実際のところですが…。
 録音は常磐緩行線新松戸→馬橋間です。高速域でノッチオフした後の激しい音は営団のVVVF車に共通するものですね。
 走行音[sub06sb.mp3/2.32MB]
 同じく06系の走行音です。1つ目のファイルよりも駅間の長い区間での録音です。
 録音は常磐緩行線南柏→北小金間です。
 走行音[sub06sc.mp3/3.49MB]
 同じく06系の走行音で、こちらは地下鉄線内での録音です。この録音をした401号車は編成中に4両ある電動車で唯一、コンプレッサがない車両です。この車系の場合コンプレッサはうるさいようなそうでもないような、微妙な音量ですけどね。
 録音は千代田線根津→湯島→新御茶ノ水間です。
・その他の写真
 06101以下10連です。外観についてはフィルムカメラの時代にしか撮っていなくて、イマイチな画質の写真ばかりです。当然ながら、メトロになってからの写真もありません。
 1999.4.20 JR常磐線我孫子駅にて撮影
 06201から101号車方向の室内です。青系のシートあ特徴で、同時期登場の07系と全体的な仕様は同じでしたが、シートの色などでは明確に差を付けていました(一応、路線イメージで分けたらしいですが)。
 2007.10.8 JR常磐線取手駅にて撮影
 06201のVVVFインバータ装置です。非常にシンプルな構成で、中央部がゲート制御装置、左側の3つのパワーユニットがモーター1個分のU、V、W相にあたり、この3つを合わせてモーター1個分、右側も同様で、更に裏側にも同じものがあるので全部合わせて1両分4個のモーターが制御できるようになっています。そう考えると結構大きい…。
 1999.4.20 JR常磐線我孫子駅にて撮影
 06201の台車です。モノリンク式ボルスタレス台車とされるタイプで、この時期の営団車には多数採用されました。
 1999.4.20 JR常磐線我孫子駅にて撮影

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