・東京メトロ10000系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
10123以下7連
行先表示器が3色LEDの10123以下10連
2017.6.3 東急東横線自由が丘駅にて撮影
 2008年の副都心線開業に向け、2006年に登場した有楽町線・副都心線用の車両です。東京メトロに移行してからの初めての新形車両(新設計、という意味であり新車は05系などが既に投入されていました)となります。
 丸みを帯びた全面形状が特徴のアルミ車体の20m4扉車で、いずれも10両編成で登場していますが、初期の編成は8両に短縮しての運転にも対応しています。ラインカラーは従来の有楽町線のゴールド(ほぼ黄色ですが)にブラウンと白が追加されました。7000系の副都心線対応車と同等となります。編成は5M5Tの10両編成で、営団末期に登場した08系や05系などの構成に準じています。VVVFインバータ装置は1C4M×2群が2ユニットと1C4M×1群の1M車が1両で、いずれも2レベルIGBTインバータです。
 最初の投入時は07系の東西線転出用とされ、その後は副都心線開業による所要増への対応や7000系の置き換えなどの目的となっています。2006年から2010年までに10連36本の360両が製造され、2022年4月現在、全360両が有楽町線、副都心線と東急東横線、みなとみらい線、東武東上線、西武池袋線への直通運転に活躍しています。
 走行音[sub10ka.mp3/10.2MB]
 10000系の走行音です。05系最終グループや08系に続く、5M5Tの10連のシリーズではありますが、非同期モードの「ヒュルヒュル」が一定の高さになっているのが上記車種との差分になります。本来はいいことではあるのですが、系列の中にバリエーションもなく、面白みがないんですよね…。と言いつつ、登場時はもう少しはっきりしない非同期モードの音だったようで、そういうバリエーションはある(いや、あった、か)みたいですね。当時乗ってないのでどうにもなりませんが。
 録音は東急東横線多摩川→武蔵小杉→日吉→菊名間です。
 走行音[sub10kb.mp3/10.8MB]
 別編成、別区間での走行音です。
 録音は東急東横線渋谷→中目黒→学芸大学→自由が丘→田園調布間です。
・その他の写真
 トップナンバーである10101以下10連です。時には8連化されることもある編成です。個人的には、この正面の「10101」の並びが結構好きだったりします。行先表示器などはフルカラーLEDに交換された後の撮影となります。初期の編成にのみ、正面の車号の下にゴールドの細帯が入っています。
 2018.8.13 有楽町線新木場駅にて撮影
 10115以下10連です。既に正面のゴールドの細帯は省略されたグループとなります。行先表示器もフルカラーLEDに交換後の撮影です。
 2021.7.16 東急東横線祐天寺駅にて撮影
 10805から10005号車方向の室内です。床、座席の色とも有楽町線のラインカラーの近似色となっているのが特徴です。袖仕切の形状も、先頭形状のイメージに近づけているのか、丸いですね。
 2018.8.13 有楽町線新木場駅にて撮影
 10530の三菱製VVVF装置です。営団末期〜メトロ初期の標準的な装置ですね。1C4M分の装置となります。2両ユニットの場合は同様の装置が両方の側面から見えます。工場公開の時の撮影なので、これでもかと言うくらい正面からの撮影ができています。
 2016.11.20 千代田線綾瀬工場にて撮影(一般公開時)
 10819の三菱製VVVF装置です。こちらは2両ユニットの電動車のバージョンです。パワーユニットの脇の器具箱の大きさが違う(1M車の場合は制御部が裏にあるだけなのですが)ところが特徴となります。
 2017.6.3 東急東横線自由が丘駅にて撮影
 10330のSIVです。東芝製でINV154-E0となるようです。
 2016.11.20 千代田線綾瀬工場にて撮影(一般公開時)
 10933の台車です。ボルスタレス台車をやめたのも大きな特徴です。
 2017.6.3 東急東横線自由が丘駅にて撮影

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