・東京メトロ13000系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
13003以下7連
13003以下7連
2017.6.11 日比谷線南千住駅にて撮影
 日比谷線へのホームドア導入に備え、従来の18m3扉車の8両編成から20m4扉車の7両編成とすることを目的に、2016年度から導入が開始されました。他線区に導入済みの10000番代の系列と同様にアルミ車体で、従来の03系と同様にグレーのラインカラーですが、アクセントに紺色のラインが追加され、車端上部では紺色のラインを太くしたところに車椅子スペースの表示などを組み込んでいるのが特徴です。
 日比谷線は特に急曲線が多いこともあり銀座線1000系と同様に片軸操舵台車となりました。主回路システムは1000系や16000系などに続くPMSM駆動システムで、固定車軸(各台車の車端側の軸)全てにモータを組み込む構成としたことでMT比は1:1となっています。制御装置は当初はIGBTによる2レベルインバータを使用していましたが、増備途中からSiC適用MOSFETによる2レベルインバータに変更されました。
 本系列の導入に当たり、乗り入れ先となる東武鉄道の20000系列も同時期に置き換えを実施することが当初から計画されており、東武側では70000系として、13000系と共通仕様の車両が導入されました。
 2016年から2020年にかけて7連44編成(03系は42本だったので2本の増強)が導入され、日比谷線と東武伊勢崎線・日光線(北千住〜南栗橋間)で運用されています。東急東横線との直通運転は13000系導入前に終了していますが、全般検査等の担当が東急田園都市線沿線の鷺沼工場であるため、東急線内を走行するための設備も当初から装備されています(回送時のみ使用)。
 走行音(前期車)[sub13k1a.mp3/4.48MB]
 13000系前期車、第1編成の走行音です。16000系の後期車(三菱IGBT+PMSM)と同じようです。
 録音は日比谷線上野→入谷→三ノ輪間です。通常営業運転に入る前にあった、お披露目運転の時の録音です。基本的に混んでいたし、奇跡的にこの辺りだけ聞ける音になったかな、という感じでした。
 走行音(前期車)[sub13k1b.mp3/10.5MB]
 同じく前期車の走行音で、東武線内での録音です。デビュー後間もなくは、ブレーキが本当にうるさかったのですが、この録音の頃には気にならない程度に改善されていたようです。
 録音は東武日光線南栗橋→幸手→杉戸高野台→東武動物公園間です。
 走行音(前期車)[sub13k1c.mp3/7.14MB]
 同じく前期車の走行音です。この録音をした頃はブレーキが本当にうるさかったです。馴染んでなかった、という面もあるかもしれませんがそれだけではなさそうな。まぁ、台車内に空気ブレーキをほとんどかけないM軸と、優先的にかける(と言っても回生ブレーキでブレーキ力足りてればかけないけど)T軸が混ざっている時点でこうなる可能性はあるわけで、モーター音重視派としては嫌いな機器構成です。
 録音は東武日光線南栗橋→幸手→杉戸高野台間です。
 走行音(後期車)[sub13k2a.mp3/10.5MB]
 後期車の走行音です。22編成以降が該当しており、SiC適用MOSFETによる2レベルインバータ(つまりフルSiCのインバータ)に変更されました。非同期モードの音も変わっているのですが、元からはっきりしない音なので違いがあまりに分かりにくすぎるな、と…。17000系や18000系にも同じ装置が増殖していくわけですが、全くもって面白みがないですね。
 録音は日比谷線小伝馬町→秋葉原→仲御徒町→上野→入谷→三ノ輪→南千住間です。
 走行音(後期車)[sub13k2b.mp3/14.4MB]
 同じく後期車の走行音で、東武線内での録音です。あまり速度の出る区間ではないです。
 録音は東武伊勢崎線せんげん台→武里→一ノ割→春日部→北春日部→姫宮→東武動物公園間です。
 走行音(後期車)[sub13k2c.mp3/10.2MB]
 同じく後期車の走行音で、東武線内の速度の出る区間での録音です。
 録音は東武日光線南栗橋→幸手→杉戸高野台→東武動物公園間です。
・その他の写真
 13009以下7連です。こちらも初期車で、行先が東武動物公園とだいぶ長い駅名になっています。それだけ、と言えばそれだけの写真ですね…。
 2019.3.24 日比谷線南千住駅にて撮影
 後期車となる13122以下7連です。外観はたぶん大きくは変わっていないと思いますが、下回りの差分が大きくなっています。
 2019.3.24 日比谷線南千住駅にて撮影
 同じく後期車の13024以下7連です。夕陽を受けていい色に写ってますね。
 2019.3.24 日比谷線南千住駅にて撮影
 13213から13113号車方向の室内です。最近の東京メトロの車両の意匠が色濃く反映された室内ですね。
 2017.11.25 東武日光線南栗橋駅にて撮影
 13236から13136号車方向の室内です。後期車の車内ですが、特に違いはないと思われます。
 2020.3.24 東武日光線南栗橋駅にて撮影
 13401のVVVF装置です。三菱製で、編成中央の4号車はモーター6台分の制御器になっています。2in1の構成で、2群のパワーユニットが2台、こちらの側面では見えています。確か反対側にもう1台だったはずです。
 2016.12.25 日比谷線南千住駅にて撮影
 13601のVVVF装置です。三菱製で、こちらはモータ2台分の制御器になります。反対の側面にもう2台分の制御器が見えます。
 2016.12.25 日比谷線南千住駅にて撮影
 13403のVVVF装置で、こちらは4号車の反対側面の写真です。2群分の制御器になります。
 2017.6.11 日比谷線南千住駅にて撮影
 13422のVVVF装置で、後期車に搭載のフルSiC仕様の装置です。前期車と編成構成は同じなので4号車の一方の側面はこのようにパワーユニットが2個見えます。
 2019.3.24 日比谷線南千住駅にて撮影
 13224のVVVF装置で、後期車のフルSiC仕様の、4個制御用(片側につき2in1の装置1つ)になります。フルSiCの装置らしく、シンプルな形状で小さなパワーユニットが特徴です。
 2019.3.24 日比谷線南千住駅にて撮影
 13424のVVVF装置で、後期車の6群用制御器のうち、2群分のパワーユニットが見える側面になります。
 2019.3.24 日比谷線南千住駅にて撮影
 13303のSIVです。三菱製で、VVVF装置とよく似た雰囲気の装置になっています。後期車もSIVは特に変化がないようです。
 2017.6.11 日比谷線南千住駅にて撮影
 13401の台車です。10000系でボルスタレス台車をやめてから、既に標準になった感がありますね。
 2016.12.25 日比谷線南千住駅にて撮影

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