・TX-1000系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
TX-1609以下6連
TX-1609以下6連
2005.10.1 流山おおたかの森駅にて撮影
 2005年8月の全線開業に備え、2003年に製作が開始され、開業までに様々な試験を実施していました。最高速度は130km/h(ただし自動運転のため実際には125km/hくらい)で、このTX-1000系は直流専用車のため秋葉原〜守谷間での運転となります。
 制御方式は2レベルIGBTを使用したVVVFインバータ制御で、各電動車に搭載した制御器2台で1両分4個のモータを駆動し、編成は3M3Tとなっています。将来はM車とT車を各1両増結することで8両編成化が可能な構造としているそうです。
 車体はアルミ製の無塗装車体であり、母体となった営団地下鉄や西武鉄道の車両構造に影響されたものと思われます。
 2005年1月までに6連13本が製造されました。
 走行音[tx1000a.rm/710KB]
 TX-1000系の走行音です。東芝製の2レベルIGBTであるため、東京メトロ9000系(16番以降)、阪神9300系、西鉄7000系、JR九州885系、817系などと同系統の音がします。このタイプの非同期モードの終わりにありそうな、かなり激しい唸りは、この車両の場合、だいぶおとなしいものになっているようです。そのせいか、速すぎてよくわからないメトロ9000系と酷似しているように感じてしまいます。
 つくばエクスプレスでは純電気ブレーキを使用しているため、上記の各形式と比べると減速時の非同期モードが停車時まで聞こえてきます。運転台の電流計を覗いた結果、停車の瞬間まで電流が流れていたので、きちんと電気停止ブレーキとして機能しているものと思います。
 中速域以上の音は、歯数比や継手の種類が一致する、JR東海373系や313系とそっくりな雰囲気です。
 録音は柏の葉キャンパス→流山おおたかの森間です。ここは各駅停車でも130km/h近い速度を出す区間です。そのうえ、かなりの確率で高速すれ違いが発生し、このファイルにあるように、あっという間にすれ違ってしまいます。相対速度200km/h以上で双方とも編成長が120mしかないのだから当然ではありますが…。
・その他の写真
 開業時には2種類のヘッドマークが用意されたようで、この写真は、そのうちの1枚です。もっとも、これを付けて走っている時というのは撮影してないんですが…
 2005.11.5 つくばエクスプレス総合基地にて撮影(一般公開時)
 こちらは量産先行車的な位置付けのTX-1101以下6連です。製造後間もない時期で、試運転も開始前であったことから、非常にきれいな状態です。架線がないためパンタも上げられない場所ではありますが…。
 2003.4.29 つくばエクスプレス総合基地にて撮影(一般公開時)
 TX-1502号車からTX-1602号車にかけての室内です。このとおり、片持ち式のロングシートとなっており、背もたれの高さはそれなりにあります。とは言っても、座面はあまり厚みがなく、それほど座り心地がいいとは思えませんが…。
 2005.8.25 流山おおたかの森駅にて撮影
 TX-1401号車の海側のVVVF装置です。こちらは第1群用となっているようです。たぶん台車単位の制御だと思いますが、これでどちらの台車を制御しているのかはわかりません。もっとも、第1車両がつくば方だから、第1群はつくば寄りの台車を制御するんでしょうけど。
 2003.4.29 つくばエクスプレス総合基地にて撮影(一般公開時)
 TX-1407号車の山側VVVF装置です。第2群用のVVVF装置で、メーカー名や機器名称のプレートが見えます。。
 2004.9.20 JR常磐線藤代駅にて撮影(甲種輸送時)
 TX-1201号車の海側のVVVF装置です。やや斜めから見ると、このように、横幅が一杯になっている様子がわかります。奥側にはフィルタリアクトルも見えますが、これもやはり幅を目一杯使っているようです。
 2003.4.29 つくばエクスプレス総合基地にて撮影(一般公開時)
 TX-1407号車のSIVです。山側に見えます。このSIVも東芝製ですので、TX-1000系には東芝製の電装品が相当数積まれていることになります。
 2004.9.20 JR常磐線藤代駅にて撮影(甲種輸送時)
 TX-1201の台車で、動力台車です。
 2003.4.29 つくばエクスプレス総合基地にて撮影(一般公開時)
 TX-1101の台車で、こちらは付随台車です。先頭側の台車でもあり、左にはトランスポンダの車上子、右側にはATCの受電器が見えます。
 2003.4.29 つくばエクスプレス総合基地にて撮影(一般公開時)

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