・413系

クハ412-10以下3連  1986(昭和61)年、北陸本線のローカル輸送改善のために登場した車両です。当時の国鉄の財政事情により、余剰となった急行形電車の機器を流用し、417系と同等の車体とした更新改造の名目で製造されました。
 3連11編成が在籍していますが、このうち2編成はクハ412形の代わりにクハ455形が組み込まれ、またMc-M'の1ユニットだけは473系からの改造でこちらは100番代を名乗っています。しかし、ほとんどの編成は413系への改造時にMT54形モータに換装している上、未改造だった車両も後に換装され、現在ではその差は全くなくなっていると言えます。現在でも全編成が在籍し、金沢総合車両所に配置されています。
2000.9.6 北陸本線新疋田駅にて撮影
 モハ412-10走行音[412-10.ra/348KB] 直接再生
 413系の走行音です。近郊形車両に改造はされたものの、足回りは急行形時代とほぼ同じであり、歯数比も当然そのままであることから457系などと全くと言っていいくらい同じ響きが伝わってきます。乗った車両に関しては471系からの改造車でもあり、もしモーターが元のMT46系列だったら・・・、と思わずにはいられませんが、同じ金沢に配置されている471系までもMT54に換装されている状況を考えたら無理な話ですね。
 録音は湖西線近江中荘→マキノ間です。
前のページに戻る