・403/423/415系

貴重な原形ライトが目立つクハ401-83以下7連  昭和36年の常磐線取手〜勝田、山陽本線小郡〜幡生間、鹿児島本線門司港(?)〜久留米間の電化開業のため昭和35年に常磐線用に401系、北九州地区用に421系が試作されました。
 これらの系列はいずれも出力100kwのMT46系の主電動機を使用しているため、昭和40年に423系が、昭和41年に403系がMT54を装備した出力増強車として登場しました。その後、昭和46年には50/60Hz共用とした415系が、53年にはシートピッチ拡大形の100番代が、57年にはロングシート車の500番代が、59年には車端部ロングのセミクロス車(セミロングと言われる)700番代が(中間車のみ新製)、61年には211系に準じたステンレス車体の1500番代が、そして1991年には最終増備車である二階建て試作車クハ415-1901を含む編成が登場しました。
1997.9.7 水戸駅にて撮影
 モハ403-19走行音[403-19.ra/346KB] 直接再生
 こちらはモハ403-19の偶数側の台車付近で録った走行音です。標準的なMT54の音だと言えばそう言いきれないことはないのですが、低速域で、ちょうど直並列切換が行われる付近での音は妙に高い音が目立ち、急行形電車に近い雰囲気も持っています。高速域ではMT46の響きと似たような成分も比較的はっきり聞こえているのが特徴でしょうか。そうは言ってもMT46的な音はどうやらほとんどの車両に混ざっているようなんですが・・・。
 録音は常磐線天王台→我孫子間です。
 モハ415-1524走行音(MT46の響き)[415-1524.ra/344KB] 直接再生
 MT46の響きをたてる車両の代表としてモハ415-1524の走行音をここに掲載します。この1524番のユニットからは205系や211系の後期車と同様に床にあるはずの主電動機点検蓋が廃止されているのが特徴です。415系においてはこれが騒音防止に効果を発揮するようなことは残念ながらありませんが・・・。それにしても高速域の音の響きはこのタイプの方が圧倒的にいい雰囲気だと思うのですがいかがなものでしょうか?
 録音は常磐線荒川沖→ひたち野うしく間です。
 もっとたくさんの415系列の車両の音を聞きたい方は別館資料編をご覧下さい。
・その他の415系列の姿
 クハ411-619以下7連とクハ411-320以下4連の計11両編成の写真です。先頭車の600というのは、ロングシート車500番代グループの偶数向き先頭車という意味で、以下500番代のモハが2両と、サハ、そして100番代か700番代のモハユニット、最後に500番代のクハが続くというのが基本的な7両編成の構成です。後ろの4連は415系0番代なわけですが、当初はクハ401をクハ411-0番代に、クハ421をクハ411-100番代に改番するという計画もあったらしく、また、クハ421形が100番を越えていたため415系0番代と組むクハは300番代とされましたが、結局この改番は実現しなかったため、クハ411-0番代は欠番、100、200番代はシートピッチ拡大車の製造時に使用されるという結果になりました。
 2000.2.11 常磐線取手〜藤代間にて撮影
 こちらは九州で活躍するクハ411-336以下4連です。これも415系0番代車で、モハユニットは18番が組まれています。このように九州の415系は幕板部にも青帯が巻かれているのが特徴となっています。また、この編成はリニューアル工事の施された編成で、側窓の一部固定1段窓化、車内のオールロングシート化、化粧板や床の張り替えなどのリフレッシュ工事が施されています。
 1999.3.8 鹿児島本線南福岡駅にて撮影
 こちらはステンレス製の415系1500番代を先頭とした編成で、クハ411-1629以下4連+クハ401-51以下4連+クハ401-58以下4連の計12両編成です。中程の4両は403系の第1編成として落成したクハ401-51と、鋼製車では最終グループのモハユニットの707番、最後はサハからの415系唯一の先頭車か改造車クハ411-701と続いています。後ろの4両はモハユニットが720番、両端のクハは401-57、58であり、いずれも403系初期車と共に製造されたものということになります。いずれもクハ401は車体更新を受けているので仮に700番代を延命させない場合、編成としての寿命はほぼ一致するものと思われます。
 2000.2.11 常磐線取手〜藤代間にて撮影
 こちらは九州で活躍するクハ411-1614以下4連です。青帯が常磐線と比べると水色に近いのが特徴です。JRマークも常磐線用の白に対して九州用ではコーポレートカラーの赤を使っているのも目立つところです。この写真では屋上にベンチレータも残っているわけですが、現在では九州の415系は全て撤去されたとも聞いています。列車番号表示器が字幕式である点と併せ、実は1500番代としての原形を写した貴重なものだったのかも、などと一人で思ったりもしています。
 1999.3.4 鹿児島本線熊本駅にて撮影
 こちらは誰が見ても215系のための2階建て普通車の試作車である、クハ415-1901以下12両編成の写真です。後ろの4両はクハ411-101他の4連です。某社から出版されている編成表では4両目のサハ411-1601にトイレが設置されていることになっていますが、あれは大ウソです。現実的にはあの位置にトイレがないのはかなり不親切なんですがね。そもそも登場時に長距離着席通勤ができるように、等と言っていたわけで、元々長距離客向けなのにトイレが8両も向こうまで歩かなければ行けないなんて、そもそもおかしいんですよね。サハ411-1601なんて車両を造らずにクハ411-1635(もちろんそんな車両はありません)を入れてくれればよかったのに・・・。と言う以前に、8両編成のうちの1両だけ2階建て車で、他の車両は全てロングシート車ということも何か間違っているように思えてならないわけですが・・・。
 2000.6.23 常磐線藤代駅にて撮影


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