・キハ31形(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
キハ31 22+キハ40 2099
キハ31 22+キハ40 2099
2003.1.1 日豊本線佐土原駅にて撮影
 1987年、JR九州への継承を前提として製造された一般形気動車で、ワンマン運転を考慮した17m級車両で、ステンレス車体、転換クロスシート装備となっています。
 エンジンは直噴式のDMF13HS形が1台搭載され、国鉄の標準形と比べると若干の出力向上が行われています。変速機は廃車発生品が再利用され、他にも座席を新幹線0系から流用するなど、コスト削減の努力が払われています。
 87年に20両と、JR化後の88年にも3両が製造され、2004年に1両がくま川鉄道に売却、JR在籍車は筑豊篠栗鉄道事業部と熊本鉄道事業部に配置され、筑豊本線、日田彦山線、豊肥本線、肥薩線、三角線などで運用されている模様です。
 走行音[dc31a.rm/895KB]
 キハ31形の走行音です。エンジンは低くうなりつつ、軽くエアー音(過給器から?)が聞こえ、国鉄形を流用した変速機からはギア音のような音だけが聞こえてきます。全体的に、あまり迫力はないように思います。
 録音は日豊本線宮崎神宮→蓮ヶ池間です。宮崎地区でのキハ31の運用は短期間のものだったようで、この区間での録音は貴重かもしれませんね。
・その他の写真
 キハ31 22の室内(奥側はキハ40 2099)です。もともとは転換クロスシートが並ぶ室内でしたが、オールロングシート車や、この写真のようなロングシート主体の室内に改造された車両が多くなっています。キハ200やキハ220等と用途を明確に区別した、ということなんでしょうかね。
 2003.1.1 日豊本線佐土原駅にて撮影
 キハ31 22のエンジンです。まさにDMF13HSの形状ですね。国鉄末期のエンジン共通の形状と言えます。
 2003.1.1 日豊本線佐土原駅にて撮影

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