・313系3次車(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
クモハ313-5007以下6連
クモハ313-5007以下6連
2007.3.3 東海道本線尾張一宮駅にて撮影
 2006年度、113系などの本格的な置換えのため、久々に313系が増備されました。東海道線の快速向けの6両固定編成5000番代を皮切りに、各種、新区分番代が登場しています。
 主回路システムは1・2次車を踏襲しており、大きな変更は行われていないようですが、今回の増備車では多くの区分番代で、ブレーキチョッパ装置及び発電ブレーキ用抵抗器が装備されています(1100、1600、2500番代以外の全て)。外観上は、フルカラーLEDの種別表示器や白色LEDの行先表示器採用が目立ち、また、5000番代車では車体間ダンパが取り付けられています。
 上記6両固定編成の他、中央線向けとして4連の1100番代、3連の1600番代とパンタ2機装備の1700番代、静岡向けのワンマン車3100番代、静岡向けのロングシート車で3連の2500番代、2600番代、2連の2300番代、パンタ2機装備の2350番代があり、在来車+100番とされたものが多いようです。
 5000番代走行音[313-5ka.rm/691KB]
 転換クロス装備車で6連に組まれている、5000番代車の走行音です。この車両の登場により、名古屋周辺の東海道線快速系列車はかなりの確率で6連以上の編成が組まれるようになりました。0番代と比較すると、ドア直近のクロスシートも転換クロスとされたため、強制的にボックスシートにされる箇所はなくなったものの、代りに、従来は広々としていたドア脇のスペースが、かなり狭くなってしまいました。
 走行音は、従来の313系とほとんど同じなのですが、非同期モードが終わる直前で、一応非同期モードの成分とは思われますが、高く上昇していく音が聞こえてくるのが特徴です。このファイルでは、若干おとなしい鳴り方のようにも感じます。0番代で聞こえたような、減速時の滑走しているかのような音は聞こえてこないようです。
 録音は東海道本線穂積→西岐阜間です。鉄橋の通過中にノッチオフしていたようで、はっきりとした加速時間は分かりませんが、60秒弱で終わっていたと思われ、120km/hには絶対到達していません。
 5000番代走行音[313-5kb.rm/677KB]
 こちらも5000番代の走行音です。車号は5300代ですが、これは、米原方から2両目に組成され、補助電源一体のVVVF装置を装備する号車であるためです(モハ313-5000代は4両目で補助電源なし)。
 個体差のレベルだとは思いますが、こちらの方が非同期モードの終わりに聞こえる音が、はっきりしていると思います。また、同じ区間ですが、70秒近い加速時間であり、120km/h運転をしていたと思われます。
 録音は東海道本線穂積→西岐阜間です。
・その他の写真
 静岡地区のロングシート車である、クモハ313-2511以下3連+2605以下3連です。窓割りが、ボックスシート車と同様になっているようです。
 6連とは言ってもこの角度では後の編成は見えませんね(笑)
 2007.10.6 東海道本線金谷〜菊川間(東峰踏切)にて撮影
 クモハ313-5004のVVVF装置です。東芝製と思われるタイプで、パワーユニット内部が縦長のブロック3つに分割されているのがわかります。また、内部はかなり白く見えます。さらに、在来車との違いとして、在来車では縦長のブロックの途中に段差のようなものが見えましたが、3次車では平らに見えます。
 2007.3.3 東海道本線尾張一宮駅にて撮影
 モハ313-5011のVVVF装置で、SIVを搭載しない電動車であるため、パワーユニットが2個となります。この車両もやはり東芝製のVVVF装置のようです。
 2007.3.3 東海道本線尾張一宮駅にて撮影
 クモハ313-5004の台車です。ボルスタレス台車の中でも、205系や211系からの流れを色濃く反映しているように思えます。ヨーダンパが取り付けられた以外の変化点がないのでは?とさえ思えてしまいます。
 2007.3.3 東海道本線尾張一宮駅にて撮影


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