・651系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
クハ651-101以下11連
「スーパーひたち11号」のクハ651-101以下4連+クハ651-9以下7連
2004.9.20 常磐線取手〜藤代間(手前土堤踏切付近)にて撮影
 1989年3月、常磐線の特急「ひたち」に使用されていた483系及び485系を置換える目的で、「スーパーひたち」として営業運転を開始しました。「タキシードボディー」と呼ばれた白の車体が特徴で、先頭のボンネット形状は151系からの流れを受け継いだとされ、形式の「651」も151+500の意味が含まれているとされています。
 制御方式は直流区間では界磁添加励磁制御、交流区間ではサイリスタ全ブリッジ回路による位相制御がなされています。これにより、交流区間も含めて回生ブレーキが使用されます。台車は205系や211系用をベースとしたボルスタレス台車にヨーダンパが付加されています。
 編成は4M3Tの基本編成7両と、2M2Tの付属編成4両とがあり、需要に応じて4、7、11連の3種の編成や、途中駅での増解結などが行われています。
 1991年までに7連、4連各9本が製造され、「スーパーひたち」「フレッシュひたち」を中心に運用されています。
 走行音(外扇形、交流区間)[651gaa.rm/924KB]
 交流区間の走行音は、加速時や減速時、常に「ブーン」という低い唸りが聞こえるのが特徴です。歯数比が高速運転向けの設定のため、起動時のモータの唸りは非常に重々しくなります。また、外扇形のMT61装備車のため、高速域では103系後期車や201系などのような甲高い音も、やや弱いながらも聞こえてきます(回転数がそれほど高くならないためおとなしいですが)。
 なお、このファイルは、高速運転はしていますが、どうも回生ブレーキがやや高い速度で失効してしまったようです。
 録音は「フレッシュひたち63号」佐貫→牛久間です。120km/h以上出ているとは思いますが、加速力があまりないですから、時間かかりますね。E531系より所要時間が長いような…
 ちなみに、「フレッシュひたち」は本来E653系充当列車に付く名前ですが、651系で運転する列車があります。これは、時刻表にグリーン車のマークがあるかどうかで区別できます(グリーン車付が651系)。
 走行音(外扇形、交流区間)[651gab.rm/1.09MB]
 同じく交流区間の、外扇形MT61モータ装備車の走行音です。交交セクションのある区間のため、ややトップスピードが低めです。回生ブレーキの効いた速度域が、上のファイルより長く感じますが、気のせいでしょうかね。制御器のカム軸の動作音の聞こえるタイミングが違うだけなんでしょうか…。
 録音は「フレッシュひたち63号」牛久→荒川沖間です。
 加速音など(外扇形、直流区間)[651gda.rm/1.37MB]
 直流区間での、外扇形MT61モータ装備車の走行音です。直流区間のため、「ブーン」という低い唸りが聞こえません。
 録音は「フレッシュひたち63号」の我孫子発車時から、取手通過後までです。
 我孫子発車の加速の後、天王台通過後まで惰行のため、上り勾配などで徐々に速度が落ちます。一度再加速をして、3分20秒〜3分55秒付近で利根川橋梁を通過、続いて取手駅を通過する際、駅の先にあるカーブに向けてブレーキをかけます。S字カーブを通過後の直線区間で、5分0秒付近から、再度目一杯の加速をし、ノッチオフしたあたりまでをこのファイルに収めています。この先は間もなく直→交の切替をして、藤代駅なのですが、運悪く車内改札が来てしまいましたので、ここまでとしています。
 走行音(内扇形、交流区間)[651naa.rm/844KB]
 こちらは交流区間の、内扇形MT61モータ装備車の走行音です。交流区間ですので、やはり「ブーン」という低い唸りが聞こえてきます。起動時は重々しい響きですが、中速域からは軽そうな、やや高めの音が強くなります。高速域では低めの唸りも出てきますが、全般的に静かです。ノッチオフすると低めの成分だけが残るようですね。
 録音は「スーパーひたち58号」常陸多賀→大甕間です。それほど長い区間ではありませんが、120km/h以上の速度が出ています。
・その他の写真
 こちらは「フレッシュひたち13号」で、クハ651-101以下4連+クハ651-4以下7連の11両編成です。トップ写真と同じK201編成になってしまったのは偶然です。
 2004.3.6 常磐線取手〜藤代間にて撮影
 モハ650-1の室内です。リニューアル工事完了後の室内になります。クッションが厚くなるなどの改善がされたシートではあるのですが、個人的にはこの座席、腰のあたりがしっくり来なくて好みに合わないんですよね…。
 2002.10.26 常磐線勝田駅にて撮影

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