・E231系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
クハE230-27以下10連と82以下10連(通勤タイプ)
通勤タイプの初期車(左:クハE230-27以下10連)と最終増備車(右:クハE230-82以下10連)
2008.4.9 総武本線平井駅にて撮影
 2000年春、1年にわたって209系950番代(現E231系900番代)で試験を重ねた成果として通勤形、近郊形両タイプのE231系が落成しました。車体や電装品はほぼ209系950番代に準じたものとなったものの、新タイプの熱線吸収ガラスが採用され、以前のスモーク系のガラスではなく、青みがかったものになったのが特徴です。
 足回りは通勤形では952番ユニットに採用された三菱製3レベルインバータ、近郊形には951番の日立製2レベルインバータが用いられることとなりました。モーターはMT73形が引き続き搭載され、歯数比7.07でありながら120km/h運転が可能とされています。編成はMT比2:3の構成が基本ですが、地下鉄乗入の800番代では6M4T、11連を組む500番代では6M5T組成とされています。
 2000〜2001年と2002年、2006年に総武中央緩行線用として0番代10連46編成が三鷹に(登場時は習志野にも配置あり)、2001〜2004年に常磐快速線用として0番代10連17本と5連19本が松戸に、2002〜2005年に山手線用として500番代11連52本が山手(現:東京総合車両センター)に、2003年に東西線直通用として800番代10連7本が三鷹に、2000〜2003年と2006〜2007年に宇都宮・高崎線と湘南新宿ライン(宇都宮線〜横須賀線系統)用として1000番代10連49本と5連35本が小山に、2004〜2006年に東海道線と湘南新宿ライン(東海道線〜高崎線系統)用として10連42本と5連34本が国府津に、それぞれ配置されています。
 室内は基本的にロングシートで、近郊タイプの1000番代シリーズの一部車両のみ、セミクロスシートとなりました。また、近郊タイプには、国府津車の製造当初からと、小山車には2004年からグリーン車の組込が行われました。配置区所による違いとして、車内の案内表示器があり、三鷹車と小山車のほとんどは1段表示のLED式(209系と同じ)、松戸車と国府津車は2段表示のLED式で運行情報表示機能付、山手車は液晶ディスプレイ付となっています。
 2015年春の上野東京ライン開業に伴い、山手線から500番代1編成が三鷹に(後に1本追加)、三鷹からは0番代10連2本を松戸に転属するなどの動きが出ています。また、VVVF装置やSIVなどの更新工事が開始されています。
 0番代走行音(三鷹車)[E231-0a.mp3/1.56MB]
 習志野電車区と三鷹電車区に配置され(現在は三鷹車両センターに集約)、総武・中央緩行線で活躍する通勤タイプの走行音です。通勤タイプでは、209系からの流れを汲む3レベルインバータが採用され、2レベルインバータの日立車と比べると、ややVVVF音が小さいようにも感じられます。
 209系952番ユニット(現在はE231系902番)とほぼ同様なのですが、やや非同期モードが短くなったようで、その分同期モードの始まりが低速側に移り、より低い周波数の音から立ち上がるためでしょうか、爆音が大きくなってしまいました。
 録音は中央緩行線大久保→東中野間です。
 0番代走行音(三鷹車)[E231-0b.mp3/1.60MB]
 同じく0番代三鷹車の走行音です。上のファイルよりも高速運転をしていて、高速域でのMT73特有の低音がよくわかります。起動時は上のファイルもそうですが、非同期モードの間のモータの唸り方が比較的大きく聞こえてきます。常磐線用も含め0番代にはそういう車両が多いようにも感じられます。
 録音は中央緩行線荻窪→阿佐ヶ谷間です。
 0番代走行音(三鷹車)[E231-0a.mp3/3.96MB]
 同じく0番代三鷹車の走行音です。こちらは非同期モード中のモータ音が割とおとなしいですが、代わりに加速途中で何度か共振しているような音が聞こえてくる特徴がありました。また、この路線らしからぬ高速運転です。
 録音は中央緩行線荻窪→西荻窪→吉祥寺間です。
 0番代走行音(松戸車)[E2310ja.mp3/2.52MB]
 松戸電車区(現:松戸車両センター)に配置され、常磐快速線で運用される車両の走行音です。VVVF音は三鷹車と同じですが、ドアエンジンがリニア駆動式とされており、開閉時に大きな衝撃音が鳴るのが特徴です。
 起動時の非同期モード中のモータの唸りはそれほど大きくありませんが、高速域ではMT73特有の低音と同時に、甲高い通風音のようなものもMT73車にしては強く聞こえてくる感覚です。
 録音は常磐快速線我孫子→天王台間です。
 0番代走行音(松戸車)[E2310jb.mp3/7.38MB]
 同じく0番代松戸車で、高速運転の区間での録音です。一つ上のファイルと同様に、高速域では低音の他に甲高い音も割と聞こえてきているようです。
 録音は常磐快速線松戸→北千住間です。高速運転の区間と曲線制限とが短い間隔で繰り返されるため、聞き飽きない区間です。
 0番代走行音(松戸車)[E2310jc.mp3/2.57MB]
 同じく0番代松戸車の走行音です。非同期モード中のモータの唸りが大きめの車両になります。中速域の加減速では「ギュルギュル」という系統の異音が混ざっているようですね。
 録音は常磐快速線天王台→我孫子間です。
 0番代走行音(松戸車)[E2310jd.mp3/9.86MB]
 同じく0番代松戸車の走行音です。非同期モード中のモータの唸りがかなり大きい車両です。高速域では低音とともに甲高い通風音のような音も、速度域によってははっきり聞こえてくるようです。
 録音は常磐快速線松戸→北千住→南千住間です。
 0番代走行音(松戸車、空転滑走)[E2310je.mp3/6.75MB]
 同じく0番代松戸車ですが、空転滑走のあった時の走行音です。近郊タイプのような非同期モードの長さがないため、空転滑走しても音の変化が小さい場合が多いのですが、この時に関してはかなり不安定になっていました。
 録音は常磐快速線柏→我孫子→天王台間です。特に我孫子到着時と発車時の空転滑走が激しいです。
 500番代走行音[E2315a.mp3/1.53MB]
 山手線用500番代車の走行音です。M車比率が高く、加速度も高く設定されているため、総武線や常磐線仕様よりも音の上がり方が速いのが特徴です。また、純電気ブレーキ(逆相ブレーキ省略のタイプのように感じますが)採用により、停車直前まで非同期モードの音が聞こえてきます。
 録音は山手線新橋→浜松町間です。
 500番代走行音(三菱モータ)[E2315b.mp3/7.76MB]
 500番代の内、502編成の各電動車は、非同期モード中のモータの唸りが特に大きい特徴があります。加速時は非同期モードが短すぎて目立たないのですが、特に減速時は、非同期モードに入ってから「逆唸り」が2回、はっきりと聞こえてきます。隣のホームにいたりしてもこの編成の入線は音だけで判別できてしまうくらいですから、やはり特徴的です(現在は検査入場時にモータが換装されたようで聞けません)。
 IGBT車での低速域の大きな唸りは、京成3000形WN駆動車、近鉄3220系他の「シリーズ21」など、三菱製モータの搭載車との共通事項であることから、この編成は三菱製モータの搭載車であると思われます。E231系には他にも多数の三菱モータがあると思われますが、編成や車両による個体差はかなりありますね。
 録音は山手線品川→田町→浜松町→新橋→有楽町間です。
 500番代走行音(三鷹転属車)[E2315sa.mp3/5.98MB]
 500番代の内、山手線から中央・総武緩行線(三鷹車両センター)に転属した編成の走行音です。山手線時代に6扉車を4扉車に置き換えたサハのうち、10号車の4600番代をE235系に譲った上で残り10両が転属しています。6M5Tから6M4Tに身軽になったはずですが、0番代相当の性能に設定変更されていると思われ、特に加速が速いようには感じません。停車時は500番代ですので山手線時代と同様純電気ブレーキが動作しています。
 録音は中央緩行線西荻窪→荻窪→阿佐ヶ谷→高円寺間です。
 800番代走行音[E2318a.mp3/3.73MB]
 総武・中央緩行線と地下鉄東西線との直通運転用に新造された800番代の走行音です。6M4Tの強力編成で、起動加速度3.3km/h/sとされています。その割には山手線用ほどの加速感が感じられないのが不思議なところですが…。
 音に関してはE231系通勤タイプの三菱製VVVFに共通の、風の音のような非同期モードが特徴です。減速時は、純電気ブレーキ採用車であるため、山手線用と同じような印象となります。
 録音は東京地下鉄東西線妙典→行徳→南行徳間です。
 1000番代走行音(登場時)[E231hya.mp3/3.17MB]
 小山電車区(当時)へのE231系1000番代投入当初の走行音です。近郊タイプは当初グリーン車なしの4M6T+2M3Tの組成で登場し、この頃は比較的ゆっくりと加速する印象がありました。
 加速とともに高さの下がる非同期モードと、日立IGBTらしい「ヒュルルルル…」と急に上がっていく音が特徴です。この日は軽いダイヤ乱れがあったため、回復運転をしており、よく飛ばしています。
 録音は東北本線野木→間々田間です。
 1000番代走行音(グリーン組込)[E231hyb.mp3/8.55MB]
 小山車へのグリーン車組込後の走行音です。登場時と比べて、加速が速くなっています(音だけでなく、実測でも速くなったらしい)。100km/h超での運転の機会も多く、高速域ではMT73車に特有の低音がよく響きます。この車両に関しては少しソフトな(?)印象もありますが。
 録音は東北本線自治医大→石橋→雀宮間です。石橋のブレーキは停車の少し前に1回完全に緩解されてしまっています。
 1000番代走行音(グリーン組込、東芝モータ)[E231hyc.mp3/3.15MB]
 同じく小山車のグリーン車組込後の走行音です。東芝製モータと思われる、非同期モードの途中や同期モードに移行する付近で甲高い雑音が聞こえる車両です。高速域でのMT73車特有の低音は、すぐ上のファイルと比べると、かなり強く感じますね。
 録音は東北本線間々田→野木間です。
 1000番代走行音(グリーン組込、音階モータ)[E231hyd.mp3/10.1MB]
 同じく小山車のグリーン車組込後の走行音です。中速〜高速域で、モータの通風音のような甲高い音がわずかに音階を奏でるような雰囲気がある車両です。高速域ではMT73車特有の低音の他に、通風音のような高音成分も強めに聞こえてきます。
 録音は東北本線黒磯→那須塩原→西那須野間です。黒磯駅発車時は、音ではわかりませんが、交直地上切替駅に特有のデッドセクションを通過するため、いったん照明や空調が停止します。
 1000番代走行音(グリーン組込、東芝モータ)[E231hye.mp3/6.96MB]
 同じく小山車のグリーン車組込後の走行音です。E231系近郊タイプの、特に小山車には割と多いように感じますが、この車両も東芝モータと思われる、非同期モード途中などに甲高い雑音が入るタイプです。MT73車特有の高速域の低音も強めのようですが、通風音のような高音も割とはっきり聞こえてくるようです。
 録音は東北本線間々田→野木→古河間です。強風の吹き荒れた日の録音のため、野木停車中などは風に吹かれてしまい、音が少し乱れてしまいました。
 1000番代走行音(グリーン組込、東芝モータ)[E231hyf.mp3/8.38MB]
 同じく小山車のグリーン車組込後の走行音です。こちらも非同期モード途中などに甲高い雑音が入る、東芝モータと思われる車両です。高速域ではMT73車特有の低音と、通風音のような高音の両方が、1つ上のファイルより強く聞こえてくるように思われます。
 録音は東北本線小山→間々田→野木間です。
 1000番代走行音(グリーン組込)[E231hyg.mp3/8.38MB]
 同じく小山車のグリーン車組込後の走行音です。中速域からの通風音のような甲高い音が割と早い段階から強く聞こえてくるように感じる車両です。高速域のMT73車特有の低音も強めのようです。
 録音は東北本線野木→間々田→小山間です。
 1000番代走行音(グリーン組込、空転滑走)[E231hyh.mp3/13.9MB]
 同じく小山車のグリーン車組込後の走行音で、空転や滑走を何度かしています。このタイプの場合、音の変化が多いので空転や滑走をすると笑わせてくれるような走行音になることが多々あります。最初の区間は同期モードに入ってからの音の乱ればかりですが、2区間目では非同期モードの途中の、特に音が上がっていくあたりで大きく乱れたので、このタイプのVVVF車の一番ツボにはまる空転音になっています。滑走については最後の区間の減速時、ポイント通過後の低速からのブレーキで、わずかに非同期モードの音が乱れるくらいでした。
 録音は東北本線野崎→西那須野→那須塩原→黒磯間です。
 1000番代走行音(国府津車)[E231hka.mp3/8.44MB]
 国府津車両センターに新製配置された、東海道線向け編成の走行音です。製造当初からグリーン車組込で、加速度も速い設定となっています。非同期モードの間に、東芝モータと思われるような高音も多少混ざっていますが、1000番代はこれくらいに響く車両も多く、モータのメーカーによるものなのかどうか、よく分かりませんね。
 録音は東北本線小山→間々田→野木間です。基本編成側はE233系でした。
 1000番代走行音(国府津車、音階モータ)[E231hkb.mp3/7.13MB]
 同じく国府津車の走行音です。中速域での加速時と減速時にE231系では珍しく、音階を奏でるように通風音のような音の高さが段階的に変化していく特徴がある車両です。
 録音は東海道本線川崎→横浜間です。
 1000番代走行音(国府津車、高速域異音)[E231hkc.mp3/6.88MB]
 同じく国府津車の走行音です。湘南新宿ライン経由の特別快速が新設された頃に東海道本線内も含め120km/h運転区間が設定され、その頃の120km/h運転の列車での録音になります。110km/h付近と思われる速度域で駆動装置あたりからか、凄まじい轟音が聞こえてきます。最初の区間は120km/h運転のため、一時的に轟音が聞こえるだけですが、2区間目は轟音が鳴る速度域でノッチオフされているため、かなり長い時間轟音が聞こえる状態でした。
 録音は東海道本線二宮→大磯→平塚間です。
 1000番代走行音(国府津車、回復運転)[E231hkd.mp3/7.06MB]
 同じく国府津車の走行音です。遅れ気味だった東海道線の列車での回復運転の走行音です。高速域での加減速時にMT73車特有の低音に混じって、甲高い音も混ざるのが特徴でしょうか。また、中速〜高速域での加速時に何度か、駆動系からの唸りのような音が聞こえてくるようです。
 録音は東海道本線川崎→横浜間です。2つ上のファイルと同じ区間ですので、走り方を比べてもらえればと思いますが、思ったほど所要時間に差はつかないようですね。
 1000番代走行音(国府津車)[E231hke.mp3/3.39MB]
 同じく国府津車の走行音で、こちらは基本編成側の単独運用での録音です。湘南新宿ライン特別快速の高崎線側での各停区間になります。高速域ではMT73車特有の低音が少し弱めで、甲高い音の成分が強めのようにも感じますね。
 録音は高崎線岡部→深谷間です。
 1000番代走行音(国府津車、高速域異音)[E231hkf.mp3/11.5MB]
 同じく国府津車の基本編成側の車両の走行音ですが、高速域では駆動系からと思われる、「ガラガラ」という感じの異音が激しい車両です。冷房のかかっている時期の録音ではありますが、走行音はそれほどかき消されていないのでそのまま載せています。
 録音は東海道本線鴨宮→国府津→二宮→大磯間です。
 1000番代走行音(国府津車、車体中央)[E231hkca.mp3/3.75MB]
 同じく国府津車の走行音で、車体中央付近、VVVF制御装置の直上付近での録音です。特に起動時の最初の1秒くらいの甲高い音がVVVF装置付近から聞こえてることが、他の走行音との大きさの違いから分かるのではないかと思います。GTOサイリスタを使った車両ではないものの、日立製インバータらしく、VVVF装置付近では雰囲気が変わりますね。
 録音は東北本線野木→古河間です。
 1000番代走行音(小山後期車、東芝モータ)[E231hyi.mp3/4.32MB]
 国府津車よりも後で数本増備された小山車の走行音です。小山車の初期車と同様の編成構成ながら、VVVF装置などは国府津車の仕様という車両になります。録音した車両に関しては、非同期モードの途中や最後などに東芝モータと思われる甲高い雑音が何度もはっきりと聞こえてきます。高速域ではMT73車特有の低音は小さめ、甲高い通風音のようなものはやや大きめのようです。
 録音は東北本線栗橋→東鷲宮間です。
 1000番代走行音(小山後期車、高速域異音)[E231hyj.mp3/5.26MB]
 同じく小山後期車の走行音で、高速域で駆動系からと思われる「ガラガラ」という異音が聞こえてくる車両です。途中の惰行で速度が落ちると鳴り止みますが、その後の再加速でまた鳴りだしていました。
 録音は東北本線小山→小金井間です。
 0番代走行音(三鷹機器更新車)[E2310ra.mp3/4.31MB]
 三鷹車両センター配置の中央・総武緩行線用0番代車は、2015年度より機器更新が開始されました。更新後はE233系三菱車と類似の非同期モードに変わりましたが、E233系よりは少し低い音程のようです。
 録音は中央緩行線西荻窪→荻窪→阿佐ヶ谷間です。2区間目の惰行中、一時的に電波ノイズらしきものを拾ってしまったようで、聞き苦しい部分があります。
 0番代走行音(松戸機器更新車)[E2310rja.mp3/14.7MB]
 松戸車両センター配置の常磐快速線用0番代車も2015年度より機器更新が開始されました。外観は三鷹車の更新と同じに見えるVVVF装置を積んでいるのに、音は違うものとなっています(雰囲気は似てますがね)。こちらは三菱製のVVVFでもE233系のタイプではなく、地下鉄向けによく使われているような非同期モードの音に近いように思われます。更新前とは異なり、停車の瞬間(?)までVVVF音が聞こえてきます。純電気ブレーキということで間違いないだろうと思います。
 録音は常磐快速線天王台→我孫子→柏→松戸間です。
 1000番代走行音(小山機器更新車)[E231rya.mp3/19.3MB]
 小山車両センターのE231系1000番代についても、2015年度より機器更新が開始されました。こちらは日立製VVVF装置であり、E233系3000番代と同様の装置を積み、非同期モードの音もよく似ています。ただし、歯数比の違いからか、同期モードへの移行時にはE233系では大きく聞こえる爆音が、この車両ではほとんど聞こえてきません。また、この車両のモータ音については、中速域で音階のように音が上がっていくタイプのようにも聞こえます。
 録音は東北本線小金井→小山→間々田→野木→古河間です。最初は小金井駅で半自動扱いで閉まっていたドアを自動で開けるところからになっています。小金井の加速は分岐器通過がありますが、その区間も含め、全体的に速度の出る区間での録音になります。
・その他の写真
 クハE231-1以下10連の、出場回送時の写真です。営業入の前は6扉車組込を示すステッカーはありませんでした。また、2007年からはスカートの交換が行われ、この写真のような平板タイプから、タイトル写真のような、中央が尖ったタイプに交換されています(2007年度内に工事終了となった模様)。
 2000.2.4 東海道本線品川駅にて撮影
 常磐線用の第1編成(マト101編成)となった、クハE230-43以下10連です。営業開始前は、この写真のように、緑帯のみでした。営業運転開始に当たって、下の写真のように黄緑帯が追加されたのですが、確かにこのままでは各駅停車(千代田線直通)と間違えてしまいそうですね。ちなみに、この写真は常磐緩行線を走っているところですが、昼間は使用されない取手駅の緩行線ホームで展示会が行われた後の回送列車でした。
 2002.2.9 常磐線我孫子駅にて撮影
 常磐線用のマト137編成クハE231-75以下15連(後はマト109編成クハE231-60以下10連)です。営業運転開始時には、この写真のように、黄緑の細帯が追加されました。スカートは山手線用と類似の形状ですが、電気連結器装備のため、大きな切り欠きがあるのが特徴です。常磐線用についても、2007年度より、中央の尖ったスカートへの交換工事が開始されています。
 2006.4.8 常磐線南柏駅にて撮影
 常磐線用のマト135編成クハE231-72以下15連(後はマト102編成クハE231-45以下10連)です。最近の写真のため、強化形スカート装備となっています。
 2016.5.5 常磐線南柏駅にて撮影
 常磐線用のマト104編成クハE231-49以下10連(2両目の途中までしか写っていませんが…)です。つくばエクスプレス開業に対抗してE531系の投入、特別快速運転開始などをしていた頃で、なんと、電車に電車をラッピングするというインパクトの強い広告電車になっていました。もっとも、この先頭車にラッピングされているE653系はもう常磐線にはいませんが…。
 2005.7.30 常磐線北千住駅にて撮影
 山手線用として製造された500番代で、クハE231-502以下11連です。登場時の、平らなスカートを装着した姿です。他の番代よりも大形のものである特徴があります。
 2005.6.5 山手線恵比寿駅にて撮影
 500番代の後期ロットである、クハE230-537以下11連です。500番代では504編成以降で冷房が大形化され、それに伴い、SIVが編成中2基から3基へと、増強されました。この写真では、写真中央付近に見える、5号車のモハE230にSIVが積まれていることが識別点となります。また、この写真は、2007年度に実施されたスカートの交換後のもので、500番代登場時のイメージを踏襲しつつ、中央部が尖った形状に変更されています。
 2008.4.12 山手線御徒町駅にて撮影
 地下鉄東西線直通用として製造された800番代で、クハE231-807以下10連です。209系1000番代のような前面形状となっています。
 2003.8.31 総武本線西船橋駅にて撮影
 小山所属のクハE231-6017以下10連です。登場時の、グリーン車組込前で、原形スカートの時代の写真です。湘南色風のラインカラーですが、211系とは色遣いが異なります。
 近郊タイプでは前面上側にあるHID式のヘッドライトが特徴となります。
 2003.2.23 東北本線尾久〜赤羽間にて撮影
 小山所属のクハE230-8011以下10連です。グリーン車組込後で、スカートの交換前の姿となります。
 2006.3.21 山手線原宿駅にて撮影
 国府津所属のクハE230-8048以下15連(後はクハE230-6030以下5連)です。東海道線用の登場時の姿となります。現在ではスカートの交換が完了したようで、この姿を見ることはできません。
 2005.9.18 京浜東北線新子安駅にて撮影
 国府津所属のクハE230-8070以下15連(後はクハE230-6046以下5連)です。このK29編成を含む、K23編成とS22編成以降では先頭部のスカート形状が変更され、中央部が尖った形状となっています。特に、電気連結器が装備されない、基本編成の熱海方は、スカートが大形化され、よく目立ちます。(2007年度に在来編成もスカートを交換)
 2006.3.21 山手線原宿駅にて撮影
 国府津所属のクハE231-8061以下15連(後はクハE231-8522以下10連)です。こちらもスカート形状が変更された、後期の編成となります。付属編成については、基本編成より製造終了時期が早く、アンテナ2本の編成は登場しませんでした(基本編成のK39〜K42の4本だけ)。
 偶然にも元901系B編成である、クハ209-911との並びになりました。
 2006.3.18 東海道本線川崎〜横浜間(矢向踏切)にて撮影
 小山所属のクハE230-8086以下15連(後はクハE230-6065以下5連)です。最終増備車となったグループで、製造当初から中央が尖った形状のスカート、デジタル無線対応のため無線アンテナを2本装備するなどしています。
 2006.3.21 山手線新大久保駅にて撮影
 モハE230-70からクハE230-35方向の室内です。E231系量産車としての最初のグループですが、特に209系との配色等の違いは見られず、特に同じ幅広車体の209系500番代との差は少ないように思います。
 2014.12.13 中央本線三鷹駅にて撮影
 サハE231-131からクハE231-44方向の室内です。常磐線用はこのような青系のシートモケットが採用されています。
 2002.12.15 常磐線取手駅にて撮影
 モハE231-586からクハE230-529方向の室内です。山手線用は緑系のシートモケットが特徴となります。また、ドア上の表示器には2面の液晶モニタが備えられているのも特徴と言えます。
 2005.1.18 山手線大崎駅にて撮影
 サハE230-558からクハE231-529方向の室内です。山手線用には2両の6扉車が組み込まれています。この写真は、座席を収納した状態となります。
 2005.1.18 山手線大崎駅にて撮影
 モハE230-821からクハE230-807方向の室内です。800番代は地下鉄乗り入れのため209系と同等の車体幅のため、あまりE231系らしくない室内の雰囲気となります。
 2007.3.29 中央本線三鷹駅にて撮影
 モハE231-1006からクハE230-6003方向の室内です。近郊タイプ初期車のロングシート車ということになります。209系以降の標準となりつつある、青系のシートモケットです。
 2015.3.7 東北本線宇都宮駅にて撮影
 サハE231-3008からクハE231-8008方向の室内です。近郊タイプ初期車のセミクロスシート車になります。E217系と同じように、4ドアのドア間に1ボックスずつ並ぶ配置になっています。機器更新車の室内ですが、特に更新前との変化はないようです。
 2016.1.9 東北本線小金井駅にて撮影
 モハE231-1079からクハE230-6038方向の室内です。近郊タイプ後期車のロングシート車ということになります。室内の雰囲気は初期車と大きく変わりませんが、ドア上のLED表示器が常磐快速線向けと同じ2段式になり、座面の堅さがかなり緩和され、E233系にも受け継がれる、割と疲れにくい座り心地に変わっています。
 2005.1.18 東海道本線国府津駅にて撮影
 サハE231-3038からクハE231-8038方向の室内です。近郊タイプ後期車のセミクロスシート車です。初期車との違いは、ドア上のLEDが2段表示になった点くらいかと思います。
 2005.1.18 東海道本線国府津駅にて撮影
 サロE231-1065のグリーン車2階部分の室内です。一応特急の普通車くらいのレベルのリクライニングシートが並んでいると見ればいいんでしょうかね。2階建てのため天井が低く、網棚はありません。Suicaグリーン券のシステムのため天井にリーダーや表示灯などが埋め込まれています。
 2005.9.23 東海道本線東京駅にて撮影
 サロE230-1065のグリーン車1階(階下)部分の室内です。各形式に共通している気がしますが、2階とはシートの色が異なります。天井が低く、網棚がないのは2階席と同様です。
 2005.9.23 東海道本線東京駅にて撮影
 サロE231-1065の車端部の室内です。まるで個室のような空間で、M車に接した車端部を選べば一応モータ音も聞こえてくる、個人的には割とお気に入りの場所です。
 2005.9.23 東海道本線東京駅にて撮影
 モハE231-47(三鷹車)のVVVFインバータ装置で、SC60A形です。モハ209-952→モハE231-902に搭載されているSC60形と外観上の違いはありません。
 2003.1.25 総武本線秋葉原駅にて撮影
 モハE231-97(松戸車)のVVVFインバータ装置で、SC60B形です。SC60形、SC60A形との外観上の差異はありません。
 2002.5.4 常磐線我孫子駅にて撮影
 モハE231-648のVVVFインバータ装置で、SC60B形です。
 2005.4.25 山手線東京駅にて撮影
 モハE231-1024のVVVFインバータ装置で、SC59A形です。モハ209-951→モハE231-901に搭載されているSC59A形と、外観上はほとんど変化がありません。音がこうも変わってしまったのがなぜかは分かりませんが…。
 2008.4.12 東北本線上野駅にて撮影
 モハE231-1106(小山配置の最終増備車)のVVVFインバータ装置で、SC77形です。国府津配置の車両も同じSC77形で、いずれも、SC59A形との外観上の差異は見られません。
 2008.4.12 東北本線上野駅にて撮影
 モハE231-61(三鷹車)の更新後のVVVFインバータ装置で、SC113形です。E233系(3000番代以外)や209・E217系更新車とよく似た三菱製の制御装置です。
 2016.1.12 中央本線新宿駅にて撮影
 モハE231-110(松戸車)の更新後のVVVFインバータ装置で、SC113形です。三鷹車と音は異なりますが、外観は同じようです。
 2016.1.26 東北本線上野駅にて撮影
 モハE231-1520(小山車)の更新後のVVVFインバータ装置で、SC112形です。E233系3000番代(後期車)とよく似た日立製の制御装置です。
 2016.1.9 東北本線小金井駅にて撮影
 モハE230-98のSIVです。松戸車はいずれもこの形状のSIVを搭載していて、形式はSC62A形だそうです。富士電機製のSIVだそうです。
 2002.5.4 常磐線我孫子駅にて撮影
 モハE230-648のSIVです。こちらはSC61Aで東芝製だそうです。0番代三鷹車の一部と、500番代に搭載されているようです。
 2005.4.25 山手線東京駅にて撮影
 モハE230-1024のSIVです。こちらはSC66形で、小山車のほとんどに搭載されています。他社の車両での採用例などから、三菱製と思われます。
 2008.4.12 東北本線上野駅にて撮影
 モハE230-1113のSIVです。こちらはSC75形で、国府津車と小山後期車に、SC76と混用で搭載されています。SC61と同じ東芝製と思われます。
 2016.1.9 東海道本線横浜駅にて撮影
 モハE230-1520のSIVです。こちらはSC76形になります。数編成を見た感じでは、基本編成にSC76、付属編成にSC75という傾向があるようには見えましたが、正確な分布は不明です。SC62と同じ富士電機製と思われます。
 2016.10.15 東北本線赤羽駅にて撮影
 モハE230-61(三鷹車)のSIVです。機器更新工事により載せ替えられたSIVで、SC114A形となります。機器更新車ではSIVはSC114、SC114Aと形式の違いはあるものの同じ外観で、あまりに普通の箱になってしまいインバータ機器らしさがなくなっています。
 2016.1.12 中央本線新宿駅にて撮影
 モハE230-110(松戸車)のSIVです。機器更新工事により載せ替えられたSIVで、0番代三鷹車と同じSC114A形となります。
 2016.1.26 東北本線上野駅にて撮影
 モハE230-3520のSIVです。機器更新工事により載せ替えられたSIVで、SC114形となります。0番代の機器更新車と外観は同じようです。
 2016.1.9 東北本線小金井駅にて撮影
 モハE230-98の台車です。常磐線用の車両で、新製間もない時期の撮影です。ライトグレーの台車枠と、ダークグレーの車輪だったようですね。DT61G形とされるもので、209系用がベースになっています。
 2002.5.4 常磐線我孫子駅にて撮影
 サロE230-1008の台車です。グリーン車用はTR246T形とされ、ヨーダンパ付となっています。M車の台車はDT61G形のまま、変化はありません。
 2008.4.12 東北本線上野駅にて撮影


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