・阿武隈急行8100系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
AM8113以下4連
JR仙台駅まで乗入れるAM8113+AT8114+AM8105+AT8106の4連
2008.1.26 JR東日本東北本線 仙台駅にて撮影
 1988年、福島〜丸森間の開業と、丸森〜槻木間の電化に合わせて投入された交流電車で、JR東北本線との直通運転を前提として製作されました。
 20m級の車体で、旧国鉄417系に似た2扉セミクロスシート構成ですが、運転台寄りの客用扉を片開きとし車端に寄せ、ワンマン運転対応とされました。
 制御方式はサイリスタ混合ブリッジによる連続位相制御とされましたが、回生ブレーキの採用はなされず、電磁直通ブレーキとその他バックアップ用の空気ブレーキシステムのみを装備しています。
 2両1ユニットを9編成導入され、現在も全車が活躍中です。
 走行音[abq8100a.rm/802KB]
 MT61形モータを装備しているため、高速域では旧国鉄の205系や211系、そして同じ仙台近郊で活躍するJR東日本719系などと同じ雰囲気になります。ただし、製造時期の関係で外扇形のモータであり、少しうるさめのタイプになります。
 起動時については、歯数比5.6ということで、JR九州811系と似てはいますが、811系ほど絶妙な和音は奏でてくれないようです。減速時は、電制なしの車両ですので、ブレーキシューの音ばかりが響く、単調な減速音です。
 録音は館腰→名取間です。確か90km/h超(ほぼ100km/hだったかな?)まで加速していたと記憶しています。また、途中で再加速が入っています。
・その他の写真
 AT8114からAM8113にかけての室内です。旧国鉄の417系のような、車体中央に寄ったドアの間にボックスシートが並ぶ配置ですが、ワンマン対応のため運転台寄りのドアは車端に寄せられており、AT号車のトイレは、この写真左側のように、客室エリアに配置されています。また、2両ユニットの連結部は、写真でも分かるとおり、広幅の貫通路とされています。
 2008.1.26 JR東日本東北本線仙台駅にて撮影
 AM8105号車の台車です。ベースは旧国鉄の205系や211系などのボルスタレス台車と見えますが、踏面両抱き式ブレーキの採用などにより重厚な印象を受けます。
 2008.1.26 JR東日本東北本線仙台駅にて撮影

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