・KD95形(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
KD952
KD952
2002.10.12 鶯沢〜鶯沢工業高校前間にて撮影
 1994年末、翌年春の栗原電鉄の電車運転終了とくりはら田園鉄道としての気動車運行開始に伴い導入された軽快気動車です。
 16m級の片開き2扉の車体で、室内はセミクロスシート(クロスシート部は2+1列のボックスシート)の配置となっています。経営合理化のための気動車転換でもあり、当然ながらワンマン運転対応とされました。
 エンジンは日産製の直噴式エンジンで、250psのタイプが使用されています。変速機は神鋼造機製で、初期の軽快気動車に多かった、変速2段、直結1段のタイプが採用されました。
 3両が富士重工で製作され、くりはら田園鉄道の鉄道営業廃止となった2007年3月末まで活躍を続けました。
 走行音[krd95a.rm/519KB]
 いかにも軽快気動車の走行音、という雰囲気が漂っていると思います。エンジンの回転数は比較的高めになるよう、ギア比などが設定されているようにも思われます。そうでないと250psのエンジンではあまり加速力も登坂力も確保できないでしょうから…。
 録音は大岡→大岡小前間です。これだけ短い区間で、目一杯加速してくれるのは、この趣味の世界ではありがたい限りです。
 走行音(再加速)[krd95b.rm/847KB]
 こちらは上のファイルとは別の車両ですが、甲高い音がよく響いてきます。乗車位置が違っていたのか、個体差なのか、何年も前に乗っただけですし、そこまで覚えていません。
 録音は尾松→鶯沢間です。前半はカーブでの速度制限でしょうか。変速2段まで加速して一度ノッチオフします。しばらく経過して、直結段で再加速をしているようです。
・その他の写真
 このような写し方故、車号は分かりませんが、細倉マインパーク前にほど近い、有名な俯瞰撮影場所で2両編成を撮影しました。末期はKD952がラッピングされていたとの情報もありますので、手前側の車両はKD952なのかもしれませんね。
 2006.5.4 鶯沢工業高校前〜細倉マインパーク前間にて撮影
 KD951号車の車内です。4人掛けボックスと2人掛けボックスの組み合わせになっており、あえて採用された木張りの床など、温かみのある内装とされています。
 2002.10.12 細倉マインパーク前駅付近にて撮影

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