・名鉄1000系列
1118以下4連と1907以下8連
1118以下4連(左)と1907以下2連+1413以下6連の並び
2002.3.2 名古屋本線堀田駅にて撮影
 1000系は1988(昭和63)年、全車指定席特急に使用されていた7000系に代わる特急用車両として登場しました。運転台を1階部に、展望客席をハイデッカーとする配置は8800系に続くもので、登場時は全編成ともこのタイプの先頭車を両端に配した2M2Tの4両編成でした。制御方式は6500系と同様の界磁チョッパ制御とされています。
 1991年には、本線特急を座席指定車と一般席車との混結とするため1200系4両組が製造されました。これはパノラマ形ではない先頭車(Mc車)から、M-T-Mの順で4両製造し、従来の1000系4連を2両ずつに分割し、組み合わせるというものです。その結果、2両の座席指定車と4両の自由席車を連結した6両固定編成となりました。1200系も界磁チョッパ制御です。
 上記の6連口は将来の130km/h運転に対応した装備の台車となっていて、非対応で登場した車両の台車は6800系等に流用されたそうです。
 1800系は1000+1200系6両編成に対する、新岐阜方の増結用車両として、91年に登場しました。車体は1200系と同様の18m級3扉で、転換クロスシートを装備しています。足回りは6800系を基本としていて、界磁添加励磁制御の1M車で、1M1Tの2連を組んでいます。
 現在、1000系4連が15本、1000+1200系6連が12本、1800系2連が9本在籍しています。
 1000系走行音[mt1000a.rm/482KB] 直接再生
 界磁チョッパ制御車である、1000系の走行音です。録音した車両は豊橋方から2両目のμ特別車です(たいてい空いているんで・・・)。モータ形式は6500系と同じようで、当然内扇形のモータを装備していることになるはずです。それっぽい音であると言えばそうだし、外扇形と言われればそう信じてしまいそうな、微妙な音ですが・・・。いずれにしても界磁チョッパ車の割には音ははっきりしていません。
 録音は名古屋本線新安城→知立間です。
 1800系走行音[mt1800a.rm/511KB] 直接再生
 界磁添加励磁制御車である1800系の走行音です。内扇形のモータを積んでいるはずなのですが、外扇形と疑いたくなるような高速域の音ですね。起動時に関しては、歯数比が多少違う分の差は出ている感じですが、6800系と結構似ているようです。
 録音は名古屋本線知立→新安城間です。
・その他の写真
 全車特別車特急用の編成である、1003以下4連です。両端が展望タイプの先頭車です。
 この写真は、併用橋時代の犬山橋で撮影しました。
 1999.2.28 各務原線犬山遊園〜新鵜沼間にて撮影
 一部特別車特急用の編成である、1016以下6連と、増結車である1800系1806以下2連の編成です。1000系+1200系の編成のうちの、1000系に関してはもともと4連で全車特別車編成だったものを2両ずつ分割し、新造した1200系を併結しているため、外観上の違いはありません。
 2002.3.2 名古屋本線堀田駅にて撮影
 一部特別車特急用の編成である1415以下6連です。一般席車側はこのような先頭形状となっています。一番上にある1800系の先頭と比べると、愛称表示器(?)が装備されている点が異なります。
 2002.3.2 名古屋本線堀田駅にて撮影

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