・名鉄6000系列
6030以下4連
6030以下4連
2002.3.2 名古屋本線堀田駅にて撮影
 6000系は1976(昭和51)年に登場の18m3扉車で、MT比1:1の2連、4連が1985年までに26本ずつ製造されました。ドア間は小型のクロスシート、車端部はロングシートとされましたが、現在ではほとんどの編成がロングシート化されています。
 1984年には4連車の後継系列として6500系が登場しました。こちらは前面が非貫通となり、制御方式は界磁チョッパ制御、主電動機は内扇形の複巻電動機となりました。1992年の8次車まで24編成96両が製造され、6000系と比べてクロスシートの居住性向上も行われたものの、ロングシート化が進みつつあります。
 1987年には2連車でも回生ブレーキを使用するために界磁添加励磁制御の6800系が登場しました。こちらは1992年までに39編成78両が製造されました。
 現在では西尾・蒲郡線用に2連の一部がワンマン化されるなどの改造は行われているものの、全車両が活躍を続けています。
 6000系走行音[mt6000a.rm/386KB] 直接再生
 抵抗制御車、6000系の走行音です。私鉄ではありふれた音になってしまったと言えばそれまでなのでしょうか・・・。国鉄系とは違って起動時の音はなかなかはっきりしていますね。100km/hで飛ばすと国鉄の抵抗制御車並の迫力ですが・・・。
 録音は名古屋本線国府宮→大里間です。急行で、かなりの時間100km/hを維持していました。それ以上は出していなかったので、この車両の最高速度が100km/hとされているんでしょうね。
 6500系走行音[mt6500a.rm/169KB] 直接再生
 界磁チョッパ制御車、6500系の走行音です。界磁チョッパ車というと、個人的には起動時の激しい「唸り」を連想してしまうのですが、この車両はかなりおとなしいです。高速運転する列車ではあいにく乗ったことがありませんが、内扇形モータらしいので結構静かなんでしょうね。
 録音は名古屋本線須ヶ口→丸ノ内間です。この区間ではねぇ・・・、スピードが出るわけがないです・・・。
 6800系走行音(外扇)[mt6800a.rm/294KB] 直接再生
 界磁添加励磁制御車、6800系の走行音です。前面形状のモデルチェンジの行われた1989年製の車両(6909以降)は内扇形のモーターになっているはずなのですが、この音を聞く限り外扇形ですね。ちなみに、車両は6932だったわけですが、たぶんこれは検査時などに別の車両に積まれていたものに替わってしまったのでしょうね。外扇モータの形式が6000系のものと同じなので、もしかすると抵抗制御車に内扇形のモーターが載っていたりもするのかもしれません。
 録音は犬山線扶桑→柏森間です。
 6800系走行音(内扇)[mt6800b.rm/309KB] 直接再生
 同じく界磁添加励磁制御車6800系のうち、内扇形モータ車と思われる走行音です。起動時は外扇形とほぼ同じ音のようですが、高速域がやや静かなように思います。もっとも、比較しようにも出ている速度が違うもので、本当に内扇なのか、と言われると断言する自信はありません。寧ろ、よく聞くと外扇なのでは、と思えてくるし・・・。
 録音は各務原線名電各務ヶ原→三柿野間です。
・その他の写真
 西尾線・蒲郡線のワンマン運転区間にて使用されている6000系2両編成です。
 写真は6011以下2連。
 1999.9.4 吉良吉田駅にて撮影
 こちらは6500系及び6800系の初期車に見られる前面形状です。
 写真は6500系6415以下4連。
 2002.3.2 名古屋本線堀田駅にて撮影
 こちらは同じく後期形の車両の前面形状です。ここまでくるとVVVF制御の3500系などとそっくりです(スカートの有無が大きな相違点)。
 写真は6800系6830以下2連と6806以下2連の4両編成。
 2002.3.2 名古屋本線堀田駅にて撮影

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