・天竜浜名湖鉄道TH2100形(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
TH2110
TH2110
2007.10.6 掛川市役所前〜西掛川間にて撮影
 2001年、天竜浜名湖鉄道開業時からの車両であるTH1形などの老朽取替のため、TH2000形として登場しました。
 TH3000形に続き18m級車体を採用し、セミクロスシートの座席配置となっています。
 エンジンはTH3000形に続くカミンズ製の採用となり、変速機は変速段を使用する速度域を狭くし、直結段を3段に増やし、省エネ化を図っています。また、変速は全て自動切替式となり、電気指令式ブレーキの採用もあり、従来車との混結ができない仕様となりました。
 2002年の増備車からは保安ブレーキの2重化などを実施し、形式をTH2100形と改めました。TH2000形も後にTH2100形に改造されています。
 2005年までに14両が製造されました。
 初期車走行音(再加速あり)[th2100a.mp3/1.67MB]
 カミンズエンジンのため、高めの音が中心になるのが特徴です。変速→直結1段→直結2段→直結3段の切替も比較的スムーズな印象があります。切替速度は直結1段に25km/h、直結2段に40km/h、直結3段に62〜63km/hくらいで進むようです。
 2分過ぎに再加速がありますが、少し前の世代の気動車では盛大な空噴かしをしてからギアがつながりそうな場面ですが、空噴かしもしていないように思えるスムーズさでした(物足りないとも言いますが)。
 録音は西気賀→気賀間です。
 後期車走行音[th2100b.mp3/1.35MB]
 こちらは後期製造の車両で、ドアチャイムが落ち着いた音色のものに変わっています。それにしても、短い駅間ですが、よく頑張って、ここまでの加速をするものです。
 録音は西掛川→桜木間です。
・その他の写真
 TH2112の室内です。気動車のボックスシートという雰囲気ではありますが、そこそこしっかりした造りのように感じました。
 2012.2.29 天竜二俣駅にて撮影
 TH2112のエンジンです。カミンズ製ですので、写真右側が動台車となります。
 2012.2.29 天竜二俣駅にて撮影
 TH2112の動台車です。ボルスタレス台車で、国鉄205系などのボルスタレス台車を思わせる形状ですね。
 2012.2.29 天竜二俣駅にて撮影

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