・天竜浜名湖鉄道TH3000形(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
TH3502
登場時の塗装だった頃のTH3502(廃車済み)
2005.8.16 原谷〜原田間にて撮影
 1995年、在来車(TH1形など)での運用に余裕がなく、沿線のイベント輸送等にも適さない状況だったため、輸送力の増強用に導入されました。
 車体は18.5mの2扉車で、セミクロスシート配置、車イススペース付となっています。
 機関は従来車の日産ディーゼル製からカミンズ製に変更し、同時に大幅な出力向上を果たしています。ただし、変速1〜2段、変速2段〜直結段の切替は運転士による手動切替方式であり、ブレーキ方式も含め、従来車との混結が可能な設計とされました(常用されなかったようですが)。
 2両が製造され、後にトロッコ車の牽引運用に使用されるなどもしました。1両が2010年9月に廃車となり、現在は1両のみ活躍を続けています。
 走行音[th3000a.mp3/1.68MB]
 カミンズ製エンジンと新潟製変速機の組合わせであり、出力も300馬力台ということで、いかにもNDCらしい、気持ちいい音が聞ける車両です。と言いつつ、富士重のLE-DCシリーズの車両なんですけどね…。
 変速段が2つあるタイプではあるものの、意外にしっかりとした加速音をたててくれるのも、この車両の特徴なのではないでしょうか。
 録音は気賀→西気賀間です。
・その他の写真
 トロッコ車に合わせて塗装変更された後のTH3501です。
 2007.10.6 細谷駅付近にて撮影
 TH3501のエンジンです。カミンズ製ですので、写真右側が動台車となります。
 2012.2.29 三ヶ日駅にて撮影
 TH3501の動台車です。2軸駆動となっているそうです。
 2012.2.29 三ヶ日駅にて撮影

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