・関鉄キハ0形

キハ003以下2連  1982(昭和57)年から1984年にかけ年間2両または4両ずつ新潟鉄工にて国鉄キハ20系の機関・台車等を流用して新製された車両。基本的に奇数番号車と偶数番号車での固定編成扱いとなっていて、検査時などを除き2両ユニットで運用されています。  形態としては先にキハ10系列の改造扱いで登場したキハ310形と類似しており、正面への行先表示器設置のために前照灯の位置が下に移ったなどの違いにとどまっているようです。  現在では全4編成8両とも冷房改造と機関換装を受け、新車優先の運用とキハ350形などの大量入線により細々とという状態ではありますが常総線で活躍しています。
1999.10.9 水海道駅にて撮影
 キハ003走行音(機関換装車)[knt0a.ra/379KB] 直接再生
 機関換装を受けDMF13HZ形エンジンを搭載した車両の走行音です。原形は、と行きたいところですが録音を始めた頃にはすでに未換装車はなくなっていたため録音はできていません。
 エンジンはキハ350形の換装車やキハ2100形などと同一のはずなのですが、音はどちらとも違うようです。キハ350形のようなよくわからない音でもないのですが、キハ2100形ほどはっきりとした音でもないというところです。もともとがキハ0形の場合縦型のDMH17系列機関を搭載していたために客室の床には点検蓋が設置されていたり、また、エンジンの支持方式にも違いがある可能性は高いですからそれらの要因が重なり合って音が違うのかもしれません。
・キハ0形の姿
 キハ006のエンジンです。これは現在積まれているDMF13HZ形です。2000、2100、2200の各形式とは明らかに配管類の形状が違いますし、2300形とも違います。350形の換装車とはほぼ同じようですが、310形とは違いますし・・・。エンジンの左端にある、縦の円柱状の大きな部品(空気清浄器らしいですね)の元あった位置がこれらの配管を大きく左右しているようには思います。キハ310形の換装車と見比べていただければよくわかる、はずです・・・。
 2000.5.8 取手駅にて撮影

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