・鹿島臨海鉄道6000形(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
6010+6017
6010+6017
2007.8.12 大洗駅にて撮影
 1985(昭和60)年1月、同年3月の大洗鹿島線開業に備えて登場した気動車です。単行でのワンマン運転が考慮され、20m級で片開き2扉の両運転台車両とされました。室内はセミクロスシートですが、クロスシート部は転換クロス式となっています。
 エンジンは気動車向けの直噴式エンジンとしては早期の採用例となり、珍しい縦形機関が搭載され、当時としてはやや強力な230psの出力とされました。また、新製時からバス用の冷房装置が床下に搭載されています。
 1993年までに19両が製造され、大洗鹿島線で全車活躍中です。
 走行音[krt6000a.rm/1.08MB]
 直噴式とはいえ、縦形機関であるために、客室内にはかなりの音量で響くのが特徴です。国鉄〜JRの形式で言うとDMF13S形機関ということになり、キハ37形や三陸鉄道などで採用されています。この車両の変直切替は手動式だったと思うのですが、ノッチを入れたままで切替レバーを扱っていた記憶があります。そのせいでしょうか、軽く空噴かししながら切り替わっているのが分かると思います。
 録音は鹿島灘→大洋間です。
 走行音(空噴かし大)[krt6000b.rm/1.03MB]
 こちらは変直切替時に特大の空噴かしをしていた車両の走行音です。それ以外は特に変わったところはありませんが、エンジンの回転数が上がってくると少し甲高い音が聞こえてくるようです。たぶん個体差だとは思いますが。
 録音は大洋→鹿島灘間です。
・その他の写真
 こちらは車号不明ですが、鹿島神宮のPR用(?)ラッピング車両です。この場所、結構な速度で通過していくんですよね…。
 2007.8.12 大洋〜鹿島灘間にて撮影
 こちらは簡易塗装なのか、あるいは旧塗装風にしているのかよく分かりませんが、他車とは異なる塗装の6013以下2連(後は6019)です。
 2007.8.12 大洗駅にて撮影
 6011号車のエンジンです。海側からの撮影ですが、縦形の機関のため、反対側から見ても同じような外観となるはずです。
 2007.8.12 大洗駅にて撮影
 6010号車のエンジンです。山側からの撮影です。いくつか機器が並んでいることもあり、見えにくい箇所もあります。縦形機関らしい形状ですね。
 2007.8.12 大洗駅にて撮影
 6011号車の動台車です。国鉄時代の気動車標準の台車とそっくりの形状です。大変きれいな台車なのですが、たぶん検査上がりなんでしょうね。
 2007.8.12 大洗駅にて撮影

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