・東武10000系列
1983(昭和58)年、8000系に変わる通勤車として登場した系列。9000系に続き東武2形式目のステンレス車となりました。制御方式は界磁チョッパ制御で、8000系同様の抵抗バーニア制御とGTOサイリスタによる他励界磁チョッパを組合せているそうです。
1988年の増備車からは車体が軽量ステンレス製になりコルゲートの目立つ車体から数本のビードがあるだけのものに変更され、同時に前面形状の変更等も行われ、10030系とされています。また、1992年以降の増備車は10050系とされていますが、これは正式な区分ではなく、冷房装置が変更される等、細かい変更にとどまっています。
10030系とほぼ同時に、VVVF制御試作車の10080系4連1編成が製造されています。当時はGTOサイリスタの容量の問題で1C8Mは不可能で、モハ12480に1C4Mのインバータを2台搭載となりました。
1991.5.3 北千住駅にて撮影
- 10030系走行音[tb10030a.ra/238KB] 直接再生
- 界磁チョッパ制御の10030系で録音したものです。8000系では1C4Mの車両と1C8Mの車両で音が違っているので10000系列でも当てはまるかと思い両方に乗ってみたのですが、どうやら特に違いはなかったようです。あるいは一部の編成に違う音の車両があるのかもしれないので機会があったら調べてみようと思っています。いや、なんか2種類ありそうな気がしてならないもので・・・。
- 録音は蒲生→新田間です。
- 10030系空転音[tb10030b.ra/117KB] 直接再生
- 軽量車体に界磁チョッパでMT比1:1ということなので空転しやすそうだとは思っていたのですが、やはりよく空転するようです。この録音をした列車では乗っていた区間全てで空転していました。
- 録音は谷塚から竹ノ塚への加速時です。
- 10080系走行音[tb10080a.ra/RealPlayer5.0以上/322KB] 直接再生
- VVVF制御試作車の10080系です。日立製インバータを積んでいて、音は大阪市交66系やJR四国7000系と酷似したものとなっています。VVVF制御による音もさることながら、モータ自体から出る音にも独特の雰囲気があり、なかなか味のある音になっています。
- 録音は伊勢崎線加須→花崎間です。
- 10080系加減速音[tb10080b.ra/225KB] 直接再生
- 同じく加減速部分のみの音も載せておきます。区間は伊勢崎線鷲宮→和戸間です。
1999.1.4 北千住駅にて撮影
1999.1.4 北千住駅にて撮影
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