・東武8000系
1963年(昭和38年)、78系(20m車体の旧性能車)の後継車として登場した通勤車。マイナーチェンジを繰り返しながら昭和58年まで製造され続け、終わってみれば712両という私鉄の一系列としては最大勢力を誇る車両となってしまいました。
制御方式はもちろん抵抗制御で、MT比率を1:1とするために超多段式バーニア制御を採用し、2両ユニット式の電動車(モハ8200形と8300形)と、1M方式の制御電動車(モハ8500形)、同じく中間電動車(モハ8800形)、その他クハ、サハ等を用いて2両から10両まで自在な編成を組んで運用されています。
この8000系は、第1号の車両が登場して既に30年以上が経過しているというのに、未だに1両たりとも廃車が出ていないということは特筆されるべきことでしょう。事故廃車すらありません。
1998.10.20 野田線運河駅にて撮影
- ユニット車走行音[tb8000ua.ra/368KB] 直接再生
- こちらはユニット式の電動車である8200・8300形の音です。こちらは1M車と違ってそれほど特徴的な音ではないと思うのですがJRの205系か211系あたりと似ているという話を聞いた覚えがあります。あまりこの系統には詳しくないのでよく分かりませんが・・・。
- 録音は野田線初石→豊四季間です。
- 1M車走行音[tb8000sa.ra/301KB] 直接再生
- 1M式の電動車である8500形、8800形に共通の音です。起動時の金属の擦れるような小さな高い音はよく聞こえる車両とそれほど聞こえない車両とあるようです。ここで聞ける音は比較的はっきりしている方だと思います。とても30年も前の車両の音とは考えられない、10000系列の音なんじゃないかと勘違いしてしまうような音をたててくれます。(10000系列はやっぱり違う音のようですが)
- 録音は野田線江戸川台→運河間です。
- 1M車空転音[tb8000sb.ra/127KB] 直接再生
- 1M式の電動車の空転音です。8000系の場合、正直言って雨の降り始めなどには5000系よりもひどい空転を起こしやすい傾向にあります。このときも確か柏を発車する頃に降り始めたと記憶しているので一番大変な条件になると思います。この音を聞いても「ガコッ」とか衝撃の走っている様子が分かると思うのですが、もともと加速時の前後動の多い車両なだけに空転などしようものならガクガクしてどうしようもなかったりします。
- 実はこの車両、モハ8859なのですが、他の1M車とはちょっと違った加速音をたてる車両でして、常に注目しているのですが、やっと録れると思ったときに見事に空転してくれたのでした・・・。
- 録音は野田線江戸川台発車時です(運河行き)。
1999.1.29 野田線運河駅にて撮影
1999.4.6 野田線豊四季駅にて撮影
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