・287系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
クモハ287-11以下3連
「こうのとり8号」クモハ287-11以下3連
2013.1.5 東海道本線新大阪駅にて撮影
 2011年3月、山陰本線、福知山線などの特急列車に運用される183系改造車や、暫定運用されている381系の置換えと、その後の紀勢本線方面の特急への投入による381系の置換えを目的として投入されました。当初は「北近畿」から愛称が変更された「こうのとり」で運用開始となり、順次「まいづる」「きのさき」などに投入されました。続いて2012年夏より「くろしお」にも投入されています。
 車体は683系4000番代をベースとしたアルミ製で、走行機器には321系からのJR西日本標準となった、各電動車に1C2Mの2レベルインバータ1台を搭載する構成で、奇数両の編成も含め、自在な編成を組める機器構成とされました。
 山陰・福知山方面の系統には3連と4連を、「くろしお」用には6連と3連が投入されています。
 走行音(東洋)[283ta.mp3/3.40MB]
 東洋電機製のVVVF装置を搭載した車両の走行音です。321系からの流れを汲む、東洋電機の2レベルIGBTそのもののVVVF音です。速度センサレス制御をしていることと関係があるのかは分かりませんが、再加速をする際などに、一瞬甲高い音が聞こえたりします。また、同期モードに入った直後の加速時に、ずいぶんと共振しているようです。
 321系や225系でもそうですが、一応三菱製とされている車両が、東洋電機からのOEM供給されたVVVF装置搭載となっているらしいです。三菱電機の銘板が付いた車両も多々あります。
 録音は「くろしお23号」の阪和線日根野到着時→和泉砂川間です。
 走行音(東芝)[287sa.mp3/3.59MB]
 こちらは東芝製のVVVF装置を搭載した車両の走行音です。東芝製についても321系からの流れそのままです。東洋製の走行音で共振するような音が入るよりは速度が高いところのように思いますが、こちらも同じような共振のような音が入るところがあります。
 録音は「くろしお29号」の阪和線日根野到着時→和泉砂川間です。車内環境も良く、和泉砂川到着時に数少ない同一号車の乗客が降りたため、足音などが入りますが、全体的には静かです。が、残念なブレーキのかけ方なんですよね…
 走行音(東芝)[287sb.mp3/3.61MB]
 上のファイルの翌日に、別の時間のくろしお号に乗ったら、見事に同じ車両が来てしまいました(完全に同じ9両編成で)。こちらはブレーキのかけ方はいいのですが、特に加速時を中心に、しゃべり声などが目立つ状態になってしまいました。上のファイルの加速時と、このファイルの減速時を組み合わせると、それなりにきれいになるのですが、編集などをする気はありませんので、2ファイルを載せておきます。
 録音は「くろしお23号」の阪和線日根野到着時→和泉砂川間です。
・その他の写真
 「くろしお」用車両であるクモロハ286-12以下6連+クモハ286-7以下3連の9両編成です。先頭の「クモロハ」は0.5M車両の思想により出てきた形式名で独特なもので、先頭部は貫通扉があると見せかけて準備工事のみとされているそうです。
 撮影は「くろしお15号」です。
 2013.1.4 阪和線浅香駅にて撮影
 モハ286-105のVVVF装置で、東芝製です。321系や225系と同じく、あまり東芝らしくないパワーユニットの形状です。
 2013.1.5 東海道本線新大阪駅にて撮影
 モハ286-105の台車です。223系、225系と続く軸梁式のボルスタレス台車が採用されています。
 2013.1.5 東海道本線新大阪駅にて撮影

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