「のぞみ2号」521-3以下16連
2007.10.6 東海道新幹線静岡〜掛川間にて撮影
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1996年、山陽新幹線で300km/h運転を行うために登場しました。92年登場のWIN350で試験を行った翼型パンタグラフや、オール電動車の編成構成、先頭車の15mにも及ぶロングノーズが特徴となっています。
制御方式はVVVFインバータ制御で、4両ユニットのうちのM1、M2車(つまり偶数号車)に主変換装置2台ずつが、Mp車(3、7、11、15号車)には主変圧器が、残りの車両にはその他補機類が搭載されています。主変換装置のスイッチング素子はGTOサイリスタで、1C4M接続となっています。
16両編成9本が製造され、長らく東京〜博多間の「のぞみ」に運用されていましたが、N700系の登場により、東海道区間への乗り入れが減少していったため、2008年から編成の短縮と「こだま」への転用改造が行われました。改造の際、1〜4号車はそのまま使用され、上り方のユニットは13、10、11、16号車を5〜8号車に改造しました。翼型パンタの設置号車は編成から外されたり、パンタ非設置になったりし、代わりにシングルアームパンタが新設されています。
2010年までに8編成が8連化され山陽区間の「こだま」で運用されています。2011年10月現在、W1編成の1本のみ16連で残っていますが定期運用はありません。
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