・福岡市交3000系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
3610以下4連
3610以下4連
2007.2.24 七隈線天神南駅にて撮影
 2005年2月、七隈線開業と同時に営業運転に投入されました。16m級3扉のアルミ車体で、リニアモータ駆動による小断面地下鉄車両です。
 制御方式はVVVFインバータ制御で、高耐圧IGBT素子による2レベルインバータが採用され、ベクトル制御、純電気ブレーキ(日立製のため名称は異なります)方式などが盛り込まれています。編成は全電動車の4両編成で、中間の2両に制御装置を、先頭の2両には補機類や保安装置、ATO関連機器などが搭載されています。
 室内はロングシートですが、セパレート式と呼ばれる、1人分ずつ独立した座席で、幅も1人あたり465mmと、広くとられています。
 4両編成17本が製作され、橋本車両基地に配置されています。
 走行音[fkc3000a.rm/335KB]
 日立製IGBTの中でも、非同期モードが一定音ではなく「ヒュルヒュル…」と鳴るタイプが採用されました。JR東日本のE531系などのタイプではありますが、「ヒュルヒュル…」が途中で高くなったりはしないようです。減速時には、電気ブレーキによる停車をさせるわけですが、弱々しい音が聞こえてきます。また、リニアモータ駆動の地下鉄では、都営地下鉄や大阪市営地下鉄で、中速域以上で「グオーン」と大きな唸りが聞こえていましたが、この車両ではほとんど聞こえてこないようです。
 録音は七隈線次郎丸→賀茂間です。
・その他の写真
 3110以下4連を、客扱い終了後の、人がほとんどいないところで撮影してみました。室内の様子もよく見えるかと思います。
 2007.2.24 七隈線天神南駅にて撮影
 3108以下4連です。「回送」表示の写真ばかりではおもしろくないとも思いましたので、きちんと行先を表示している車両の写真を載せておきます。
 2007.2.24 七隈線天神南駅にて撮影
 3514号車から3614号車に向けての室内の様子です。セパレート式座席などの様子がよくわかると思います。外観と同じく緑系にまとめられています。
 2007.2.24 七隈線橋本駅にて撮影

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