・西鉄6050形
6551以下4連
6551以下4連
2001.3.4 天神大牟田線薬院駅にて撮影
 1995年、2年前に登場した4扉ロングシート車6000形のVVVF制御バージョンとして登場しました。車体のデザインは5000形に準じるものの、4扉となり、側窓が1段下降式になった点は大きな特徴となっています。運転台はT形ワンハンドルマスコン、ブレーキは電気指令式で6000・6050形で共通化され併結可能ですが、6000形は抵抗制御、6050形はVVVFインバータ制御という点が異なっています。
 VVVF装置は1両分4個のモータを一括制御し、2両分の制御装置を集約した方式ですが、99年度下期には4連のM'車と3連の電動車のモータを1個ずつ撤去し、1C4M+1C3Mあるいは1C3M×2群制御となっています。
 6050形は4連5本と3連2本の計26両が在籍し、天神大牟田線と太宰府線で活躍しています。
 走行音[nnr6050a.ra/328KB] 直接再生
 6050形の走行音です。モータが1台撤去されM車比率が下がった後の録音であるせいか、だいぶ加速が悪そうに聞こえてきます。ちなみに、99年下期に当時の在籍車両23両から計7台のモータを捻出していて、同年度末に3連1本が増備されているあたり、この増備編成にモータ6個を積み、残った1個を予備にまわしたのではないか、と予想しています。
 鳴っている音は三菱GTO後期形の1種で、営団9000系・05系や京急1700・600形の三菱GTO車や、新京成8900形と類似したものです。ただ、減速時に関しては回生失効速度の関係か、最後に非同期モードの音が下がる前に切れてしまいます。
 録音は天神大牟田線端間→味坂間です。この区間は西鉄の中で最も長い、3kmの駅間距離があって、たぶん普通列車では最もスピードの出る区間ではないかと思います。これで何km/mかと言えば90km/hを越えたくらいなのではという気もしないでもないですが・・・。ちなみに、この近くには「後の1個所だけドアが開きます」という放送の入った駅もありました。
・その他の写真
 6351号車のVVVF装置です。主として南北に走る天神大牟田線では東側の側面にこのように2相分のインバータが配置されています。形状はこの時期の三菱GTOの標準的なものと言えます。
 2001.3.4 天神大牟田線薬院駅にて撮影
 同じく6351号車のVVVF装置で、上の写真とは反対の側面から写したものです。こちらにはゲート制御部と1相分のインバータユニットが見えます。
 1999.3.1 大牟田線薬院駅にて撮影

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