・813系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
クモハ813-234以下5連
「強化形スカート」のクモハ813-234以下3連+クハ816-29以下2連
2007.8.18 長崎本線多良〜肥前大浦間にて撮影
 1994年登場の近郊形車両で、811系をベースとしながらも、2・3両編成を基本とし、VVVFインバータ制御を採用しています。
 主回路は、サイリスタ混合ブリッジの整流回路+VVVFインバータの構成となっていて、回生ブレーキは従来の車両で結果が思わしくなかったことと、回路が複雑になることから見送られ、811系などと同様発電ブレーキとされました。
 運用範囲は811系との混結運転を含め、鹿児島本線門司港〜荒尾間、長崎本線鳥栖〜長崎間、佐世保線肥前山口〜佐世保間、日豊本線小倉〜宇佐間などに加え、2001年10月からは筑豊・篠栗線の電化に伴い同線への乗入れも専用塗装になって開始しています(この時にロングシートのサハ813-500代6両を新造)。
 98年までに、0番代2連9本、100番代3連13本、2連6本、200番代3連36本が製造されましたが、0番代2連、100番代3連、200番代3連の各1本が、2002年に事故廃車となっています。
 廃車代替車として2003年、300番代3連が主要機器を流用して製造されました。また、同時に0番代2連8本に組み込むサハ813-400代が製造されました。
 2005年には3連3本が増備されましたが、GTOサイリスタの製造中止により、815系や817系で採用されたIGBT方式のVVVF装置に変更され、同時に回生ブレーキ装備となりました。ただし、1M2Tの編成であるため、817系などとは異なり1C2M×2群の構成となりました。
 2007年には更に、前面行先表示器が大形化された、1100番代3連6本が増備されています。
 0番代走行音(2連時代)[813-0a.rm/640KB]
 長崎本線での2両運転の列車で録音したものなのですが、鹿児島本線内でのノロノロ運転がうそのように、こちらでは猛スピードで突っ走っているようです。速度計を覗いていたらほとんどの区間で120km/h前後まで上がっていました。中・高速域での加速感が3両編成とはだいぶ違うように感じます。カセットテープでの録音のため、音質は悪いですが…。
 録音した鍋島→佐賀間も例外でなく122km/h(?)まで出ていたようです。この時って、空調が動いてしまっていたんでしょうかね。ずいぶん激しい風の音みたいなのが入ってしまいました。
 100番代走行音[813-1a.rm/815KB]
 こちらは100番代(3両編成)の走行音です。非同期モードの音が少し響きますね。それから、0番代と100番代のブロアー音がやや大きめのようです。200番代になってほとんど気にならなくなったのではないかと思います。
 ちなみに、0番代と100番代の区分理由は、811系と同じ歴史ではありますが、0番代はドア直近も含めて全て転換クロスシートのため、ドア付近のスペースが狭い、100番代では1列を固定式とすることでドア付近のスペースを広げた、というものです。
 録音は鹿児島本線南瀬高→渡瀬間です。110km/hくらいまでの加速だったと思います。
 200番代走行音(120km/h運転)[813-2a.rm/0.98MB]
 200番代では音に関する違いでは、変圧器関係(?)のブロアー音が小さくなり、ドアチャイムがやや甲高い音色に変わったことが挙げられます。本質的な違いは、運転室の拡大による定員減、外板のビードの一部省略(戸袋部など)、吊革の形状変更や数の変更などで、どちらかというと、大量増備に備えてコスト削減を図った感が強いようです。
 録音は鹿児島本線二日市→原田間です。快速運用で、120km/hまで出ています。途中に速度制限もありますが…。
 200番代空転音[813-2b.rm/319KB]
 とりあえず駅間が短いというだけの理由で基山→原田の2区間を録音しようかと思っていたら、いつの間にか雨が降り出していたようで、録音し始めた途端に空転が始まりました。車掌さんには鳥栖で乗った時点で車内改札じゃないですが行き先とかを聞かれたので車内放送のあとで乗務員室の仕切りドアを開けて直接乗り換え案内をしてくれたのですが、一緒に乗っていた友達ともども返答には困ってしまったわけでした…。それにしても車内放送でのしゃべり方とのギャップの大きさは何なんだろう…。
 基山発車時の音を載せています。多分最後の方はノッチ絞っていますね。速度も60km/hくらいまでしか上がっていなかったようです。これでもほぼ定刻というダイヤもなんだかなぁ、というところではあるわけですが。
 817系併結列車走行音[813_817m.rm/683KB]
 筑豊・篠栗線では一部列車で813系と817系の併結運転が行われており、小倉・折尾方に813系、博多方に817系が連結されると、このようにクモハ同士が連結されます。817系が東芝車でしたので、813系の一定音の非同期から、何回か切り替わる同期モードの音と、817系のシャワシャワ…という非同期音がきれいに混ざってくれました。歯数比は同じはずなんですが、高速域のモーター音もあまり揃ってないんですよね。
 録音は篠栗線柚須→原町間です。
 1000番代走行音[813-1ka.rm/1.29MB]
 IGBT素子を使用した3レベルPWMコンバータ+2レベルPWMインバータの組み合わせとなった、1000番代の走行音です。817系の東芝車と特に違いはないようですが、普段から異なる制御器の車両と連結するせいか、連結器(緩衝器)の状態が悪いようですね。新製後約3年での乗車ですので、ちょうど初回の要検を控えた、一番状態の悪い時期なのかもしれませんが…。
 録音は鹿児島本線羽犬塚→荒木間です。

・その他の写真
 「強化形スカート」導入前の、原形のクモハ813-227以下3連です。200番代車であるため、側面のビード加工が、戸袋部にはない、比較的すっきりとしたタイプの車両です。手前のクモハの床下にはずらりとパワーユニット12個が並ぶVVVF装置が見えますが、パンタグラフは一番奥のクハへの搭載となっています。
 2002.12.31 鹿児島本線鳥栖駅にて撮影
 「強化形スカート」装備のクハ813-2以下3連とクハ813-214以下3連の計6連です。2両目にはサハ813形400番代が組み込まれており、窓の色が違うのも分かると思います。
 2008.3.15 鹿児島本線鳥栖駅にて撮影
 福北ゆたか線(筑豊・篠栗線)仕様のクモハ813-115以下3連です。100番代の2連にロングシートのサハ813形500番代を組み込んだ編成となります。塗装変更時に「強化形スカート」への変更が行われたようです。
 この頃の写真はどうも流れてしまったような写真が多いですね…。
 2003.12.30 鹿児島本線博多駅にて撮影
 2003年製造の300番代車、クモハ813-303以下3連とクハ810-16以下4連です。熱戦吸収ガラス使用のため、ガラスが黒く見えます。
 2008.3.15 鹿児島本線鳥栖駅にて撮影
 クハ812-1003以下3連+クモハ813-210以下3連です。1000番代は、車体は従来の区分番代とほぼ同等で、床下機器が大幅に変更された車両です。パンタグラフもシングルアーム式となって、中間のモハに移されています。
 写真は今回も、シャッター速度の設定が間に合わず、流れ気味になってしまいました。
 2009.3.1 鹿児島本線博多駅にて撮影
 クハ812-1103以下3連+クモハ813-233以下3連です。この写真のとおり、1100番代は正面の行先表示器が巨大化しており、同時に先頭部の車体断面の変更まで行われています。側面の表示器も、同様に大形化されているようですね。
 2007.7.22 鹿児島本線折尾駅にて撮影
 サハ813-218からクハ813-218方向の室内です。0番代、100番代、200番代はいずれもこのような配色とされています。0番代の場合、ドア直近のクロスシートも転換式で、ドア脇の仕切が、更にドア直近に寄っているようです。
 2003.12.30 鹿児島本線博多駅にて撮影
 サハ813-402からクハ813-2方向の室内です。2003年に製造された車両で、その後の1000番代への流れにつながる室内の造作なのではないでしょうか。
 2003.12.30 鹿児島本線鳥栖駅にて撮影
 サハ813-505からクモハ813-118方向の室内です。筑豊・篠栗線仕様の100番代には、もともとの2連にロングシートのサハ813が組み込まれ、営業運転に投入された経緯があります。ロングシートと言いつつも、303系や815系に通じるベンチタイプのシートで、袖仕切などに差異があるようです。
 2002.12.31 筑豊本線飯塚駅にて撮影
 クハ812-1001の室内です。茶系モケットの転換クロスシートが並びますが、ドア直近の1列は固定式で、必ず向かい合わせの区画ができる構成となります。車端部は4人掛けのボックスシートです。
 2007.12.9 鹿児島本線大牟田駅にて撮影
 クモハ813-234のVVVF装置です。個別制御のGTOインバータということで、おきまりの形をしています。0番代、100番代、200番代、300番代までのクモハに共通です。
 2007.2.18 鹿児島本線鳥栖駅にて撮影
 モハ813-1103の海側(太平洋側)の主変換装置です。1000番代、1100番代は見た限りでは全車東芝製の主変換装置を積んでいるようです。形状は817系の東芝車と同じようで、左側からゲート制御部、コンバータ部(U相)、コンバータ部(V相)、インバータ部(UVW相一体箱)と続く構成のようです。東芝製ですので、インバータ部とコンバータ部の上下寸法は揃っています。
 2007.12.9 鹿児島本線鳥栖駅にて撮影
 モハ813-1102の山側(日本海側)のVVVF装置です。どうやら、海側、山側とも、まったく同じ形状の主変換装置を搭載しているようです。817系の東芝製とも全く同じ形状に見えますし、共通化を最優先したようですね。
 2007.12.9 鹿児島本線鳥栖駅にて撮影
 モハ813-1102の台車です。813系の増備途上で台車形式の変更が行われているようですが、細かな事情は分かりません。この写真は改良後とされるDT403K台車ですが、私には205系・211系ベースの台車にヨーダンパが付いたようにしか見えないですし…。
 2007.12.9 鹿児島本線鳥栖駅にて撮影

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