・キハ66&67形
キハ66 11以下2連
ラジエータの残っていた、原形エンジン時代のキハ66 11以下2連
1999.3.6 筑豊本線桂川駅にて撮影
 1975年、新幹線の博多開業に合わせ、北九州地区の輸送改善を目的として登場した快速用車両です。車内はセミクロスシートですが、クロス部分は転換クロスシートとされ、扉配置は一部の近郊形電車と似た、中央に寄せられた両開き2扉となっています。
 エンジンはキハ181系に準じたDML30系列ですが、出力を下げて使用されています。
 キハ66形は便所付車両、キハ67形は便所なしで発電エンジンを搭載した車両で、いずれも15両ずつが製造されました。
 93年からはエンジンの換装工事が開始され、2000年度までに全車両で完了しています。登場以来、長らく筑豊本線と篠栗線を中心に活躍していましたが、両線の電化が2001年10月に行われたため、全車両が長崎に転属となり、快速「シーサイドライナー」を中心に運用されています。
 走行音(原形)[dc67a.rm/741KB]
 原形のDML30HSH形エンジンを装備した車両の走行音です。起動時の「ガルル…」の音が特徴ですが、この時は偶然なのか、あるいは変速機側に寄りすぎて録音していたのか、あまりはっきりとは聞えていませんね。それにしても出力が高い割にはあまり加速がよくないような印象なのは気のせいでしょうかね。
 録音は篠栗線門松→篠栗間です。
 走行音(機関換装車)[dc67b.rm/941KB]
 こちらはDMF13HZAに換装された車両の走行音です。車体構造の関係か、あまり新潟エンジンらしい響きは感じられません。直結段に入るとだいぶ新潟製らしい音になりますが。
 それにしても、本当に変速段の加速時間が長いみたいですね。変直切替をしたと思ったら間もなく直結2段に入っていますから。やはり車体が重すぎて出力の割に加速がよくないんでしょうかね。
 録音は筑豊本線天道→桂川間です。
・その他の写真
 こちらは2000年に、登場時の塗装に戻されたキハ67 1以下4連です(後ろは九州色のキハ67 3以下2連)。
 2001.3.9 鹿児島本線博多駅にて撮影
 キハ67 1のエンジンです。塗装は原色ですが、エンジンはしっかり換装されていまして、DMF13HZAを装備しています。キハ147形のものと形式は同じですが、こちらはフル出力で使用されています。
 2001.3.9 鹿児島本線博多駅にて撮影

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