・2000系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
「南風5号」2011以下6連
ドア窓の小形化後の「南風5号」2011-2209-2103-2111-2154-2121の6連
2018.5.5 JR西日本宇野線備中箕島〜早島間駅にて撮影
 1989年3月に試作車が、90年11月に量産車が営業運転に就いた、JR各社を通しても初めての制御付自然振子式車両で、各車両に2台のエンジンを搭載する特急形気動車です。
 車体は軽量ステンレス製で、エンジンは直噴式330PS、変速機は変速1段・直結2段の自動切替式となっています。
 振子制御指令装置装備の非貫通先頭車2000形(試作の2001のみ普通車、2〜は半室グリーン)、貫通形の2100形(試作の2101は貫通路閉鎖)、中間車2200形、方向転換可能で振子制御指令装置を装備する貫通形先頭車2150形があり、2連以上で自在な編成が組めるようになっています。
 95年には出力アップ(350PS)・130km/h対応車が従来車に+300された車号で登場し(N2000系)、97年からは翌年のうずしお号130km/h化に向け、N2000系が本格的に製造されました。
 試作車3両の他、量産車は2000形10両、2100形22両、2150形7両、2200形19両の58両、N2000系は2400形6両、2450形6両、2500形4両の16両、土佐くろしお鉄道所有車として2000形1両、2100形1両、2200形2両の4両がそれぞれ製造されました。2005年3月の土佐くろしお鉄道宿毛駅での過走事故により2000形と2200形各1両が廃車となりました。その後の2600系気動車の登場や8600系増備車による運用見直しにより、2018年3月末に2200形2両が廃車となり、試作車3両についても2018年夏には廃車となることが発表されています。
 その他、2010年以降には車内のリニューアル工事が一部車両で実施されています。
 試作車走行音[JS2101a.mp3/9.16MB]
 試作車の走行音です。コマツ製エンジンに新潟製変速機の組み合わせで、確かにそれらしい雰囲気の音です。乗った場所がエンジンの真上に近くなってしまったようで、新潟製の変速機らしい高めの爽やかなサウンドは聞こえにくくなってしまいました。
 録音は「うずしお12号」志度→屋島→栗林間です。力強い加速をした後、すかさず排気ブレーキがかかるなど、聞き飽きない音が録れていると思います。それにしても、排気ブレーキの立ち上がり時、空噴かしの後で少し加速しているような音が聞こえてくるのが気になりますねぇ…。コマツ製エンジンの車両は他社の車両も含めてそういう傾向のようではありますが。
 量産車走行音[JS2154a.mp3/7.36MB]
 量産車の走行音です。試作車と大差はありませんが、エンジンと変速機の音のバランスを考えた場所に乗っている分、変速機からの高い音がよく聞こえているはずです。また、試作車と量産車では微妙に減速比が違っているようなのですが、それが原因と分かるような音の違いは感じられません。
 録音は「ミッドナイトEXP高松号」坂出→宇多津→丸亀間です。短い間隔で加減速をして、各駅間とも直結2段に進んではくれるのですが、直結1段に進むのが71km/h前後、直結2段に進むのは101km/h前後なので、このくらいの駅間では直結2段に入ってすぐノッチオフということが非常に多いです。
 量産車走行音(グリーン客室)[JS2006a.mp3/15.9MB]
 こちらはグリーン室内での録音です。2000系車両を投入しての時間短縮を狙った最大の目的とも思われる、土讃線の本当の山の中の区間で録音しています。直結2段に入るのは9分台〜10分台くらいの短時間で、12分頃には大歩危・小歩危の車窓の案内放送(自動放送)も流れてきます。そして排気ブレーキでかなり速度を落とします。その後は再加速やブレーキなどありますが、直結1段止まりのようです。
 録音は「南風11号」阿波池田→大歩危間です。
 リニューアル車走行音(グリーン客室)[JS2003a.mp3/25.8MB]
 同じくグリーン室内での録音です。リニューアル車でしたが、基本的に内装に手が加えられただけだと思われ、走行音の差異は感じられません。
 録音は「南風26号」土佐大津(運転停車)→後免→土佐山田→大杉間です。乗車列車の土佐大津駅は本来通過で、行き違いの下り南風号が停車する駅でしたが、行き違い列車の遅れにより、1線スルー駅の本線に停車しての行き違い待ちでした。このため、土佐大津からはストレートな加速で直結2段まで進段し、後免まで走ります。後免はいつものことですがポイント通過となる番線です。土佐山田からは徐々に山の中に入っていきますので、ところどころ速度を上げますが、途中でブレーキをかけたり再加速をしたり、という走り方になります。
 N2000系先行車走行音[JS2458a.mp3/9.63MB]
 N2000系の先行車となった2424-2458号車の編成の内、2458号車での録音です。何度か四国に行って見た時には、毎回この2両で編成を組んでいる印象があります。機関出力が大きくなっていますが、走行音には大差は感じられません。N2000系では外板のステンレスが厚くなったり、車輪側ディスクブレーキになったりなど、の変更も加えられているそうです。
 録音は「うずしお30号」志度→屋島→栗林間です。
 N2000系量産車走行音[JS2429a.mp3/28.1MB]
 N2000系の量産車である2429号車での録音です。走行音の違いは特になく、他のファイルよりも少し長めの区間の録音になります。
 録音は「うずしお6号」讃岐白鳥→三本松→志度→屋島→栗林間です。岡山行きのうずしお号ですので、高松で方向転換し、再度宇多津で南風号と連結作業をしつつ、方向転換もします。なかなか珍しい運転形態ではないかと思います。
 N2000系量産車走行音(2000系併結)[JS2462a.mp3/3.63MB]
 N2000系2462号車での録音で、既に「うずしお」130km/h化は実施済でしたが、南風やしまんとの運用に混ざって使われていました。2000系とN2000系でのギアチェンジの速度差もほとんどなく、特に連結したからと言って走行音が変わるということもありません。
 録音は「南風6号・しまんと4号」後免→土佐山田間です。珍しく後免駅の本線からのストレートな出発になっています。
 N2000系量産車走行音(2000系併結)[JS2521a.mp3/21.5MB]
 N2000系2521号車での録音で、こちらは年末年始の多客輸送対応のため、高松持ちの予備車を高知に貸し出したための併結運用と思われます。うずしお運用にはあまり季節波動はないようなのですが、南風系統はかなりの変動があるものと思われ、多客期には中間車の貸し出しは恒例行事のように行われている模様です。
 録音は「しまんと10号」多度津→丸亀→坂出→高松間です。
 N2000系量産車走行音(異音車)[JS2462b.mp3/5.54MB]
 N2000系2462号車での録音です。毎回ではないものの、力行ノッチの段数を変えたタイミング(?)でエンジン音が途切れたりと、おまえはキハ65か?と言いたくなるようなタイプの異音車です。
 録音は「うずしお27号」三本松→引田間です。
 南風10号・しまんと4号多度津到着自動放送[2000npa.mp3/357KB]
 チャイム付の自動放送になります。始発、終着の放送の他、多度津のような分岐点になるような駅への到着放送の前にはチャイムが鳴ります。
 南風13号高知到着放送(肉声)[2000npb.mp3/1.17MB]
 こちらは車掌による放送で、高知駅到着時の放送です。宿毛行きの南風号でしたので、高知はまだ途中駅です。車掌の放送の前に鳴るチャイムは同じメロディーですが音色が全く異なるのが特徴です。
 南風20号高知始発放送(肉声)[2000npc.mp3/3.40MB]
 こちらも車掌による放送です。何の変哲もない始発駅発車時の車内放送かと思いきや、後半は土佐くろしお鉄道の宣伝放送になります(笑)。
 宇和海28号松山終着放送(自動+肉声)[2000uwa.mp3/1.15MB]
 自動放送の後、チャイムと車掌による放送があります。自動放送前にはチャイムが鳴っていたのかどうか、記憶にないです…。当時のMDを聞き返しても、データの始まりがこのファイルとほぼ同じタイミングなので、録り逃したから編集したのか、初めからなかったのか、今となっては不明です。
・その他の写真
 土佐くろしお鉄道に所属する30番代の車両は長年アンパンマン列車仕様になっており、時々模様替えもされています。こちらの写真は近年の仕様で、更に通常の2000系と、「うずしお」のN2000系も併結された列車になります。
 前の方から「南風7号」2030-2231-2230-2130-2114と「うずしお13号」2463-2520-2429の合計8両の堂々たる編成でした。
 2018.5.5 JR西日本宇野線備中箕島〜早島間にて撮影
 土佐くろしお鉄道所属車、2030以下4連のアンパンマン号で、この編成への装飾としては最初のものがこの写真だったと思います。2030+2230+2231+2130の「あしずり7号」でした。
 2002.7.19 土讃線高知駅にて撮影
 「しおかぜ」に運用されていた頃の写真です。「しおかぜ9号・いしづち11号」で2006+2217+2210+2110+2107+2152+2109の7両編成でした。5両と2両に分かれていたはずです。この頃はドア窓が大きかったですね。
 2002.7.21 予讃線多度津駅にて撮影
 以前のアンパンマン号で、2007+2212+2203+2104の4両編成のものです。「南風20号」での撮影でした。
 2002.7.19 土讃線高知駅にて撮影
 切妻・貫通形の先頭車2100形を先頭とする列車で、最近の撮影なのでドア窓は全車小さくなっています。「南風8号」で2111+2102+2210+2206+2002の5両編成でした。通常4連のところに1両増結だったんでしょうかね。
 2017.1.1 予讃線丸亀駅にて撮影
 だいぶ昔のアンパンマン号で、2104+2203+2212+2007の4両編成の「南風9号」です。
 2001.3.1 予讃線多度津駅にて撮影
 2007の編成の反対側で、2104+2116+2203+2007の4両編成で「南風8号」です。2日前に反対側を撮影した時とは1両入れ替わっていました。
 2002.7.21 予讃線丸亀駅にて撮影
 しおかぜ号に充当されていたアンパンマン号で、2109以下8連の「しおかぜ10号」です。途中の車号は控えられませんでした。また、1両普通のが入ってますね。
 2004.1.2 予讃線丸亀駅にて撮影
 こちらは試作車で、2001以下4連です(2001+2201+2206+2101)。「TSE」のマークが目立つほか、各部に量産車との違いが見られます。
 2005.12.31 予讃線松山駅にて撮影
 試作車の「元」貫通形先頭車、2101以下4連です。プラグドアの採用で貫通幌を見えないようにするはずだったようですが、結局閉鎖されてしまったようです。2101+2117+2201+2001の4連でした。2両目のみ量産車です。
 2017.1.2 予讃線松山駅にて撮影
 グリーン車が入らない場合に、振り子制御をするのが2150形になります。切妻・貫通形の先頭車です。写真は「南風6号・しまんと4号」で、2154+2429+2462+2119の4両編成でした。両列車とも2両ずつで、ここ宇多津駅で分割運転となります。
 この頃はまだドア窓が全車大形でした。
 2002.7.21 予讃線宇多津駅にて撮影
 両端が貫通形先頭車で組成された「宇和海17号」で、2157-2216-2208-2105の4両編成です。近年は側面の客用ドアの窓が小さなものに改められていて、この編成は全車施工済となります。
 2018.4.30 予讃線西大洲〜伊予平野間にて撮影
 N2000系の先行車である2458-2424の2両編成の「うずしお5号」です。前面形状は普通の2000系(2100形、2150形)と同じで配色はN2000系仕様という異端車になります。ドア窓はいつの間にか小形化されていましたね。
 2018.5.2 高徳線オレンジタウン駅にて撮影
 N2000系の量産車である2429-2520-2463の3両編成の「うずしお16号」です。振り子車らしさがよく見えるカーブの撮影場所を選んでみました。ドア窓は中間車のみ小形化済み、両先頭車は大形のままのようです。
 2018.5.1 高徳線造田〜神前間にて撮影
 同じくN2000系量産車で、2427-2428-2462の3両編成の「うずしお6号」です。先頭車ばかりの3両編成で、3両ともドア窓は大形のままになっています。
 2018.5.2 高徳線オレンジタウン〜造田間にて撮影
 同じくN2000系量産車で、2426-2520-2461の3両編成の「南風8号」です。中間車だけは既にドア窓が小さくなっていました。それにしても、「うずしお」高速化後に編成全てN2000系での南風運用というのも珍しいように思います。
 2004.1.2 予讃線丸亀駅にて撮影
 量産車2006号車のグリーン室内です。座席はすごくゆったりしてますが、デザイン的には無難に、というところでしょうか。
 2016.12.31 土讃線高知駅にて撮影
 量産車2003号車のグリーン室内で、リニューアル後になります。床の張り替え、座席の交換などが行われました。
 2016.12.31 土讃線高知駅にて撮影
 量産車2112号車の室内です。四国の特急は奇抜な内装などにはなっていないです。
 2005.12.31 予讃線松山駅にて撮影
 量産車2205号車の室内です。こちらの方が原形のような気もしますが、正確なところはよく分かりません。
 2016.12.31 土讃線高知駅にて撮影
 量産車2118号車で、リニューアルされた室内です。8000系リニューアル車と類似の内装に改められています。
 2016.12.31 土讃線高知駅にて撮影
 量産車2006号車の普通室内です。こちらはアンパンマン仕様の室内です。外観は何もなかったような気がしたのですが…。
 2016.12.31 土讃線高知駅にて撮影
 N2000系先行車2458号車の室内です。上の方にある2112号車の内装と同じように見えます。
 2017.1.3 高松駅にて撮影
 N2000系量産車2428号車の室内です。運転室側から連結側の撮影ですので、車椅子対応でデッキとの仕切り扉が広幅になっているのが分かると思います。シートモケットなど、在来車とは異なるものになっています。
 2016.12.31 高松駅にて撮影
 同じ2428号車の室内で、連結側から運転室側の撮影です。運転室後ろの処理などが分かるかと思います。
 2017.1.3 高松駅にて撮影
 試作車2001号車のエンジンです。左側が動軸の方向です。コマツらしいL字の枠が見える、はずなのですがちょうど縦の骨組みの辺りが隠れているようです。
 2017.1.2 予讃線松山駅にて撮影
 同じく試作車で2201号車のエンジンです。これも左側が動軸です。ここまで綺麗な状態なので、コマツのL字枠もそれなりに見えてますね。
 2017.2.19 予讃線松山駅にて撮影
 量産車2106号車のエンジンです。試作車と大きな変更点はないように思われます。試作車では何かの小さな機器箱がシリンダヘッドを隠していましたが、量産車では向きが変わったようで、シリンダヘッドもそこそこ見えるようになりました。
 2005.12.30 土讃線阿波池田駅にて撮影
 N2000系先行車2458号車のエンジンです。形式は変わっていますが形状は大きくは変わっていません。
 2016.12.31 徳島駅にて撮影
 N2000系量産車2520号車のエンジンです。こちらも特に差はないようです。
 2004.1.1 高松駅にて撮影
 試作車2001号車の先頭台車です。振り子式ならではの台車形状ですね。
 2017.1.2 予讃線松山駅にて撮影
 同じく試作車で2101号車の先頭台車です。左右逆であること以外にも、微妙に2001号車と違うようにも見えますね。
 2017.1.2 予讃線松山駅にて撮影
 量産車2106号車の先頭台車です。試作車とは細かな相違点はあるようですが、どう説明していいかは分かりませんので悪しからず。
 2005.12.30 土讃線阿波池田駅にて撮影
 N2000系先行車2458号車の先頭台車です。台枠中央部の沈ませ方が大きくなった(角度がきつくなった)ようにも見えるし、軸箱周りのバネの形状も変化したようです。車輪にディスクブレーキが付いたのも大きな特徴です(相鉄みたいに目立つものではないけど…)。
 2016.12.31 徳島駅にて撮影
 N2000系量産車2520号車の台車です。先行車との明確な差分は分かりません。
 2004.1.1 高松駅にて撮影

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