・2600系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
「うずしお20号」2602以下2連
「うずしお20号」2602-2652の2連
2018.5.1 高徳線造田〜神前間にて撮影
 2016年度、将来2000系を置き換えるための特急気動車として登場しました。2014年登場の電車特急8600系に続いて空気バネを使用した車体傾斜装置を採用し、2000系と同等の曲線通過性能を目標としています。
 車体は21m級のステンレス製で、側面はレーザー溶接の採用により凹凸の少ない仕上がりとしたそうです。エンジンは排気量15Lのコマツ製エンジンで先に登場したローカル用の1500形と共通の形式です。変速機は1500形用をベースとしながらも、クラッチ切換時の乗り心地向上と登坂性能を両立させるとして、変速2段・直結4段自動切替の変速機が開発されました。この他、従来の気動車の制御電源は24Vとされる例が多かったのに対し、本系列ではDC100Vに変更され、電車用の機器との共通化も図られているようです。
 2017年2月に高松に搬入後、試運転等を重ね、2017年8月には臨時列車で、2017年12月からは定期列車(高徳線特急「うずしお」)での営業運転を開始しました。走行試験の結果、本来置き換えをしたいはずの「南風」が走る土讃線ではカーブが多すぎ、車体傾斜のための空気の供給が追いつかないとして、2000系の本格的な置き換えのためには再度振り子車を開発するとの発表があり、2600系は2連2本、計4両の幻の車種で終わってしまう見込みとなってしまいました。
 走行音[JS2651a.mp3/26.1MB]
 こちらはゴールデンウィークの多客輸送時の、「南風」「しまんと」の全号車を岡山〜高知系統で運転するための分離運転として高松〜多度津のみの運転となった「しまんと」号での録音です。本当は高松〜高知の「しまんと」に投入することも視野に入れていたのだと思いますが、叶いませんでした。
 変速2段式ですので、ストレートに加速する駅では、低速域で一瞬エンジン音が途切れるタイミングがありますが、そこで変速1段から変速2段に切り替わります(切換前後でエンジンの回転数があまり変わりません)。また、減速時には1000系、2000系等と同様に機関ブレーキを常用しますが、98km/h付近と75km/h付近でギアチェンジし45km/h前後まで効いている状況から、直結段の段数分の切換ができるようになっていると思われます。なお、加速については35〜36km/hで変速2段に、49〜50km/hで直結1段に、73〜76km/hで直結2段に、99〜102km/hで直結3段になります。2両の編成でタイミングを敢えてずらしているようで、2650形先頭の編成でしか乗っていませんが、2650形が低速側で、2600形が高速側でギアチェンジするようです。120km/hまで加速しても直結4段に入ることはありませんでした。何のために用意しているのでしょうかね…(性能的には130km/h運転を考慮しているとか?)。
 録音は「しまんと7号」高松→坂出→宇多津→丸亀→多度津間です。丸亀からの加速でストレートに120km/hまで加速します。それ以外は110km/hか、行っても115km/hくらいだったと記憶しています。
 走行音[JS2602a.mp3/16.2MB]
 こちらはメインの活躍の舞台である「うずしお」での録音です。早朝の下り列車に乗ったものの、思ったほど走ってくれなくて、直結3段への進段でさえも滅多にない状況で、さてどうすると綺麗に、いい走りが録れるのだろうと疑問が出てしまいました。考えた結果が「しまんと」分離運転列車での録音でしたが(笑)。
 録音は「うずしお1号」三本松→引田→板野間です。車内放送も録音したものの、久しぶりに使用したサブのレコーダの設定がオールリセットされていて、全部途中からしか録れていないという笑えない結果になっていました…。
・その他の写真
 幌付の先頭車となる、徳島方の2602以下2連です。「うずしお17号」での撮影です。
 2018.5.1 高徳線造田〜神前間にて撮影
 「しまんと7号」となる2651以下2連と、8600系の「いしづち24号」から「いしづち23号」への折り返しとなる8751以下2連の、ちょうど四国の新系列特急電車と気動車の各トップナンバーが並んだ写真となります。似たようなコンセプトで作られたものとは思いますが、独特な雰囲気の8600系と、どことなく253系「成田エクスプレス」に通じるものを感じる2600系と、結構違うものですね。
 2018.5.1 高松駅にて撮影
 2602号車の室内です。暖色系でまとめられています。
 2018.5.1 徳島駅にて撮影
 2651号車の室内です。こちらはシートモケットが青になっています。
 2018.5.1 高松駅にて撮影
 2602号車、高松方のエンジンです。15L仕様のコマツエンジンは、あまりコマツらしいL字の枠が見えないようです。エアクリーナー等が手前に鎮座していてシリンダヘッドもまともに見えません。なお、エンジンの裏側はというと、もはやそこにエンジンがあるとは分からないような機器配置ですので、裏側の写真は省略します。
 2018.5.1 徳島駅にて撮影
 2602号車、徳島方の台車です。振り子式ではなくなりましたので、比較的単純な軸梁式のボルスタレス台車となりました。S-DT68形で、駆動輪はエンジン側の1軸のみになっているそうです。また、新製時の車輪径は810mmと、振り子車と同等の車輪径とされています。
 2018.5.1 徳島駅にて撮影

前のページに戻る