・7000系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
7017+7110の2連
7017+7110の2連
2017.1.3 予讃線坂出駅にて撮影
 1990年の予讃線伊予北条〜伊予市間の電化開業にあわせて開発された単行・ワンマン運転対応の電車です。両運転台の制御電動車7000形と片運転台の制御車7100形とがあり、これらの組み合わせでフレキシブルな運用が組まれています。ワンマン運転対応のため客用ドアは運転台直後に配され、その部分は片開きに、そして中央のドアは幅の確保のため両開きとされ、ボックスシートとロングシートの千鳥配置となった室内と併せ、気動車の1000形と共に四国のワンマン車のスタイルを確立したと言えると思います。
 制御方式はJR四国では初めてのVVVFインバータ制御で、1両分4個のモータを一括制御する方式です。
 現在では、電化区間としてつながった高松〜伊予市間、多度津〜琴平間で幅広く運用されています。
 Mc車が25両、Tc車が11両製造され、しばらくの間、松山に7001〜7015と7101〜7106、残りは高松の配置となっていましたが、113系を1本廃車するための運用変更か、2017年度末に1両(7015)が松山から高松に転属となっています。
 GTO車走行音(単行)[JS7007ga.mp3/4.77MB]
 この7000系が登場した1990年の時点では、JRのVVVF車は207系900番代、785系、300系試作車くらいしか存在していませんでした。日立製のインバータが採用されたため、207系900番代や785系、既に量産されていた近鉄6400系・1220系(の当時の音)、東急9000系などと似たような音をたてています。VVVF装置は松山・伊予市方の台車直近にあり、この録音はVVVF装置側の台車付近での録音です。このように、低速域ではVVVF装置側からバリバリとノイズが重なってきます(それほど大きくはありませんが)。
 録音は予讃線北伊予→伊予横田→鳥ノ木間です。単線区間ですがどちらもストレートな加減速で、速度もいい感じで出ています。
 GTO車走行音(4M編成)[JS7013ga.mp3/14.9MB]
 一度は乗ってみたいと思っていた早朝の伊予西条〜松山間の4M編成の先頭車での録音です。4連の運用は2本ありますが、録音したこの列車は4M編成、もう1運用は2M2Tだったと思います。もっとも、車内が空いている区間では行き違いもほとんどなく、遅れる要素がないためゆったりとした走りにしか遭遇できない気がします(少なくともこの録音はそうです)。
 録音は予讃線伊予西条→石鎚山→伊予氷見→伊予小松→玉之江→壬生川間です。なお、4M編成は松山方から松山車、高松車、松山車、高松車と交互に連結されます。
 GTO車走行音(単行)[JS7014ga.mp3/13.7MB]
 こちらは再び単行列車での録音です。単行ワンマン列車の単線区間は速度が出やすい傾向があります。この車両(7014号車)はところどころでモータから「ヒュン、ヒュン」と甲高い雑音が聞こえてくる、東芝製かと思えるモータ音です。
 録音は予讃線松山→市坪→北伊予→伊予横田→鳥ノ木→伊予市間です。
 GTO車走行音(1M1T編成)[JS7018ga.mp3/20.7MB]
 こちらは1M1T編成の車掌乗務列車での録音です。7000系のワンマン列車では後部車両が必ず閉鎖されるため、下り列車の場合はM車に乗せてもらえなくなってしまいます。この録音をした頃はまだ半自動ドア用の開閉ボタンが設置される前だったため、半自動扱いになると、この録音のように空気の音だけが聞こえてドアは動かないという、国鉄形車両のような動作になります。
 録音は予讃線大浦→伊予北条→柳原→粟井→光洋台→堀江→伊予和気→三津浜間です。最後の区間が一番速度が出ていたりします。
 GTO車走行音(単行)[JS7020ga.mp3/11.0MB]
 こちらは単行ワンマン列車での録音です。特に目立った特徴もないと思います。
 録音は予讃線松山→三津浜→伊予和気→堀江間です。
 GTO車走行音(単行)[JS7020gb.mp3/10.6MB]
 上のファイルの続きの区間となります。交換待ちでしばらく停車する時間があり、一度録音を止めていますので別ファイルとなります。
 録音は予讃線堀江→光洋台→粟井→柳原→伊予北条間です。2つのファイルを合わせて松山から伊予北条までの1列車の走行音となります(始発が松山だったかどうかは覚えてないですけどね…)。
 GTO部分更新車走行音(3M1T編成)[JS7001ra.mp3/13.6MB]
 2012年より、経年劣化の進むVVVF装置の内部の一部部品交換やはんだ付け部分の劣化対策などの部分的な更新工事が施工され、2015年までに7001〜7004、7006〜7008、7014、7019、7021の10両が施工されたようです。はっきり言って音は全く同じです。実は2017年度になってから本物の更新工事が始まって7010号車がIGBT(?)になったとの情報もあります。
 この録音は高松方の運転室付近での録音になります。
 録音は予讃線宇多津→坂出→八十場→鴨川→讃岐府中間です。普段は2M1T(Mc+Tc+Mc)の列車なのですが、録音した日はたまたま後にMc車が1両増結された4連になっていて、余計に空いていました。
 GTO部分更新車走行音(2M1T編成)[JS7002ra.mp3/12.4MB]
 同じく部分更新が施工された車両での録音で、こちらは松山方の台車付近での録音ですので、やはり低速域ではVVVF装置からバリバリと聞こえてきます。連結部からのいろいろな音も聞こえてきますが…。
 1つ上の3M1T編成を録音したのと同じ列車で、通常の2M1Tでの運用になっていました。
 録音は予讃線多度津→讃岐塩屋→丸亀→宇多津→坂出間です。
 GTO部分更新車走行音(2M1T編成)[JS7007ra.mp3/5.13MB]
 同じく部分更新が施工された車両での録音で、更新前にも録音したことがある7007号車での録音です。乗車位置は松山方の台車付近となりますが、やはり連結部からギシギシと雑音が聞こえてきますね。
 2つ上の3M1T編成を録音したのと同じ列車で、こちらも通常の2M1Tでの運用になっていました。
 録音は予讃線多度津→讃岐塩屋→丸亀間です。
 GTO部分更新車走行音(単行)[JS7019ra.mp3/7.91MB]
 同じく部分更新が施工された車両での録音で、単行ですが車掌乗務の列車でした。特段いい走りをするとかではないのですが、運転士さんの喚呼の声がすごくいい感じでした(ほとんどそういうネタでの掲載…)。
 録音は予讃線伊予桜井→伊予富田→今治間です。
 IGBT試験車走行音(単行)[JS7016fa.mp3/6.60MB]
 高松運転所に所属する7016号車は1996年2月にVVVF装置をIGBT素子を使用したものに換装され、長期試験に供用されているようです。1998年に乗車した際には、運転台の片隅に「VVVF装置試験車」の札が掲げられ、取り扱いについての説明が書かれていたようで、どうやら1C2M×2群の制御単位になっているらしいです。ただ、装置の形状からは1C2M×2群のようには正直見えません(パワーユニットが3つなので普通は3相分かと思うので)。ただ、1つのパワーユニットに2群分とか、イレギュラーな実装をしているのかもしれませんが。
 音を聞くと富士電機製であることが分かります。山陽5030系とそっくりですし、209系900番代の非同期の音とも似ています。
 録音は土讃線善通寺→金蔵寺→多度津間です。この車両を捕まえるために高松の7000系の運用を頑張って調べたのですが、夜に多度津〜琴平を2往復くらいする単行運用は、前後の運用も単行なのだと思っていたら大間違いで、1M1T運用の途中で多度津でTc車を切り落として数時間の単行運用をし、翌日にはきちんと元の2連に戻り、2連運用を続けるという意外な流れでした。ということで乗ったのが1M1T運用の録音の方の列車になるわけです。
 IGBT試験車走行音(1M1T編成)[JS7016fb.mp3/9.82MB]
 同じ7016号車で、VVVF装置のある松山方台車付近での録音です。非同期モードの音がかなり小さく、連結部からの雑音に負けてしまいます。
 録音は予讃線伊予土居→赤星→伊予寒川→伊予三島間です。
 IGBT試験車走行音(1M1T編成)[JS7016fc.mp3/12.6MB]
 こちらはVVVF装置からは離れた、高松方台車付近、先頭部での録音です。SIVには近いはずなのですが床下からの「ブーン」という一定の音(まさかSIVだと思うのですが)はこちらの方が小さいように思います。
 録音は予讃線川之江→箕浦→豊浜→観音寺間です。かなりの速度で走っているような気がします。
 なお、7010号車のVVVF装置が換装された頃、この7016号車は元のGTOに戻ったらしいです。

・その他の写真
 IGBT試験車だった当時の7016+7108の2両編成です。床下のノッペリとしたVVVF装置はずいぶん目立つものです。
 2017.2.18 予讃線丸亀駅にて撮影
 3両編成で、7025+7111+7022の、高松車の編成でした。中間にTc車を挟んだ3両編成というパターンもこのようにあります。
 2005.12.30 予讃線坂出駅にて撮影
 2両編成で、7006+7003の、松山所属のMc車同士の編成でした。松山方からの写真で、幌付なのと、電連が2段式になっているのがわかると思います。Tc車への補助電源供給用の回路が入っているようで、Mc車同士の編成では接続されないように、片側のみに設置しているようです。よく見ると6000系も同じように作られているんですね。
 ちなみに後の7003号車はSIVのところだけ綺麗になっています。交換されたばかりのように見受けられました。
 2017.2.19 予讃線今治駅にて撮影
 7010号車の写真です。貫通扉内にワンマン運転の表示が出ていますが、この頃は幕だったはずです。松山方からの撮影なので幌付、電連2段式です。また、ドア横の半自動扱い用のスイッチの設置もこの頃になります。
 2005.12.31 予讃線松山駅にて撮影
 7011号車で、こちらはワンマン表示がLED化された後の撮影になります。
 2017.1.2 予讃線松山駅にて撮影
 Tc車側からの撮影で、7108+7016の2連です。ワンマン表示が幕式です。同じ頃に松山車はLED表示のものがほとんどになっていました。7000系のワンマン列車は先頭車にしか乗れないため、この状態ではMc車は締め切りとなります。
 2017.2.18 予讃線観音寺駅にて撮影
 7002号車の室内です。色あせた紫色とはっきりした紫色の場所が混在してます。JR四国のワンマン仕様車オリジナルの配置で、ロングシートとボックスシートを千鳥配置したセミクロスシートが特徴です。
 2017.2.18 予讃線多度津駅にて撮影
 7104号車から7001号車方向の室内です。シートモケットが交換済みなのか、しっかりとした紫色になっている感じがします。Mc車との連結面のところは妻窓なしで、普通に壁ですね。
 乗車列車はMc-Tc-Mcの3連が所定のところ、更に1両Mc車が増結されていた時で、ずいぶん空いていました。
 2017.1.1 予讃線丸亀駅付近にて撮影
 7001号車のVVVF装置です。この車両の登場当時の日立製インバータの典型的な形状で、近鉄1220系や6400系列、東急9000系、東武10080系(当時)、相鉄新7000系など、類似例も多くあります。
 日立の社名の刻印などは通常中央のパワーユニットの右側にあるのですが、この写真は一番左になっています。
 2002.7.21 予讃線丸亀駅にて撮影
 7015号車のVVVF装置で、すごく綺麗な状態でした。編成表のデータではこの車両に「VVVF更新」の記録はないのですが、更新銘板が付く場所に銘板が写っているので、更新済(もちろん部分更新ですが)である可能性が高いと思います。
 2017.2.19 予讃線松山駅にて撮影
 7025号車のVVVF装置です。こちらは日立の社名刻印が一番右に寄った事例です。まぁ、同じ形状の蓋が3枚あるだけの場所だと思うのでどうでもいいのでしょうが…。
 2005.12.30 予讃線坂出駅にて撮影
 7019号車のVVVF装置の裏側にある、ゲート制御装置です。S-HS58形という銘板が付いているようです。左にはフィルタリアクトル、右側には高速度遮断機が見えます。
 2017.1.2 予讃線伊予三島駅にて撮影
 IGBT試験車だった7016号車のVVVF装置です。原形のGTOのVVVF装置と長さ方向の寸法が同じであるように見えます。この形状で1C2M×2群だとすると、1つのパワーユニットにつき2相分の素子が納まっていることになります。気になって反対の側面もチェックしましたが、GTO車と同様にゲート制御部があるだけで、パワーユニットはこの写真に見えている部分にしかありません。
 ちなみに富士電機製で、本当にノッペリとしてますよね。少し後の世代で登場する東芝IGBTもこんな感じですね。
 2017.2.18 予讃線観音寺駅にて撮影
 7016号車のVVVF装置の裏側にある、ゲート制御部になります。当然ではありますが、富士電機のVVVF装置の時代には富士電機製のゲート制御装置が搭載されていました。日立製のものと比べると形状がわかりにくく、たぶん左側がゲート制御部、右側の箱には断路機などが入っているものと思いますが、それらしい形をしていないこともあり、はっきりとは分かりません。
 2017.2.19 予讃線松山駅にて撮影
 7016号車のSIVで、原形のS-SIV-86形です。富士電機製の銘板が付いていました。全くSIVらしくない形状で、単なる床下箱にした見えません。裏側も全く関係ないので、本当にこれだけです。
 2017.2.19 予讃線松山駅にて撮影
 7013号車のSIVで、更新後の装置です。S-SIV-86F-1形となっていて、富士電機製です。更新前もSIVらしくない形でしたが、更新後もらしさはありませんね。簡単に開けられそうな蓋と、そうでない場所に分かれたりしているので、少々危険な部位がありそう、程度の感覚は持ちますが…。
 2017.2.18 予讃線伊予西条駅にて撮影
 7016号車の台車です。S-DT58形台車となっています。JR化後間もない時期の登場でもあり、211系等と同じような形状のボルスタレス台車です。
 2017.2.18 予讃線観音寺駅にて撮影
 7108号車の冷房装置です。S-AU58形で、7000系だけでなく後に6000系にも同じものが使用されています。
 2017.2.18 予讃線観音寺駅にて撮影

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