・8600系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
「しおかぜ・いしづち12号」8601以下7連
「しおかぜ・いしづち12号」の8601以下7連(E11編成+E12編成+E1編成)
2017.2.18 予讃線丸亀駅にて撮影
 2014年3月、予讃線の電化区間で「しおかぜ」に運用される2000系気動車の運用を置き換えることを主目的として開発された特急形電車です。8000系の制御付自然振り子方式は取りやめ、この車両では空気バネによる車体傾斜方式が取り入れられ、最大2度の傾斜と、振り子車より小さな傾斜角ではあるものの、8000系と同等の運転時分を確保しています。
 21m級のステンレス車体で、レーザー溶接の採用により凹凸を少なく見せる仕様となっています。前面には蒸気機関車をイメージしたという円形のブラックフェイスとなりました。
 編成は1M1Tの2両編成と1M2Tで半室グリーン車が入った3両編成の2種類が用意され、M車の制御方式はVVVFインバータ制御となりました。2レベルIGBTによる個別制御で、全閉外扇式の誘導電動機を使用することで更にメンテナンスフリー化が図られています。また、ブレーキは8000系の発電ブレーキのみから変更され、ブレーキチョッパを搭載し、回生ブレーキと発電ブレーキのブレンディング制御が行われています。
 2014年3月に2連2本が登場し、2015年10月に2連2本と3連2本が、2018年3月には3連1本が増備され、計17両が「しおかぜ」「いしづち」を中心に運用されています。
 1次車走行音(客室)[JS8601a.mp3/11.1MB]
 1次車である8601号車の客室内(運転室とは反対寄り)での録音です。甲高い非同期モードの音やその後の唸り方など、これまでの東洋電機製IGBTインバータの流れを汲みながら、同時期の類似仕様の車両である阪急1300系とも似た雰囲気となっています。個人的にはこのタイプはちょっと…、という感じですが。
 録音は「いしづち106号」壬生川→石鎚山(運転停車)→伊予西条間です。石鎚山はおそらくこの列車の所定では通過だと思われるのですが、行き違い相手の列車の遅れにより本線側に停車となり、石鎚山→伊予西条は加減速ともストレートな区間となっています。
 2次車走行音(客室)[JS8603a.mp3/10.1MB]
 こちらは2次車である8603号車の客室内(運転室寄りですが中間車)での録音です。特に1次車と変わらないと思います。
 録音は「いしづち106号」多度津→丸亀→宇多津→坂出間です。
 2次車走行音(デッキ)[JS8604a.mp3/3.90MB]
 2次車8604号車のデッキ(運転室とは反対側)での録音です。客室でも非同期モードの音もはっきり聞こえる車種であり、デッキだからと言って大きく変わるわけではないです。強いて言えば、ドアの開閉音やドアチャイム等は当然このファイルが一番よく聞き取れますね。
 録音は「いしづち9号」坂出→宇多津間です。年末年始の多客輸送に伴い「しおかぜ」が8000系8連で通し運転、「いしづち」は高松〜多度津間(2018年ゴールデンウィークは上りのみ宇多津始発)の短編成でのピストン輸送と分離運転された時の録音になります。
 2次車3連走行音(客室)[JS8606a.mp3/23.7MB]
 2次車のうち半室グリーン車付3連の8606号車客室内(運転室とは反対側)での録音です。MT比が低くなる分、少し重たいのかな?とは思うものの、特に明確な違いは感じられませんでした。
 録音は「いしづち106号」伊予三島→川之江→観音寺→高瀬→詫間間です。
 2次車3連走行音(客室)[JS8606b.mp3/10.3MB]
 同じく8606号車で、運転室寄りの客室内での録音です。この当時のダイヤでは通常この「いしづち106号」は2+2の4両編成のところ、年末年始ダイヤで2両編成が高松〜多度津間のピストン輸送に充当される分、朝晩のいしづち単独運用を3連に変更していたようです。8000系は8両をほぼ固定扱いにして予備車なしのフル稼働にしていたようです。
 録音は「いしづち106号」多度津→丸亀→宇多津→坂出間です。
 いしづち19号高松停車中自動放送[8600iza.mp3/896KB]
 8000系と同様、始発駅の停車中には定期的に自動放送が流れます。チャイムはJR四国標準のメロディーが引き続き使用され、放送内容は8000系の更新後と同一と思われます。イントネーションの不自然な箇所なども同じ感じがします。

・その他の写真
 1次車の第2編成となる、8602以下2連(E12編成)です。高松〜多度津間分離運転の「いしづち14号」での撮影です。
 2017.1.3 予讃線坂出駅にて撮影
 2次車の第2編成となる、8754以下2連(E14編成)です。「いしづち9号」となる車両での撮影です。松山方の車両に連結用の幌が備えられています。
 2016.12.31 高松駅にて撮影
 2次車の第4編成(グリーン車付の中では第2編成)となる、8702以下3連(E2編成)です。構内入換中の撮影になります。微妙な位置に影が落ちたりしてしまっていますね…。
 2017.1.2 松山駅にて撮影
 2017年度に増備された3次車、8703以下8連(E3編成+E2編成+E13編成)です。多客期のため分割運転をしない「しおかぜ17号」での撮影です。
 2018.5.4 JR西日本宇野線備中箕島〜早島間にて撮影
 2次車の半室グリーン車、8702号車(E2編成)のグリーン室内を、普通席側から乗務員室方向に向いて撮影した写真です。2+1列のリクライニングシートが並びます。手前の壁は荷物置き場だったか、あるいは仕切り扉と座席・通路位置のずれをカバーするためのものだったか、よく覚えていません。
 2017.1.2 松山駅にて撮影
 1次車の第2編成となる、8602号車の室内です。連結部側から乗務員室方向の撮影です。高松方のMc車となる8600形はこのように黄緑色のシートモケットになっています。
 2017.1.3 高松駅にて撮影
 同じ編成の松山方Tc車、8752号車の室内です。こちらは乗務員室側から連結部側に向いての撮影です。車椅子対応座席が設けられている関係で、連結側の自動ドアが広幅のものになっているのが分かります。シートモケットはオレンジ系のものになっています。
 2017.1.3 高松駅にて撮影
 2次車8606号車のVVVF装置で、南側の側面からの撮影です。個別制御ですが、同じ形状のVVVF装置が両方の側面から見える配置となっており、片側につき2群ずつ内蔵しているものと思われます。なお、左側にはフィルタリアクトルが、右側には発電ブレーキ用の抵抗器が見えています。
 2017.1.2 松山駅にて撮影
 1次車8602号車のVVVF装置で、北側の側面からの撮影です。ちょうど左右をひっくり返した配置になっているようです。
 2017.2.19 予讃線新居浜駅にて撮影
 1次車8602号車のブレーキチョッパ装置です。北側の側面から見ると、VVVF装置の左側に配置されています。
 2017.2.19 予讃線新居浜駅にて撮影
 2次車8701号車のSIVです。S-SIV150M形で、ハイブリッドSiC仕様とされているようです。南側の側面からの撮影です。
 2017.2.18 予讃線丸亀駅にて撮影
 1次車8751号車のSIVで、北側の側面からの撮影です。SIVに関してはパワーユニットは左右に同じ物が配置されているのだと思いますが、他の機器は左右で別の役割があるのだと思われます。この形式に関しては待機二重系仕様となっているようです。
 2017.2.19 予讃線新居浜駅にて撮影
 2次車8604号車の台車です。S-DT66形台車で、軸梁式のボルスタレス台車となっています。
 2016.12.31 高松駅にて撮影

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