・30形(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
39号車
ゴールデンウィークだったため小さな鯉のぼりを掲げて走る39号車
2007.4.28 函館駅前〜松風町間にて撮影
 1993年に函館ハイカラ號として復元された電車で、元は1910(明治43)年に成宗電気軌道でデビューした木造車で、1918(大正7)年に函館に移りました。1937(昭和12)年にササラ電車に改造された後、1992年まで除雪車としての活用が続いていました。
 元は木造車体でしたが、現在では鋼製の車体に難燃化した樽材を取り付ける形態になっているそうです。下回りは2軸の台車1つでモータを2台積んでいるため、全軸駆動の形になります。この時代の生まれですので、当然ながら釣り掛け駆動となります。
 39号車の1両のみが在籍し、春から秋にかけて、昼間のみ営業運転が行われています。
 走行音[hkd39a.mp3/1.98MB]
 釣り掛け駆動の路面電車の、割と普通の音ではありますが、2軸しかない車両ですので、ジョイント音が独特なものとなります。また、歯数比が小さめですので、他の路面電車の釣り掛け駆動より重たい加速音になっています。ファイルの最後の方でコンプレッサが回り始めていますが、「ボコボコ…」と鳴るタイプにしては動きが速いですね。
 録音は駒場車庫前→競馬場前→深堀町間です。
・その他の写真
 真横からの写真になります。2軸車であることがよく分かると思います。
 2014.6.28 駒場車庫前電停付近にて撮影
 39号車の室内です。昔の様子に忠実なのかどうかは知るよしもありませんが、とりあえずレトロな雰囲気には仕立てられています。
 2014.6.28 谷地頭電停にて撮影

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