・1000系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
1618以下6連
1612以下6連
2006.1.4 西神線伊川谷駅にて撮影
 1977年、神戸市営地下鉄の最初の開業区間となる新長田〜名谷間の営業開始に備えて登場した車両で、自動可変界磁方式の電機子チョッパ車で、19m3扉のアルミ車体、全電動車4両編成として運転を開始しました。
 その後83年の新長田〜大倉山間延伸時に5連化され、その後の延伸時にも増備が続き、編成としては87年の西神中央〜学園都市間延伸時までに18編成が製造され、89〜90年にかけて全編成の6連化が行われています。
 走行音(初期車)[kbc1000a.rm/476KB]
 1000系の初期車の走行音です。初期車も後期車も、2000系も全く同じ周波数でチョッパ装置が動作しているわけで、それほど音が違うということではないのですが、どうも1000系の初期車と後期車ではチョッパ装置の形状が大きく異なり、チョッパ音の大きさもだいぶ違っているようなのです(初期車の方が小さいらしい)。関西らしくチョッパ音はやはり低い音で、阪神と同様2相の合成周波数が350Hzらしいのでその半分、175Hzということになると思われます。
 録音は伊川谷→学園都市間です。
 このグループは01〜04編成までのため、既に1000-01系化により消滅しています。
 走行音(後期車)[kbc1000b.rm/500KB]
 こちらは後期車の走行音です。初期車のところに書いたように、多少チョッパ音が大きくなったと思います。それ以外の違いは特にないかと・・・。
 録音は総合運動公園→学園都市間です。
 走行音(後期車)[kbc1000c.rm/528KB]
 これも後期車の走行音です。この区間は写真にもたくさんあるように、駅を出発していきなり山岳トンネルに突入するような区間で、ひたすら勾配を駆け上がっていくような区間です。力行時間の長さをお楽しみ下さい。
 録音は伊川谷→西神南間です。
・その他の写真
 1618以下6連です。1000系では16〜18編成の3本だけが2台の分散クーラーを搭載しています。15編成までは3台の分散形となっています。
 2006.1.4 西神線伊川谷駅にて撮影
 1604以下6連のVVVF化前の姿です。「国民年金」の広告が特徴でしたが、VVVF化時に一般塗装に戻されています。
 2001.3.12 西神線伊川谷駅にて撮影
 1次車である1205号車のチョッパ装置です。開業時に製造された6編成がこのタイプだったようです。既にVVVF化により消滅しています。
 それしても、日立のマークが3つも並んだ装置というのも珍しいと思います。
 2001.3.12 西神線伊川谷駅にて撮影
 1210号車のチョッパ装置です。2次車からはこの形状に変更されたようです。2000系でもこれと同じ形状のチョッパ装置が使用されていて、事実上神戸市交の標準形と言っていいのではないでしょうか。
 2006.1.4 西神線伊川谷駅にて撮影
 1218号車のチョッパ装置付近の裏側です。左側が「転換器」、右側が「主コンデンサ」とあるようです。最近のVVVF車の構成と比べてしまうと、かなり大がかりですね…
 2006.1.4 西神線伊川谷駅にて撮影

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