・近鉄1422系列
1442以下2連+1508以下4連
1442以下2連+1400系1508以下4連
1999.2.26 大阪線榛原駅にて撮影
 1987(昭和62)年3月に1250系として製造されたところから始まる三菱製インバータを積んだ量産系列。7編成が製造された後、1990年には1422系に改番され、全線共通仕様の1430系が登場し、92年には補助電源をSIVとした1435系、1533号車にて試験を行ったボルスタレス台車を装備した1436系、ディスクブレーキの変更を行った1437系、1437系の4・6連バージョンとして1620系が登場しました。
 インバータのソフト変更に関しては、1432Fまでが登場時は1420系的な音で、1433F以降が登場時から現在と同じ音であったものと予想されます。
 1422系6本、1430〜1437系が計15本、1620系が4連5本と6連1本製造され、大阪・名古屋線で活躍しています。
 1422系走行音(現在)[knk1422a.ra/191KB] 直接再生
 このグループでは歯数比が大きくとってあり、1220系のように非同期直後の音が1段目・2段目とも後期の車両と比べてやや長いようにも思われますが、変わらないといえば変わらないようにも思います。それにしても、この車両もよくWNカルダンの「ゴロゴロ」が聞こえてきますね。
 録音は大阪線近鉄八尾→久宝寺口間です。
 1437系走行音(異音車?)[knk1437a.ra/272KB] 直接再生
 1422系は歯数比が大きく、1430系以降はやや高速向けで小さくなっています。そのせいか、全体的になにか悲しげな響きになっています。それにしても非同期直後の3段階くらいに変化する音は非常に不思議な印象です。なぜか2連の三菱車ではこのような音をよく聞くのですが、同時期、あるいはこれより後で製造されている5800系などではあまりこういう音を聞かないから不思議なものです。
 録音は大阪線桜井→大和朝倉間です。
 1437系走行音(空転・滑走)[knk1437b.ra/317KB] 直接再生
 こちらは同じく1437系の空転・滑走時の音です。空転に関してはそれほど激しくはないのですが、滑走が結構激しかったです。まず注意信号に向けての減速でかなり滑っていたようで、緩解した瞬間にかなり回転数が上がったようです。その後の停車時のブレーキでは非同期モードに入ってからもはっきりとモータの回転数が上下している様子がわかります。
 録音は大阪線伊賀神戸→青山町間です。
 1620系走行音[knk1620a.ra/281KB] 直接再生
 こちらは4両または6両固定編成に組まれている1620系です。起動時にノッチを絞ってしまっているようで分かりにくいかもしれませんがやはり後期車流の音になっていると思います。とは言っても1437系のような音はしませんが・・・。
 録音は大阪線鶴橋→今里間です。
・その他の写真
 4連、6連バージョンの1620系です。写真は1625以下4連と1437系1445以下2連の計6連です。
 1999.9.5 大阪線榛原駅にて撮影
 写真は1437系のモ1443の三菱製VVVFインバータ装置ですが、1422系以降の三菱インバータ搭載車は全てこれと同じ形です。
 1999.9.6 大阪線鶴橋駅にて撮影

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