・近鉄2400系列(2400・2410・2430系)
2416以下6連
2410系2416以下2連+2430系2444以下4連
1999.9.6 大阪線鶴橋駅にて撮影
 1966(昭和41)年、大阪線用のM-T編成車として2400系が製造されました。制御装置は大阪線用通勤車では初の電動カム軸式で、定格電圧の高いモータを使用し、2個永久直列×2組の直並列制御が行われ、更には磁気増幅器を使用した無接点方式の制御装置が採用され空転検知機能も備えるなど、数々の新機軸が盛り込まれた車両でした。
 68年にはラインデリアを設置した車両として2410系が登場しました。増備途上に車体幅や難燃構造の基準、台車構造などに変更が加えられ、国分以西の平坦区間での1M2T編成組成用に増結用のTc車も製造されました。
 71年には勾配区間でも3連で使用できる形式として2430系が登場しました。2M1T組成とされ、一部編成が平坦区間用に1M2Tで製造されました。
 現在では編成が大幅に整理され、2連は2400系2本、2410系19本、3連は2430系7本、4連は他系列と混成の編成も含めて10本が在籍し、総両数は104両となっています。
 2410系走行音[knk2410a.ra/374KB] 直接再生
 歯数比が高速向きになっている分8000系や2470系などに比べると低速域では悲しげな響きとなっているように思います。高速域はMT46によく似た雰囲気です。
 この日は確か雨が降っていて、起動時はノッチを絞っていたようです。なかなか直並列切替えが行われていないようですので、2ノッチをしばらく維持していたんでしょうね。
 録音は大坂線桔梗が丘→美旗間です。
 2430系走行音[knk2430a.ra/309KB] 直接再生
 モータ形式が同じですから、当然同じ音です。が、起動時に「シュイーン」という音がはっきり聞こえてきますね。もちろん単なる個体差でしょうが・・・。
 録音は大阪線伊賀神戸→美旗間です。
 こちらも2410系と同じ日の録音ですので、ノッチを絞って加速していますね。減速時も滑走寸前の状況だったようですし・・・。
・その他の写真
 2430系2440以下3連+2439以下3連の計6両編成です。後の3両だけ簡易塗装化されているようですね。
 2001.1.7 大阪線青山町駅にて撮影

前のページに戻る