・近鉄5200系列
5156以下6連
5156以下4連+2410系2413以下2連
1999.9.6 大阪線鶴橋駅にて撮影
 1988(昭和63)年に登場した3扉転換クロスシートの急行用車両で、補助電源をSIVとした5209系、ボルスタレス台車を装備した5211系と細分され13本が製造されました。車体は構造の関係でアルミの標準構体を断念せざるを得ず、鋼製ながら軽量構体となりました。
 3扉で910mmピッチの転換クロスシートを並べたシート配置は後にJR西日本の新快速をはじめとして、東日本を除くJR各社が揃って5200系をマイナーチェンジしたような車両を登場させるなど、次世代に強い影響を与える車両となりました。
 名古屋線では5800系や2610/2800系の改造L/Cカーと併せてほぼすべての急行がクロスシート車になるなどの実績を上げています。
 5200系加減速音(登場時)[knk5200a.ra/103KB] 直接再生
 第7編成までの登場時は1420系タイプの音だったそうです(これは間違いないそうです)。1422系の登場時もこれとほぼ同じだったそうです。
 1420系とは異なり、あまり高い音まで伸びていくパルスモードはないようです。そのため、減速時も高い音から始まるのは停車直前のパルスモードだけのようです。
 録音は大学の友人による提供で、西青山→東青山間の加減速音です。
 5200系走行音(1次車現在)[knk5200b.ra/3004KB] 直接再生
 こちらは歯数比が高加速向けになっている1次車のソフト変更後の音です。低速域ではとにかく激しい音の変化の仕方ですね。高速域については歯数比の大きい車両らしく、大きな特徴もないようです。
 録音は大阪線美旗→伊賀神戸間です。
 5200系走行音(2次車現在)[knk5200c.ra/314KB] 直接再生
 こちらは歯数比が高速向けに戻された後期車の、ソフト変更後の走行音です。低速域の音は大きくは変化していませんが、中速域の響き方がやや変わったように思います。減速時に初期車では非常に大きな音が鳴っていた部分がありますが、このグループではそういった音は消えているようです(この違いは1422系と1430系以降、1220系と1233系以降でもはっきりしているようです)。
 録音は大阪線三本松→室生口大野間です。実は上本町まで乗った後折返し高安行普通になる運用で、そこでもある程度よく録れている区間はあったのですが、この区間の方がレールの継ぎ目を刻んでいて雰囲気がいいかな、と思ったもので(^^;
 5211系走行音[knk5211a.ra/285KB] 直接再生
 こちらは文句なしの後期車である5211系の走行音です。非同期が終わった後はなかなか「いい音」が鳴っています。1437系の音として掲載しているものと通じるものはありますが、それとはまた別の響き方にも思えます。
 録音は鳥羽線五十鈴川→宇治山田間です。
・その他の写真
 この写真はボルスタレス台車を装備して新製された5211系のトップナンバー、5161以下4連(+1438以下2連)です。手前側に連結されている5211系は最近検査を受けた車両で、裾部のマルーンラインが省略されているのが特徴です。この塗装は1999年春頃から順次施行されていて、いずれは裾部にラインの付いた通勤車は消えてしまう運命にあるようです。
 1999.9.5 山田線宇治山田駅にて撮影

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