・近鉄900系
902以下6連
902以下2連+8600系8613以下4連
2000.9.5 京都線小倉駅にて撮影
 1961(昭和36)年、車両限界の拡張が行われた上本町〜瓢箪山間に投入された大形車体の高性能車で、当初はMc-Tc-Mcの3両編成で、600V専用設計でした。1M1Tの編成で3.0km/h/sの加速性能を確保するためバーニア制御が採用されています。
 1970年の1500V化に際しては直並列制御をやめ、4個永久直列の主電動機接続とされています。また、それまではMc車に2個積まれていたパンタグラフは、運転台側を撤去して1台の装備とされました。
 当初は3両編成でしたが、1963年にTc車を増備して全12編成が2連化されています。8000系初期車よりも長く活躍を続け、2001年4月現在全車健在ですが、いよいよ引退の時期が近づいている模様です。
 走行音[knk900a.ra/229KB] 直接再生
 上の説明の通り、登場時は直並列制御、現在は永久直列という違いがあるわけですが、ここにある走行音は当然後者です。直並列切替えがないせいか、結構滑らかな音で加速している感があります。高速域の音は、たぶんこの車両は三菱製モータと思われるわけですが、MT46によく似た雰囲気で、個人的には好きなタイプです。
 録音は京都線高の原→山田川間です。
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