・大阪市交10A系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
1823以下10連
10A系の第1編成、1823以下10連
2008.5.2 御堂筋線西中島南方駅にて撮影
 2007年、車齢25年を超えた10系の制御装置関係の故障増加への対策として、主回路機器の更新を行い、チョッパ制御からVVVF制御に生まれ変わり、10A系と区別されるようになりました。
 高耐圧IGBTを用いた2レベルPWMインバータ方式とされ、各電動車に2台のインバータを搭載する1C2M×2群の構成となりました。また、この更新時に、従来6M4Tの10連であったところ、新20系(21系)と編成順序を合わせた5M5Tの編成に改められたのも特筆されます。
 第17〜26編成の10本がVVVF化対象とされており、2010年度末までに完了予定とされている模様です。
 走行音(日立)[osk10Aha.mp3/1.20MB]
 2007年度に改造された第18編成での録音です。日立系のIGBTインバータではありますが、20系IGBT改造とはバージョンが異なっており、ヒュルヒュル系の非同期モードに変更されています。同系統の音をたてるJR東日本E531系などと比べ、「ヒュルヒュル」の高さはほぼ一定ですが、非同期モードの最後に音程が一気に上がる、日立らしさがしっかりと残っています。
 減速時には純電気ブレーキなどの機能は付加されておらず、単純に低速域で回生ブレーキが終了してしまいます。
 録音は北大阪急行緑地公園→桃山台間です。ちょうどこの車両の直後に、逆方向の新20系が発車してしまったようで、思い切り新20系のVVVF音が入ってしまいました。それよりも、反対の車端部に陣取っていた人たちの話し声の大きいこと…。
 走行音(三菱)[osk10Ama.mp3/1.20MB]
 2008年度に改造されたらしい第17編成で、VVVF化時に電動車になった1917号車での録音です。三菱製のインバータを積んでいますが、音の違いはなさそうです。
 録音は北大阪急行桃山台→緑地公園間です。下り勾配の区間のようで、あまり加速をしてくれませんが、代わりにブレーキは制限速度ギリギリのところからかけてくれます。WNカルダン駆動ではありますが、この路線の速度では「ゴロゴロ」音はほとんど鳴らないようですね。
・その他の写真
 1817号車の室内です。厳密には10系時代に更新工事が行われた車両ですが、10A系も基本的に同じ構成です。
 2009.3.9 北大阪急行千里中央駅にて撮影
 日立製のVVVFインバータ装置で、1023号車のものです。20系と同様のルールと思われますが、パワーユニットの中に、上下2箇所の銘板が見えるのが日立製であるはずです。そもそも、この編成は最初のVVVF改造車であり、日立製が搭載されていることはデータからも明白ではあるのですが。
 2008.5.2 御堂筋線西中島南方駅にて撮影
 三菱製のVVVFインバータ装置で、1017号車のものです。20系と同様、パワーユニットの中の上下2箇所の銘板のうち、下のものが細長いのが三菱製のようです。
 2009.4.30 北大阪急行緑地公園駅にて撮影

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