・北総鉄道7000形(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
7002以下8連
7002以下8連
2005.9.13 京浜急行空港線穴守稲荷駅にて撮影
 1979(昭和54)年、北総開発鉄道線の第1期開業に備え登場した通勤電車です。当時は新京成線との直通運転を実施しましたが、将来の都営地下鉄への乗入れなどを考慮し、18M級3扉ロングシート車とされ、車体構造はセミステンレス製(骨組みは鋼製、外板はステンレス製)とされました。中央部で凹んだ前面形状はから「ゲンコツ電車」などと呼ばれたのが大きな特徴です。
 制御方式は界磁チョッパ制御が採用され、両先頭がTc車、中間にM車を4両並べた4M2T編成で登場しました。
 1979年に6連3本が製作され、1990年には中間電動車2両×3組を増備し、8連3本とされました。その後、京急乗入れのため先頭車の電動車化改造(3両目と台車を振替えるなど)が実施されましたが、セミステンレス車体の老朽化は思ったより早く、2006〜2007年に7500形の導入と引き替えに全車廃車となりました。
 走行音[hks7000a.rm/776KB]
 6連時代の第1編成は全車三菱電機、第2編成は千葉ニュータウン方面のユニットが三菱電機、東京寄りのユニットが東洋電機、第3編成は全車東洋電機のモータを搭載していた、とされています。後の増備車に関しては、搭載機器の仕様が書かれた資料が見つからず、詳細は不明です。
 以上より、録音した車両(7104号車)は、第1編成ですので三菱製のモータを搭載した車両ということになります。乗っていた雰囲気でも、三菱車と東洋車の音の違いがあったのかはよくわかりませんが…。
 モータ音に関しては、起動時の唸りは京成の界磁チョッパ車よりもおとなしく、迫力に欠けるものがあります。その後の響きも取り立てて変わったところもなく、というところでしょうか。高速域については、少し低音が響くようにも感じられますが、フラットが激しくてよく分からないですね…。
 全く褒め言葉のないコメントですが、残念ながら褒めようのない車両で、個人的には嫌いな車両、来るとガッカリする車両でしたので、これ以上書きようがないのが実情です。ご容赦下さい。
 録音は京浜急行本線青物横丁→平和島間です。特急運用での録音でした。
・その他の写真
 第2編成である7004以下8連(7004-7108-7107-7204-7203-7106-7105-7003)です。「祝 北総 京成 都営 京急 直通運転 15周年」と表示されたヘッドマークが貼り付けられていた時の写真です。まるで御札でも貼られたみたいに見えますが…。
 2006.4.9 京浜急行本線新馬場駅にて撮影
 第3編成である7006以下8連(7006-7112-7111-7206-7205-7110-7109-7005)です。恒例の「北総春まつり」ヘッドマーク付です。この付け方には慣れてるから違和感はないんですけどね。やっぱりこの1つ上の写真は…。ちなみに、決して「春のパンまつり」ではありませんのでご注意を(笑)
 2005.3.13 京浜急行本線新馬場駅にて撮影
 同じく第3編成で7005以下8連ですが、たまたま過去データを漁っていて出てきた写真です。北総開発鉄道開通30周年のヘッドマーク付だったんですね。ついでに種別表示「特急」と見えるでしょうが、一時は京急線内で特急運用されていた証拠ということで。
 2002.4.28 京浜急行本線品川駅にて撮影

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