・京王電鉄3000系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
3779以下5連
更新車で「ブルーグリーン」ラインの3779以下5連 2003.3.30 井の頭線高井戸駅にて撮影
 1962(昭和37)年、東急車輌とアメリカ・バッド社の技術提携により生み出されたオールステンレス車体で登場した18m車で、当初は4両編成、抵抗制御でした。第10〜15編成は界磁調整器を使用した回生車、16編成以降は当初から5連の界磁チョッパ制御で1M車の3100形は直並列制御、20編成以降は1M車も同一のモーターで永久直列となるなどの違いがあります。
 最終的には全て5連になり、10〜15編成も界磁チョッパ制御に改造され、電気品は16番以降と同様になっています。1000系の投入開始時には10〜29番の20編成となり、16番以降はリニューアル工事が行われました。
 1000系の増備進捗と入れ替わるように1996年から廃車が始まり、2011年に全廃となりました。
 走行音(界磁チョッパ改造車)[ko3ka.mp3/1.50MB]
 2両ユニットとなっている3000形のうち、録音当時の残存車としては最古のグループであった、界磁調整器を使用した回生車から改造により界磁チョッパ制御となった車両の走行音です。このグループに組込まれている1M車に関しては端子電圧の異なるモーターを積むことでユニット車同様の直並列制御を行っているわけですが、モーター音は特に違わないらしいです。20番以降になると1M車は直列段のみになるのでその分多少の違いはありそうですが、あまり詳しいことは乗ったことがないので分かりません。
 録音は井の頭線高井戸→浜田山間です。
 走行音(界磁チョッパ車)[ko3kb.mp3/2.73MB]
 こちらは新製時から界磁チョッパ車だったグループで、2両ユニットの電動車になります。改造車の走行音よりも、微妙に起動時の音が新しい世代っぽくも聞こえますが、一般的な差なのか個体差なのか、語れるほど乗ってないのでよく分かりません…。
 録音は井の頭線西永福→浜田山→高井戸間です。
・その他の写真
 更新工事が行われなかった3711以下5連です。正面の2枚窓が特徴でした。1000系も共通ですが、この路線の特徴として編成番号が7で割って1余る編成ではブルーグリーン(ほとんど水色?)、2余る編成はアイボリーホワイト、3余る編成ではサーモンピンク、4余る編成ではライトグリーン、5余る編成ではバイオレット、6余る編成ではベージュ、7の倍数の編成はライトブルーとなっているようです。この編成は第11編成ですのでライトグリーンとなります。
 1998.12.7 井の頭線明大前駅にて撮影
 更新車で3773以下5連です。トップの写真も同じですが、更新車はパノラミックウィンドウにデザイン変更されたのが最大の特徴と言っていいかと思います。第23編成ですのでアイボリーホワイトとなります。
 2003.3.30 井の頭線高井戸駅にて撮影
 更新車で3768以下5連です。こちらは第18編成ですのでライトグリーンとなります。
 2003.3.30 井の頭線高井戸駅にて撮影
 更新車で3727以下5連です。こちらは第27編成ですのでベージュとなります。
 1998.12.7 井の頭線明大前駅にて撮影
 更新車で3022号車から3722号車の室内です。1000系の初期車並の室内に更新されていますね。原形車の室内は残念ながら記録もしてないし記憶もまるでないです…。
 2003.3.30 井の頭線渋谷駅にて撮影

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