・2000形(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
2011以下12連
3扉化改造後の2011以下12連(後は2411以下4連)
2002.5.2 生麦〜京急新子安間にて撮影
 1982(昭和57)年、それまでのクロスシート車600形に代わる快特用車として、18m級2扉固定クロスシートで登場しました。制御方式は800形を基本とした1C12M式の界磁チョッパ制御で、3両1ユニットとなり、8両編成では編成両端に電動車のユニットを配置し、中間に2両の付随車を挟み込む6M2T編成、4連は3両ユニットの中間に1両付随車を挟んだ3M1T編成となっています。
 87年までに8連、4連とも6編成ずつが製造されましたが、現在では快特の主役を2100形に譲り、クロスシート車はその前に2代目600形が登場していたこともあり、98年からは3扉ロングシート車に改造する工事が行われ(車端部には全編成ボックスシートが残っています)、現在では全編成が改造済となっています。新1000形の増備に伴い、800形の廃車開始に続き、2012年度に入り、廃車が始まっています。
 走行音(東洋)[kq2000ta.mp3/1.42MB]
 2000形のうち、東洋電機製のモータを積んだ車両の走行音です。車体が東急製の車両は東洋製、川重製には三菱のモータが積まれているそうなので2000形の場合は容易にモータのメーカが分かるようです。歯数比がかなり小さいせいか、起動時はさすがに重たそうな音をだしています。逆に高速域ではかなり静かです。起動時の音は、国鉄末期からJR初期にかけての界磁添加励磁制御の車両を連想してしまうのは私だけでしょうか…。
 高速域では車内で聞く音からはあまり想像できないのですが、外で聞くと、かなりの重低音だったりします。逆に高音はほとんど聞こえてこないなど、こうも印象が変わるものなのかと感心させられます。
 録音は2000形12連で組成された快特で、京急蒲田→京急川崎間です。
 走行音(東洋/異音車)[kq2000tb.mp3/1.64MB]
 同じく東洋製モータの車両ですが、加速途中で「キュルルル…」という系統の雑音が入る車両での録音です。
 録音は2000形12連で組成された快特で、京急蒲田→京急川崎間ですが、先行列車に追いつき気味の列車だったため、加減速が激しい運転です。
 空転・滑走音(東洋)[kq2000tc.mp3/1.39MB]
 こちらは空転・滑走音です。普通に起動したかと思えばちょうど並列段に入ったあたりで一度滑り、その後も弱め界磁段に入ったあたり(?)でまた派手に滑ってますね。運転室の窓が開いていたのでしょう。高速域ではヒューヒューとうるさくてモータ音がほとんど聞こえません。減速時にも途中でずいぶんと低い回転数まで下がってしまったようですね。
 録音は京急川崎→京急蒲田間です。
 走行音(三菱)[kq2000ma.mp3/1.36MB]
 こちらは三菱製のモータを積んだ車両の走行音です。違いはあるのかないのか、あまり検証してないのでよく分かりません。起動時にちょっと「唸り」が大きいような気はしますが、果たしてこれがメーカーによる違いなのか、単なる個体差なのか…。とは言っても、起動時の重さは東洋製で録音した3本とは比較にならないように感じます。また、高速域では甲高い音と一緒に、重低音も響きますね。駆動系の音だとは思うものの、あるいは三菱モータ車の特徴なのかもしれません(1500形では逆だと思うのですが…)。
 録音は京急川崎→京急蒲田間です。これも2000形12連での録音で、ここで紹介している2000形は、いずれも2000形12連での録音です。他形式とつながると2000形じゃないように思えてならないもので。
・その他の写真
 朝の上り特急運用で、しかも「新町」を表示しています。編成は2414以下4連+2068以下8連です。前側の2414以下4連は重検上がりのようで、台車等がきれいになっています。それにしても、冷房装置が今までと違うような・・・。
 2002.8.12 能見台駅にて撮影
 こちらは普通運用に入る2464以下4連です。特に土休日の朝と夜は、日中の快特増結用車両が普通運用されるので、このような姿がよく見られるわけです。決して普通車に使用するような走行性能じゃないんですが・・・。
 2002.7.27 能見台駅にて撮影
 こちらは非常におもしろい編成で、2000形4連(2451か2461と思われるが不詳)+600形4連(652-1他)+1500形4連(1537他)の12連です。さすがに夕方も結構遅い時間だったため、ピントがうまく合っていないのですが、白帯の位置などである程度分かるのではないかと思います。
 2002.6.6 生麦〜京急新子安間にて撮影
 2021の台車です。
 2002.8.12 金沢文庫駅にて撮影

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