・3600形(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
3648以下8連
3648以下8連
2003.2.1 押上線八広駅にて撮影
 1982(昭和57)年、初の6両固定編成の通勤車として登場。3500形のイメージを残しているものの、前面のライトの配置変更や、側面窓の一段下降化などでイメージを変えています。また、車体は3500形の一部で試験的に採用したオールステンレス車体となっています。
 制御方式はAE1形と同様の界磁チョッパ制御とされ、製造当初は4M2Tの6両編成とされました。また、M車のパンタグラフは、制御器付車両に2台の下枠交差形パンタグラフを搭載しています。
 89年までに6連9本が新造され、車号は3600番代の、十位に編成番号(0〜)、一位に号車番号(成田寄りから1-2-3-6-7-8の順)の法則で付与されたため、54両しか製造されなかった割には、ラストナンバーは3688まで進んでいます。
 97年からは8両編成への組み替えが実施され、この際、6連のうち、中間電動車2組を別の6連に組み込むことで、6連3本が8連2本と先頭車2両に組み替わり、最終的には8連6本と先頭車6両となりました。この、発生した先頭車を用いて、4両をVVVF制御で電動車化し、残り2両を付随車として編成に組み込むことで、VVVF制御の6連1本が組まれました。その結果、現在は8連6本とVVVFの6連1本が在籍しています。
 走行音(TD)[kse36ta.rm/561KB]
 起動時には東急8000系列などのように唸ることは唸るものの、単音のような雰囲気なのか、やや迫力に欠ける感はあります。高速域では、加速とともに徐々に低音が効いてくるところがTD継手らしい音と言えるのではないでしょうか。
 録音はユーカリが丘→京成臼井間です。
 走行音(WN)[kse36ma.rm/538KB]
 WN駆動の車両も、起動時の音は特に変わりません。高速域での加速音がだいぶ静かなように思います。ノッチオフしてもゴロゴロ音はあまり聞こえてこないようです。
 録音は京成大和田→八千代台間です。
 VVVF車走行音[kse35va.rm/561KB]
 こちらはVVVFインバータ制御により電動車化された編成で、上野方先頭車は制御器付の先頭車となっています。これはもちろん上野方先頭車での録音ですので、発車時の車掌からのブザー合図や、マスコンハンドルを動かす音が聞こえてきます。
 TD継手を使用しているため、加速とともに低い音が強くなっていきます。3700形のモデルチェンジ直前の編成と同時期の登場のため、初期編成のTD継手と同様の音が鳴るようです。
 録音は京成臼井→ユーカリが丘間です。
・その他の写真
 芝山鉄道開業時に京成から貸し出された、3618以下8連です。なぜかこの編成が来ると何らかの対向車に邪魔されてしまいまして、これが一番マシな写真でした。それにしても、かぶっているのが3400形というのがまた…、だから余計嫌いになるんです。3400は。
 2004.1.16 八千代台駅にて撮影
 3687から3688にかけての車内の様子です。1段下降窓とはなったものの、京成カラーがよく残っています。
 2003.2.23 京成酒々井〜宗吾参道間走行中に撮影
 モハ3627の台車です。M車とT車で多少の違いはあるものの、全車同系統の台車を装備しています。
 2003.2.1 八千代台駅にて撮影
 こちらはVVVF化された3661以下6連です。成田側から3661-3628+3601-3608+3621-3668の順に組成されています。
 2004.2.21 江戸川駅にて撮影(MK氏提供)
 上と同じ編成の反対側、3668が先頭となっていますが、これは東急車輌まで、3000形1次車を迎えに行く回送列車で、中間の付随車2両を外したオールMの4両編成です。実は、99年2月のVVVF改造時はこの4両編成での運用でした。
 2003.2.26 京浜急行線屏風ヶ浦駅にて撮影(MK氏提供)
 3668編成の中間車、3601から3668方向の室内の様子です。特に普通の3600形と相違点はないと思います。
 2004.1.17 京成臼井駅にて撮影
 たぶん3668のVVVF装置だと思います(3661の走行写真撮影直後ですから…)。形状は3700形のものと同じです。
 2004.2.21 江戸川駅にて撮影(MK氏提供)

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