・3700形1〜5次車(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
3708以下8連
第1編成である、3708以下8連
2005.3.13 京浜急行線新馬場駅にて撮影
 1991年、北総開発鉄道(当時)京成高砂〜新鎌ヶ谷間開業に合わせ、モデルチェンジされた通勤車で、前年に登場したAE100形に続きVVVFインバータ制御が採用されました。編成は6M2Tの8連で、京急線への乗入れも実施することから、先頭車は電動車とされました。
 車号は3600形と同様の付番方法で、成田方から、1-2号車、4-5号車、7-8号車の3組の電動車と、3・6号車の付随車となり、末尾9・10は欠番となっています。3791〜98の編成まで製造後、続いて3801〜08の編成が製造され、2000年初頭の3821〜28の編成からは前面形状などのマイナーチェンジが行われました。
 2002年3月まで8次にわたり、8連15本、6連2本の132両が製造されました。
 走行音(WN)[kse3707a.rm/508KB]
 初期の編成は上野方ユニットにWN継手、成田方ユニットにTD継手を使用しているそうです。しかもWN車でも高速域の低音が比較的うるさく、この車両のように、加速中はTDのような音、ノッチオフするとWNのゴロゴロという、変わった車両も存在します。この車両は京急線内で100km/h前後の走行をすると、かえってWNの音が聞こえなくなるようです。
 録音は京成酒々井→大佐倉間です。
 走行音(WN)[kse3717a.rm/583KB]
 初期のWN車の、京急線内での走行音です。やはり力行中にはTD継手のような低音が聞こえ、ノッチオフするとゴロゴロと鳴ります。この車両はかなり派手に鳴らしているような…。急行の最高速度(100km/h)に達していないせいでかえってよく聞こえるのかもしれません。
 録音は京浜急行線立会川→平和島間です。
 走行音(TD)[kse3737a.rm/546KB]
 3738の編成は全車TD継手だそうです。これはこれでやっぱりうるさい…。ブレーキ時のパルスモード切替ではなかなかの爆音ぶりです。
 録音は京浜急行線平和島→立会川間です。
 走行音(TD)[kse3787a.rm/508KB]
 増備も進み、9編成目となった3788編成での録音です。加速時のパルスモード切替でも爆音が鳴るし、高速域では低音が響くし、これもなかなか派手な編成です。
 録音は宗吾参道→京成酒々井間です。
・その他の写真
 1次車第2編成の3718以下8連です。3728編成までは種別表示器付近が突き出た形状となっています。
 2005.3.13 京浜急行線新馬場駅にて撮影
 1次車の第3編成、3721以下8連です。以前は「急行」幕はもう少し濃い青文字でしたが、快特幕追加時にこのような水色に変わりました。
 2002.9.15 京浜急行線平和島駅にて撮影
 2次車である3738以下8連です。この編成は登場時、違う形状のスカートを試験的に装備したそうですが、3748編成に装備したものと同じものに統一されました。その後、1次車にもスカートを追加したそうです。また、この編成から、種別表示器付近も平らになりました。
 2002.12.1 京浜急行線新馬場駅にて撮影
 同じく2次車の3748以下8連です。「普通」表示ですが、押上到着時点で京急線内の種別(急行か快特)に表示が変わるはずです。
 2003.6.13 押上線八広駅にて撮影
 3次車となる3751以下8連です。
 2002.11.29 京浜急行線平和島駅にて撮影
 同じく3次車の3761以下8連です。特急幕は京成線内でしか見る機会がありません。
 2003.2.1 八千代台駅にて撮影
 同じく3次車の3778以下8連です。エアポート快特登場時は、京成線内も飛行機マーク付の特急で運用していましたが、いつの間にか快速に格下げされてしまい、空港間直通列車としての役割からは遠ざかる形となりました。
 2005.3.13 押上線四ツ木駅にて撮影
 3次車のラストナンバーである3788以下8連です。
 2003.4.18 京浜急行線立会川駅にて撮影
 5次車となる3818以下8連です。4次車の3798と3808(7808編成として北総に貸出中)の写真は未撮影でした。7808なら撮ってはありますが…
 2004.1.16 八千代台駅にて撮影
 3707から3708にかけての車内の様子です。
 2004.1.17 京成成田駅にて撮影
 モハ3742の台車です。最近はやめてしまったようですが、京成では台車を緑系統に塗る伝統があり、この車両はぎりぎり緑色で出場した車両だと思います。
 2003.6.13 押上線八広駅にて撮影
 モハ3857のVVVF装置です。マイナーチェンジ後の車両での撮影ですが、基本的には初期車も同じです。ただ、初期の車両ではメーカ名がプレートでの取付ではなく、筐体そのものをマークの形に打ち出しているという違いはあります。
 2003.2.1 八千代台駅にて撮影

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