・営団地下鉄→東京メトロ05系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
05-以下10連
営団地下鉄時代の05008以下10連(3次車)
2003.5.3 東西線南行徳駅にて撮影
 1988(昭和63)年10月、日比谷線用の03系を20m4扉車体とした仕様で東西線に投入された車両です。1987年12月ダイヤ改正時に東西線の10両編成化を進めることとなり、本来はこのタイミングで投入したかった模様ですが間に合わず、つなぎ役として8000系を東西線で暫定使用されました。当初は5000系を10連化したことによる不足本数の増備でしたが途中から5000系の置き換えの用途に変更されています。
 01系〜03系の各形式と同じくアルミ車体であり、こおシリーズでは初めて20m4扉車体となりました。制御システムは日比谷線03系と同じく1500V線区用の高周波分巻チョッパ(四象限チョッパ)であり、1C8M用を2組と、05系オリジナルとなる1C4M用を1組搭載し、5M5Tの編成が組まれました。増備途中ではワイドドア車、VVVF車が登場した他、VVVF車はGTOサイリスタの4M6T編成からIGBTによる3レベルインバータ個別制御の4M6T、IGBTによる2レベルインバータ1C2Mの4M6T、IGBTによる2レベルインバータ1C4Mの5M5T編成など、非常に仕様変更が多かった車種と言えます。また、営団時代に登場した形式ですが、東京メトロへの移行後にも増備されています。
 1988〜2005年(2004年度末)にかけて10両編成43本が製造されました。ワイドドア導入前の初期車となる13編成まででは4本が3連化と更新工事を行い千代田線北綾瀬支線に転属(2013年度)、残りは2010〜2013年に廃車(海外譲渡含む)となりました。ワイドドア車の14〜18編成はGTO-VVVF車、チョッパ車とも更新工事が行われPMSM駆動システムに変更されました(2012〜2016年)。最近は3レベルIGBTのグループが更新工事の対象となっています。
 チョッパ車(三菱)走行音[sub05cma.mp3/8.18MB]
 4次車途中の13番までと5次車の15〜19番が03系と同様の高周波分巻方式のチョッパ制御を採用しています。但し、第5車両に1M方式の単相チョッパ車が組み込まれている点が異なるものの、実際のところは音も何ら変わらないようです。つまりは単相チョッパとすることでモーターの端子電圧がユニット車の半分になり、1M車として使うのに都合がいいということなのではないかと思います(というのはあくまで予想です)。
 05系チョッパ車は03編成が日立製である以外は全て三菱製のチョッパ装置を積んでいました。
 録音はJR中央緩行線高円寺→阿佐ヶ谷→荻窪→西荻窪→吉祥寺間です。ゆっくり走ってますね…。しかも荻窪の辺りでは少し離れた場所だとは思うけど携帯電話で通話してる人がいたみたいで。
 チョッパ車(三菱)走行音[sub05cmb.mp3/7.78MB]
 同じく三菱チョッパ車の走行音です。ところどころでスピード出したり、かと思いきや微妙なブレーキのかけ方でさっさと回生失効したりと、ちょっとまとまりのない走りをしてくれてしまいました。
 録音はJR中央緩行線高円寺→阿佐ヶ谷→荻窪→西荻窪→吉祥寺間です。
 チョッパ車(三菱)走行音[sub05cmc.mp3/4.75MB]
 同じく三菱チョッパ車の走行音です。こちらは東葉高速線内での録音となります。
 録音は東葉高速鉄道線八千代緑が丘→八千代中央→村上間です。JR乗り入れのように、出ないときは全然速度が出ないとか、そういうことはないのですが、この時は東葉高速線にしてはゆっくりかな…。
 チョッパ車(三菱異音車)走行音[sub05cmd.mp3/1.65MB]
 同じく三菱チョッパ車ですが、異音車の走行音です。03系で聞いたほどの激しさではありません。
 録音は東西線南行徳→浦安間です。
 チョッパ車(三菱1M異音)走行音[sub05cme.mp3/5.49MB]
 三菱製チョッパのうち、1M仕様の車両(第5車両)の走行音です。空調が入っている時期の録音なので聞き苦しいところですが、とりあえず2Mの車両との差は感じられません。と言いつつ、この車両自体が異音車なので比較が有効なのか、という問題もありますが。
 録音は東西線茅場町→門前仲町→木場→東陽町間です。
 チョッパ車(日立)走行音[sub05cha.mp3/6.67MB]
 第3編成だけが日立製チョッパ車でした。03系と同様、チョッパメーカーによる音の違いは分かりませんが。この編成は今も北綾瀬支線用に改造されて生き残っていたりします。
 録音は東葉高速鉄道線村上→八千代中央→八千代緑が丘→船橋日大前間です。
 VVVF車(三菱GTO)走行音[sub05gma.mp3/8.03MB]
 4次車第14編成には三菱製GTOサイリスタ使用のVVVFインバータ制御が採用されました。これまでのチョッパ車よりも更にMT比の低い4M6Tとされ、第2・3・8・9車両が電動車で、このうち、第2・8車両に1C4M×2群、つまり電動車2両分のインバータ装置が集中搭載されています。音は三菱GTO第2世代に属するタイプで、都営5300形などとは違って起動時に音が高くなっていき、ある程度の高さで一定音になり、その後同期モードで何回かパルスモードが変化するというようなパターンで、「第2世代Bタイプ」と勝手に呼んでいます。南北線用の9000系1次車の多くの編成でもこれと同じタイプのインバータが使用され、同じような音をたてています。
 録音はJR中央緩行線高円寺→阿佐ヶ谷→荻窪→西荻窪→吉祥寺間です。
 VVVF車(東芝IGBT)走行音[sub05isa.mp3/4.43MB]
 こちらは6・7次車の19〜24編成が該当する個別制御の東芝製3レベルIGBTインバータ制御車の走行音です。この時期の車両というのは、06・07系が登場した後でもあり、前面形状は従来の05系のままですが、側面の窓配置やドアの位置などは全て同車と同じになり、インバータも同様の個別制御IGBTインバータに、編成構成も同じ4M6Tとなりましたので、インバータのメーカーも考えれば06系と全くの同仕様と言っても過言でないくらいの酷似ぶりです。もちろん音も06系と同様で、何となく震えているような非同期音が特徴的です。歯数比が大きなWN駆動車ですので、高速行きでのノッチオフ時には「ゴロゴロ…」が激しくなりますね。
 録音は東葉高速鉄道線村上→八千代台→八千代緑が丘間です。
 VVVF車(東芝IGBT)走行音[sub05isb.mp3/5.79MB]
 同じく東芝IGBT車の走行音です。15000系とか、録音してなかった車両を録りたいなと出かけたときに当たったので録っておいた、というところでしょうかね…。最初の発車時は空転ではないはずですが妙なドン突きが発生していたみたいですね。
 録音はJR中央緩行線西荻窪→荻窪→阿佐ヶ谷→高円寺間です。
 VVVF車(東芝IGBT)走行音[sub05isc.mp3/5.62MB]
 同じく東芝IGBT車の走行音です。地下鉄線内の短めの区間での録音です。地下区間ではありますが、WN駆動の「ゴロゴロ…」も聞こえてきます。と言うか、速度落としてノッチオフした時にも鳴ってますね。
 録音は東西線茅場町→門前仲町→木場→東陽町間です。
 VVVF車(東芝IGBT)走行音[sub05isd.mp3/22.3MB]
 同じく東芝IGBT車の走行音です。東西線の地上区間の大部分と、地下に少し入ったところまでの区間の録音です。この頃にこんな長い録音してたのか、と、正直よく覚えていなかったりします。
 録音は東西線原木中山→妙典→行徳→南行徳→浦安→葛西→西葛西→南砂町→東陽町→木場→門前仲町→茅場町間です。
 VVVF車(三菱IGBT-1)走行音[sub05imb.mp3/5.29MB]
 前面形状の変更された8・9次車の25〜30編成がこのタイプで、三菱製の2レベルIGBTインバータを装備しています。1998年頃に14編成で長期試験されていたタイプの量産版と思われます。このグループは編成としては6・7次車と同じ4M6Tですが、インバータは個別制御ではなく1C2M×2群の装置を各電動車に搭載する構成になりました。インバータ1台が故障しても3.5M6.5Tでとりあえず走ることはできるという判断なのだろうと思います。
 2レベルIGBTは三菱製だとこの05系、東芝製は9000系16編成以降、7000系更新車の19編成等にも同時期に採用されましたが、この三菱製だけは特殊なVVVF音ですね。まずでコンプレッサーか?と思ってしまいます。
 録音は東西線妙典→行徳→南行徳→浦安間です。
 VVVF車(三菱IGBT-1)走行音[sub05imc.mp3/13.5MB]
 上のファイルは8次車ですが、こちらは9次車の三菱IGBT車の走行音です。まぁ、同じ音ですが。
 録音は東葉高速鉄道線八千代中央→八千代緑が丘→船橋日大前→北習志野→飯山満→東海神間です。
 VVVF車(日立IGBT-1)走行音[sub05iha.mp3/9.42MB]
 10次車の31〜33編成は日立製2レベルIGBTで4M6T編成、VVVF装置は1C2M×2群構成となりました。8・9次車と同じ仕様でメーカー違いということになります。三菱車と比べると「普通の音」ではありますが、日立製でこの中途半端な低さで震える音の非同期モードというのもあまりないような気がします。
 録音は東葉高速鉄道線飯山満→北習志野→船橋日大前→八千代緑が丘→八千代中央間です。
 VVVF車(三菱IGBT-2)走行音[sub05imd.mp3/1.59MB]
 11次車の34〜36編成と、東京メトロに移行後の最終増備車13次車40〜43編成は5M5Tの編成に改められました。1C4M×2群のインバータを搭載する2両ユニットの電動車が2組と、1C4M×1群の1M車が1両の5両の電動車が組み込まれています。この組成は08系や10000系とも共通したものとなります。6000〜8000系のVVVF改造車にも波及するものとなります。
 三菱製のVVVF装置で、非同期モードの音はあまり大きくはありません。歯数比も少し小さくされたわけですが、それでも非同期モードの音の上がり方とか、かなり早いんですよね。
 録音はJR中央緩行線阿佐ヶ谷→高円寺間です。
 VVVF車(三菱IGBT-2)走行音[sub05ime.mp3/5.89MB]
 同じく11次車の三菱VVVF車の走行音です。同じ車号の、少し長い区間の走行音というだけです。
 録音はJR中央緩行線吉祥寺→西荻窪→荻窪→阿佐ヶ谷間です。
 VVVF車(三菱IGBT-2)走行音[sub05imf.mp3/5.89MB]
 13次車の三菱VVVF車の走行音です。厳密には車体構造が変わっていたり、VVVF装置の型番も微妙に変わっていたりという変化がありますが、走行音としては11次車と同じです。
 録音は東葉高速鉄道線村上→八千代中央→八千代緑が丘間です。
 VVVF車(日立IGBT-2)走行音[sub05ihb.mp3/10.1MB]
 12次車の37〜39編成は日立製2レベルIGBTで5M5T編成となっています。非同期モードの音などは4M6T編成の日立車と似ていますが、歯数比の違いにより少しゆっくりした上がり方に聞こえます。
 録音は東西線原木中山→妙典→行徳→南行徳→浦安→葛西間です。
 VVVF車(日立IGBT-2)走行音[sub05ihc.mp3/4.46MB]
 同じく12次車の走行音です。と言うか、同じ列車で途中で場所を移動したのでそのタイミングでファイルを分けています。
 それにしても05系はこれでもかと言うほど、新造時点での仕様違いがありすぎですね。こんなんで車両の保守の現場の人たち混乱しないのでしょうかね。
 録音は東西線葛西→西葛西→南砂町間です。
 VVVF車(三菱IGBT試験搭載)走行音[sub05ima.mp3/1.39MB]
 第14編成の第8・9車両で、1998年夏頃に新型VVVF装置の試験が行われていました。結果的には8次車に使用される2レベルIGBTインバータの実用試験だったということになるかと思います。この試験車の時点で「コンプレッサインバータ」な音ですね。
 録音は清水さんの提供で、東西線木場→東陽町間です。私もこの前日に乗りに行ったのですが、その時は運用されてなかった様子でした。
 VVVF更新車(東芝PMSM)走行音[sub05psa.mp3/3.97MB]
 第14編成の更新工事(B修)が行われた際、走行機器は東芝製のPMSM駆動システムに更新されました。元通りの4M6Tの組成ではあるものの、PMSM駆動システムは個別制御のインバータでもあるため、6・7次車辺りと同じ、2・4・7・9号車にM車を配置し直すために大幅な編成変更がされました。VVVF音は16000系前期車と同じ、低い一定音でスタートするタイプです。これぞPMSM、と思うものの、この技術の初期のタイプですのであまり広くは採用されなかったのが残念なところです。
 録音はJR中央緩行線荻窪→西荻窪→吉祥寺間です。
 VVVF改造車(東芝PMSM)走行音[sub05psb.mp3/6.24MB]
 第15〜18編成の更新工事(B修)のメニューも14編成と同様で、東芝製PMSM駆動システムへの更新となりました。こちらは元が5M5T組成のチョッパ車ですので、4M6Tへの組成変更という形になりました。歯数比は種車のままのため、14編成とは歯数比が異なります。ただ、6極モータでそもそもインバータ周波数が高く設定されていてそちらの要素による音が目立つために、歯数比の違いがよく分からないんですよね…。
 録音はJR中央緩行線吉祥寺→西荻窪→荻窪→阿佐ヶ谷間です。
 VVVF更新車(三菱PMSM)走行音[sub05pma.mp3/19.9MB]
 6・7次車の東芝個別制御IGBTのグループも更新工事(B修)が始まっていて、このグループは三菱製のPMSM駆動システムとなりました。改造時期的には13000系後期車なども登場していて、SiCが使われているのか?と思われたものの、SiのIGBTらしいです。ですので、16000系後期車や13000系前期車の仕様ということになります。
 録音は東葉高速鉄道線東葉勝田台→村上→八千代中央→八千代緑が丘→船橋日大前→北習志野→飯山満→東海神→西船橋間です。つまらない音に限って長い区間きれいに録れてしまうという…。
 VVVF改造車(三菱・北綾瀬支線用)走行音[sub05img.mp3/3.95MB]
 千代田線北綾瀬支線の6000系1次試作車、5000系を置き換えるため、05系初期車を3連化と更新工事、VVVF化して投入することになりました。このグループには三菱製のハイブリッドSiC仕様のインバータ装置が使用されました。非同期モードの雰囲気はJRのE233系三菱車と同じような感じになっていますね。と言いつつも途中で高さの変化があったりとかしていますが。これまでの営団・東京メトロ車両の三菱IGBTの雰囲気よりはJRのものに近いと言ってもいいと思います。
 録音は千代田線北綾瀬支線綾瀬→北綾瀬間です。
・その他の写真
 1次車のトップナンバーである05101以下10連です。外観で言うと2次車以降よりも前面窓の天地寸法がやや小さいとか。撮影は営団時代で「妙典駅開業」のPRのためヘッドマーク的なシールが貼られていました。
 2000.2.4 東西線中野駅にて撮影
 ワイドドア車の05114以下10連です。運転室直後以外は全て2m幅のドアということで、本当に巨大です。ちなみに、14番編成はGTOサイリスタ使用のVVVFインバータ制御、15〜18番編成は同じくワイドドア車ながらチョッパ制御です。05系ではこのグループから行先表示器がLED式になりました。14編成は1991年製の4次車(10〜14編成)に属し、以降のワイドドア車である15〜18編成は1992年製の5次車となります。
 1999.5.1 東西線西船橋駅にて撮影
 06・07系に準じた仕様となった1993年製の6次車(19〜21編成)に属する05120以下10連です。5次車のワイドドアは早速やめて通常の1300mm幅のドアに戻りましたが、ドア間隔は06・07系と同様に不均一な割り付けとなり、車端部は4人掛け、ドア間は中央が7人掛け、その他のドア間は6人掛けのロングシートになっています。この構成は10次車まで続くことになります。
 この編成ですが、どうも写真に違和感あるなと思っていたのですが、前面の帯が本来は青の濃淡分かれているはずなのですが、同じ色が2本になってるんですね。側面の色と合っていないのがわかると思います。
 2018.7.1 東西線西葛西駅にて撮影
 1994年製の7次車(22〜24編成)に属する05124以下10連です。6次車と同仕様の中で、24編成には5000系アルミ車の廃車(5453号車)から回収したアルミ合金を一部の部品に再利用する試みがされたこともあり、アルミリサイクルカーとしてステッカーを貼り付けて運用されています。この姿は営団時代から特に変わっていないようです。
 2018.7.1 東西線南行徳駅にて撮影
 06系に準じた車体を採用した05124以下10連です。ちなみにこの編成はアルミリサイクルカーであり、それを示すシールが先頭部や側面などに貼られ、車内にはプレートも取り付けられています。
 2000.5.3 東西線葛西駅にて撮影
 前面形状が変更された05028以下10連です。1999年度の8次車(25〜27編成)と2000年度の9次車(28〜30編成)が同一仕様で投入されています。今車号が書かれている場所は元は営団の「S」マークがあった場所でしばらくは余白になっていてバランスが悪かったのですが、上の方の飾り窓に入っていた車号をラインカラーのところに移動して少し引き締まった印象はあります。それにしても、やっぱり初期05系の方が個人的には好きですね。
 2018.7.1 東西線南行徳駅にて撮影
 2001年度投入の10次車に属する05031以下10連の営団時代の写真です。9次車と比べるとVVVFのメーカーの違いと、冷房の大容量化という程度の違いですので、一つ上の9次車の最近の写真と比べてもらえれば、Sマークの表示と車号の位置の変化などが分かるかと思います。
 2003.2.22 東葉高速鉄道線村上駅にて撮影
 2002年度投入の11次車に属する05136以下10連です。このグループから08系と同等の仕様となり、5M5T編成だったりシングルアームパンタだったりといった特徴があります。行先表示器は元々は3色LEDでしたがいつの間にかフルカラーLEDになっていました。営団時代の製造車両ですが、Sマークがなくなりラインカラー上が余白状態ですのでアンバランスな感じですね。2003年度投入の12次車(37〜39編成9もほぼ同一の仕様です。
 2018.8.13 東西線西葛西駅にて撮影
 最終増備車であり、東京メトロに移行後に投入された2004年度の13次車に属する05041以下10連です。パンタグラフが減らされ、雨樋の位置が高くなった辺りが大きな変化となります。このグループも登場時は3色LEDでしたが、写真のようにフルカラーLEDの表示器に交換されています。また、車号の表示位置は、登場時はやはり上部の飾り窓の中でしたが、現在はラインカラー上に移動されています。
 2019.3.24 東西線南行徳駅にて撮影
 1次車を更新工事のうえで千代田線北綾瀬支線に転属となった05103以下3連です。当然ながらラインカラーは千代田線仕様に貼り替えられており、時期的な面からも16000系と同等のカラーリングになっています。室内も16000系の雰囲気に近づけられています。
 2016.11.20 綾瀬工場・検車区構内にて撮影(一般公開時)
 5次車を更新工事した05116以下10連です。元々VVVF車だった14編成は同じ4M6Tながらユニット方式から1M方式に変更され、チョッパ車だった15〜18編成は5M5Tから4M6Tに変更され、どちらも大規模な編成組み替えが行われています。パンタの撤去や増設なども同時に行われています。ラインカラーも濃い青の部分が以前より濃くなり、ラインカラーのコントラストが強くなった感じでしょうかね。
 2018.7.1 東西線西葛西駅にて撮影
 6次車を更新工事した05119以下10連です。このグループは更新前から4M6T編成で、第2、4、7、9車両がM車である構成に変化はありません。ラインカラーの変化などは4〜5次車の更新と同様となります。
 2021.9.12 東西線西葛西駅にて撮影
 初期車である05905から005号車方向の室内です。この時代はそれほど大きくない袖仕切の形状が特徴でしょうか。各ドア上にはLEDによる次駅等の案内表示器が設置されているのも特徴です。また、シートモケットも05系と言えばこの色、という感じですね。
 2004.10.16 東西線西船橋駅にて撮影
 6〜7次車のタイプで、写真は05924から124号車方向の室内です。06系などと同世代のIGBT初期世代の車両であり、袖仕切の上部の横棒にモケットが巻かれている点などが初期車とは大きく異なります。また、シートのデザインは同じですがバケットシートになったことなどが初期車とは異なります。
 2004.10.16 東西線西船橋駅にて撮影
 8〜9次車のタイプで、写真は05827から127号車方向の室内です。JR車などが先行していた袖仕切の大型化や片持ち式シートなどを取り入れたのが大きな特徴となります。また、室内の配色も大きく変わりました。
 2004.10.16 東西線西船橋駅にて撮影
 10(11?)〜12次車のタイプで、写真は05934から034号車方向の室内です。主要なところは8〜9次車と似た雰囲気ですが、袖仕切の形状が変わり、ドア間の窓が大型1枚窓から分割式の2列の窓に戻った辺りが特徴でしょうか。
 2014.12.7 東葉高速鉄道線東葉勝田台駅にて撮影
 最終13次車の05940から040号車方向の室内です。12次車付近と似た雰囲気ではあるのですが、袖仕切が少し大きくなったことと、日立Aトレインらしく、ドア脇の処理が変更されて手すりではなくアルミの部材がそれっぽい役割をするようになっていますね。写真で気づきましたがドア上のLED表示器が千鳥配置に変わっていたようです。
 2014.12.7 東葉高速鉄道線東葉勝田台駅にて撮影
 ワイドドアグループの更新車である05614から114号車方向の室内です。ワイドドア車ですので座席定員が少なめで、シートモケットは更新前と変わらず、袖仕切がとにかく大型化したのが一番の特徴でしょうか。このグループも登場時は床がツートンカラーでしたが、更新時に1色に変わっています。ドア上の案内表示器もLED式から液晶ディスプレイに変わっています。
 2015.1.16 JR中央本線三鷹駅にて撮影
 6次車の更新車である05921から021号車方向の室内です。ワイドドア車グループと改造内容自体はほとんど同じように見えます。
 2019.12.14 東葉高速鉄道線東葉勝田台駅にて撮影
 05424車内のアルミリサイクルカーを示すプレートを撮影したものです。
 1998.5.28 東西線車内にて撮影
 05212の三菱製チョッパ装置です。形状などは03系と同様です。05系では三菱製が圧倒的多数派で、日立製が1本だけだったみたいです。
 2003.5.3 東西線南行徳駅にて撮影
 05804の三菱製チョッパ装置で、上記の写真の裏側に当たる部分です。表側には主チョッパということで、電機子を制御するチョッパ装置が、裏側には界磁チョッパ装置やコンデンサなどがあるようです。
 2000.5.3 東西線葛西駅にて撮影
 05505の三菱製チョッパ装置で、こちらは上の2つとは違い、1M方式の車両である第5車両に積まれている、単相チョッパ装置です。扱うモーターが半分ということもあり、非常にコンパクトになっています。
 2000.5.3 東西線葛西駅にて撮影
 05814のVVVF装置で、これは山側の側面の、2相分のパワーユニットが並んでいる側です。三菱製GTOインバータ後期形の典型的な形と言っていいでしょう、とは思うもののそんなに採用例が多いわけでもないんですけどね…。ちなみに、9000系1次車の三菱製インバータも同じ形です。
 2003.2.22 東西線西船橋駅にて撮影
 05214のVVVF装置で、上記の写真とは反対側の側面のものです。こちらは1相分のパワーユニットとゲート制御装置などが並んでいるようです。この時はずいぶんきれいな状態だったみたいですね。
 1999.5.1 東西線西船橋駅にて撮影
 05720の東芝製個別制御タイプのVVVF装置です。06系と全く同じ形状です。裏側にも全く同じものがあります。
 2018.7.1 東西線西葛西駅にて撮影
 05925の三菱製2レベルIGBTのVVVF装置です。このグループでは1C2M×2群となったため、山側の側面にしか装置が見えなくなってしまいました。たったこれだけの大きさで、左右のパワーユニットでそれぞれ2個ずつを制御します。この頃からでしょうかね、極端にVVVF装置が小さくなったなと思ったのは。ちなみに、ドライパネル式とかともよく言われますが、この正面に見えているのは要はヒートシンクです。小田急3000形(初期車以外)や8000形VVVF改造車とかだと実はこのヒートシンクが下を向いている、なんて例もあります。
 2000.3.13 東西線西船橋駅にて撮影
 05431の日立製2レベルIGBTのVVVF装置です。基本的には25〜30編成の三菱製1C2M×2群の構成と同じものを日立で作った、ということになりますが、実現方法は各社得意な方法で、ということなんでしょうね。日立らしいカバーの形状かと思います。
 2018.7.1 東西線南行徳駅にて撮影
 05234の三菱製2レベルIGBTのVVVF装置です。このグループでは1C4M×2群及び1C4M×1群となり、山側の側面にだけパワーユニットが見えます。少し前のドライパネル(ヒートシンク)から、普通のパワーユニットに戻った感じですね。1C2Mの装置とあまり大きさが変わらないような…。
 2018.8.13 東西線西葛西駅にて撮影
 05534の三菱製2レベルIGBTのVVVF装置です。上の写真の1C4M×1群バージョンです。2群タイプでは見られない、パワーユニットの脇の小箱部分が特徴でしょうか。パワーユニット自体は同じ外観ですね。最終増備の13次車も同様の装置を搭載しています。(一応型番は違っているようなのですが)
 2018.8.13 東西線西葛西駅にて撮影
 05837の日立製2レベルIGBTのVVVF装置です。営団最後の年度に製造された12次車は日立製で1C4M×2群仕様でした。パワーユニットの形状がやはり日立らしい形状ですね。寸法はたぶん三菱製と同じなんだと思います。
 2006.1.29 東西線中野駅にて撮影
 05537の日立製2レベルIGBTのVVVF装置です。こちらは1C4M×1群仕様の装置になります。三菱製と同様に、パワーユニットの右側に小さな箱があります。
 2006.1.29 東西線中野駅にて撮影
 05515の更新工事後の東芝製2レベルIGBTのVVVF装置(PMSM駆動システム)です。PMSMかどうかはともかくとして、JR東海313系等のような東芝らしいパワーユニット形状という印象はありますね。2in1構成なので、この側面に見えているパワーユニットにモータ2個分、2セット分が内蔵されています。反対の側面にも同様の装置が積まれていて、合わせて1両分4個のモータを駆動します。
 2018.7.1 東西線西葛西駅にて撮影
 05719の更新工事後の三菱製2レベルIGBTのVVVF装置(PMSM駆動システム)です。07系更新車と同じ装置になっていますが、そもそも16000系後期車、13000系前期車と同じですね。
 2021.9.12 東西線西葛西駅にて撮影

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