・東京メトロ1000系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
1110以下6連
1110以下6連
2016.12.20 銀座線渋谷駅(旧駅時代)にて撮影
 2012年1月に登場した、銀座線01系の後継車両です。01系が登場から約30年になろうとしており、大規模な更新工事と置き換えの検討をされた模様ですが、600Vから750Vへの昇圧やホームドアへの対応等を考慮した結果置き換えでの対応となり登場した車両となります。
 01系と同様の16m3扉のアルミ車体であり、銀座線開通時の1000形を模したデザインとなるように全面的にラッピングを施しました。
 制御システムは01系第38編成で試験し02系更新車に本格的に採用したPMSM(永久磁石同期電動機)の駆動システムが採用され、制御装置はIGBTによる2レベルインバータ、個別制御となりました(途中からSiC適用ダイオードを使用したハイブリッドSiCを採用)。台車は操舵式となり曲線通過の安定性向上を図りました。このため、操舵台車の固定軸側のみが駆動軸となり、1両につき最大2個のモータを装備する構成となりました(両先頭台車はT台車となり、24軸のうち10軸が駆動軸)。
 2013年から量産が開始され2017年までに6連40編成が製造されました。最後の2本は特別仕様車となり、他編成よりも更にレトロ感が強調されました。
 走行音(量産先行車)[sub1k1a.mp3/4.38MB]
 第1編成の走行音です。制御装置はIGBT、モータは永久磁石同期電動機(PMSM)の組み合わせで、01系38編成での試験や02系更新車、16000系から続いての採用となりました。01系よりも起動時の一定音が低かったりと、16000系の雰囲気に近くなった感じがします。
 録音は銀座線銀座→京橋→日本橋→三越前間です。
 走行音(量産前期車)[sub1k2a.mp3/2.91MB]
 量産車も当初は先行車と同じIGBT+PMSMの組み合わせです。先行車と特に差異はないようです。仕様変更された機器はSIVのようですし。
 録音は銀座線神田→末広町→上野広小路間です。
 走行音(量産後期車)[sub1k3a.mp3/1.31MB]
 量産車の途中、第21編成からは制御期がハイブリッドSiC仕様に変更されたそうです。外観も音も差は感じられませんが…。東芝のVVVFにはこういう傾向があるんでしょうかね。録音した車号が1234だったりします。
 録音は銀座線稲荷町→田原町間です。
 走行音(量産後期車)[sub1k3b.mp3/9.25MB]
 同じく後期車の走行音です。本当は1234号車の方でこういう区間の録音したかったんですが、確か環境的にこっちの方がって感じだったと記憶しています(この録音は1534号車)。
 録音は銀座線銀座→京橋→日本橋→三越前→神田→末広町→上野広小路間です。
・その他の写真
 1604以下6連です。登場時は浅草方の先頭車は1600形を名乗っていました。(渋谷方から11**、12**、…、16**)
 それだけと言えばそれだけの写真ですね。
 2015.2.21 銀座線渋谷駅にて撮影
 1002以下6連です。新しい渋谷駅の建設工事中の頃の撮影で、某ビルの踊り場からこのような構図で写せました。
 2018.6.2 銀座線渋谷〜表参道間にて撮影
 1026以下6連です。熊本の災害復興の応援として、熊本県のキャラクターである「くまモン」のラッピングがされていました(今になってみると、撮影した日は期間外のようですが…)。
 2018.6.2 銀座線渋谷〜表参道間にて撮影
 1034以下6連です。量産後期車となります。上の「くまモン」編成も十分後期車のグループですけどね…。21編成以降が制御器の変更などで後期車に属することになります。
 2018.6.2 銀座線渋谷〜表参道間にて撮影
 ラストナンバーとなる1040以下6連です。最後の2編成はレトロ調車両として、「東京地下鉄道」時代の1000形車両をモチーフにした特別仕様車となりました。もっとも、この1000系自体がレトロ調でしょう、という突っ込みはしちゃいけないんでしょうね(笑)
 2018.6.2 銀座線渋谷〜表参道間にて撮影
 1111号車の室内です。一部が透明になった袖仕切などが特徴と言えるでしょう。ラインカラーの近似色となったシートモケットなども、最近の東京メトロの傾向と言えるかと思います。
 2017.11.24 銀座線渋谷駅にて撮影
 1134号車の室内です。後期車になりますが、特に変化はないと思います。車体が小さいせいでもあると思いますが、車端部(写真左手前)に機器スペースがあるなど、多数の機器の配置には苦労したのだろうと思われます。
 2017.1.15 銀座線浅草駅にて撮影
 1220号車のVVVF装置です。前期型の通常のIGBT仕様のラストナンバー車となります。4群の制御器となる1200形、1500形には同様の装置が両方の側面にあります。
 2016.12.20 銀座線渋谷駅にて撮影
 1236号車のVVVF装置です。後期型でハイブリッドSiC仕様となってはいるのですが、外観は同じですね(音も同じだけど)。
 2016.12.20 銀座線渋谷駅にて撮影
 1420号車のSIVです。先行車の第1編成以外は共通仕様となるようです。三菱製でハイブリッドSiC仕様の装置だそうです。
 2016.12.20 銀座線渋谷駅にて撮影
 1236号車の台車です。自己操舵式のボルスタ付台車で、車端側になる車軸にのみモータが取り付けられていて、モータなしの軸が操舵式となります。
 2016.12.20 銀座線渋谷駅にて撮影

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