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北綾瀬支線で運用されていた1次試作車である6000-1以下3連です。この支線用車両は側面や床下の様子などを見ることができないのが残念なところです。
1999.8.1 千代田線綾瀬駅にて撮影
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2次試作車のM車6両と量産車のT車4両で組成された6101以下10連です。この編成に限っては第1、2車両と第7〜10車両の6両がM車と、両先頭にM車が集まる組成になっています。また、この編成は車体裾部が長い構造で、更新工事・VVVF化の際にVVVF装置のパワーユニットと車体裾部が干渉することから、制御器を搭載するM車の車体裾部に切り欠きが設けられました。
1999.6.1 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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量産車のトップナンバーとなる6002以下10連です。VVVF改造と同時に車体更新により一段下降窓に改造された編成です。この写真は東京メトロに移行後の撮影です。側面のラインカラーはシールになっていますね。この編成に関してはVVVF化・車体更新工事後にはシールになっていました(その前は知りません)。6000系引退の最後まで活躍した編成としても有名ですね。引退イベント時には片先頭車のメトロマークを営団時代のSマークを復刻(シールの重ね貼りだったみたいですが)もしたみたいですね。すごい騒ぎになった結果その後の引退車両は告知なく運用終了するようになってしまいましたが。
2006.4.8 JR常磐線南柏駅にて撮影
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VVVF改造と1段下降窓への改造の最初の編成となった6009以下10連の営団時代です。側面のラインカラーが原形の板が貼り付けられた仕様だったことが特徴です。最末期の写真はシール貼りに変わっていたようですが、この写真の雰囲気が比較的長かった編成です。
2000.4.7 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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冷房改造の3編成目だった車両で、冷房改造と同時にチョッパ装置更新の第1号となった編成である6010以下10連です。冷房改造時に車体更新も行われており、このタイプでは2段窓のサッシが茶系(ゴールド?)になったのが特徴です。更新時点では行先表示器が幕式のままでした。2002年に撮影したときにはLEDに変わっていました。チョッパ装置が日立製と三菱製が混在しているのもこの編成の特徴でした。
1999.4.22 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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2段窓で登場したグループの最終編成となる6021以下10連です。冷房改造されたのも最後で、その際には車体更新されず、比較的早くに実施されたVVVF改造の時にも車体更新は実施されず、そのために2段窓のVVVF車となった特徴的な編成です。もう1編成あった2段窓VVVF車の第8編成は冷房改造時に車体更新されていたため最後まで2段窓VVVF車でしたが、この21編成はVVVF化された数年後に今度は車体更新されて晴れて1段下降窓化改造された「普通のVVVF改造編成」になった、異色の経歴の持ち主と言えると思います。逆に、1段窓のチョッパ更新車というのもあって、06編成が早期にその状態になり、後で11編成と15編成が加わりました。
1999.4.22 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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登場時から1段下降窓で、冷房準備車として登場した4次車の6122以下10連です。このように第1車両(T車)にもパンタグラフが搭載されていました。撮影した90年代末は残っている車両と撤去車が混在していた時期でもあります。また、タイミングは不明ですがラインカラーがシール貼りになっています。
1999.1.13 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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同じく4次車の6024以下10連です。営団から東京メトロに移行する直前に開始された4次車以降の更新・VVVF改造の第1号となった車両で、撮影はメトロへの移行直後の時期でした。ドア窓が小さいのが6000系や7000系の特徴でしたが、このグループの更新では普通のドア窓のサイズになり、6000系のイメージで見ると「巨大なドア窓」になった印象が強くなります。また、5M5T編成になったため、手前に写っている第10車両はT車化されています。
2004.8.8 小田急小田原線新百合ヶ丘駅にて撮影
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同じく4次車の6028以下10連です。こちらはラインカラーが板のままだった編成です。4次車の中ではこの28編成と24編成だけが90年代末の時点で板でした。後の4次車のVVVF化が早かったのはそのせいなんでしょうかね。4次車ではラインカラーが板だった編成は第1車両のパンタがさっさと撤去されたのに、シール化された編成にパンタが遅くまで残っていたのはどういう因果なんでしょうかね…。
1998.11.28 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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5次車の6131以下10連です。更新前の、営団時代の写真となります。5次車は90年代に見ていた段階ではラインカラーが板を貼り付けた編成しかなかったようです。第1車両のパンタ撤去も早めだった編成が多かったですね。
2000.12.1 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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同じく5次車の6032以下10連です。更新・VVVF改造後の写真になります。4次車と同様にドア窓の拡大や5M5T編成になったことなどが特徴です。
2016.5.5 JR常磐線南柏駅にて撮影
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6次車の6033以下10連です。このグループは更新工事の対象から外れ、16000系投入開始後、比較的早めに廃車となってしまいました。新製冷房車で、当初から第1車両のパンタグラフが搭載されなかったグループとなります。側面のラインカラーは板が貼り付けられたタイプでした。
2002.3.17 JR常磐線松戸駅にて撮影
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最終増備、7次車の6135以下10連です。この編成は新製時からラインカラーがシールになっています。また、車外スピーカーも装備されていて、側面の窓上に見えるスリットがそれです(決して103系の戸袋にある主電動機冷却風取り入れ口ではありません)。6次車と同様に第1車両のパンタグラフは初めから装備していません。この編成も更新工事は実施されず、16000系投入開始頃のタイミングで大きな故障を起こしてしまったらしく、2011年末には廃車となってしまいました。
1999.1.8 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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1次試作車である6000-2号車の車端付近から6000-3号車方向の室内です。袖仕切の形状や連結部の広幅貫通路の形状が2次試作車や量産車と異なります。室内は更新工事を受けた後の状態だと思います。床はグレー1色のままなのが量産車等の更新メニューとは異なるようです。
1999.8.1 千代田線綾瀬駅にて撮影
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2次試作車である6201号車から6101号車方向の室内です。更新工事後となりますので、床や壁、座席等の色使いなどは量産車の更新工事後と差異はありませんでした。袖仕切の形状は1次試作車ほどの極端な形状ではありませんが、量産車とは少し違っていました。
1999.6.1 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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量産車で冷房改造は実施済、車体未更新の時期の室内です。6311号車から6111号車方向となります。木目調の袖仕切、グレー1色の床が特徴でしょうか。袖仕切の形状は2次試作車と比べて直線的になっていますね。茶色のシートモケットは元からのものではないと聞いたことがあるようなないような…。
1999.6.23 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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6208号車から6108号車方向の室内です。冷房改造と同時に車体更新が実施され、後でVVVF改造もされた編成です。写真はVVVF改造された後となりますが、更新車の壁や袖仕切の色になっていますが、床はグレー1色のままでした。これは更新時期によるメニューの違いによるものと思われます。2段窓のままでVVVF化された、珍しい編成となります(2段窓のまま更新された編成なのでその後も1段窓への改造がされていない)。
この編成は広幅貫通路を全て通常の貫通路に改造されていたのも特徴となります。
1998.10.27 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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VVVF改造車である6818号車から6118号車方向の室内です。床がツートンカラーになっているのが08編成などのグループとの違いになります。また、VVVF改造車の特徴でもある1段窓化された様子もよくわかると思います。広幅貫通路は大部分のVVVF改造編成にも健在で、この編成のように2両または3両ずつのグループに分けられている編成がほとんどでした。
2003.12.23 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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4次車の6325号車から6125号車方向の室内です。木目調の袖仕切は3次車までの新造時と同等だと思われます。床がツートンになっているのはC修車の特徴だったような…。
2003.10.27 JR常磐線松戸駅にて撮影
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4次車で更新工事後の6224号車から6124号車方向の室内です。配色などは1〜3次車のVVVF改造車と似ていますが、シートモケットが新たな種類のものになりました。ただ、4次車以降のVVVF改造車でも、赤系シートの車両もありました。逆に、他の製造年次でこれと同じモケットになった車両もあったようです。
2004.3.21 JR常磐線取手駅にて撮影
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5次車の6230号車から6130号車方向の室内です。袖仕切が緑色になったのが目立ちます。赤いシートとは不釣り合いでしたね…。
1998.10.13 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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6次車の6233号車から6133号車方向の室内です。こちらは袖仕切も緑、座席も緑で本当に緑色な室内ですね。床はこのグループからだと思いますがツートンの配色になっていました。
1998.12.8 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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7次車の6235号車から6135号車方向の室内です。ほとんど6次車と同様と思いますが、当初からドア上にLED式の案内表示器が設置されたのが特徴となります。この写真では判別が難しいと思いますが…。後に赤系のシートに変えられたりしていたようです。
1999.1.8 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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2次試作車である6101号車の三菱製チョッパ装置です。新造時から同じものだったのかどうかは不明ですが、VVVF制御に更新される直前の時期の撮影で、強制風冷式の3相チョッパ時代のものです。強制風冷だからこそ写真右寄りの方に風道らしきものがあるんでしょうかね。基本的には「単なる大きな箱」なのがこの世代ですね。
1998.5.25 JR常磐線取手駅にて撮影
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2次試作車である6301号車の日立製チョッパ装置です。フィルム時代の撮影だし、だいぶ画質は悪いのですが、三菱製との極端な差はない、という感じでしょうかね。
1998.5.25 JR常磐線取手駅にて撮影
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2次試作車である6901号車の三菱製チョッパ装置です。6101号車の装置と大きな違いはなかったみたいですね(三菱マークの付いた蓋の位置が違うけど…)。
1998.5.25 JR常磐線取手駅にて撮影
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2次量産車である6917号車の日立製チョッパ装置です。2相チョッパである点が試作車や1次車の初期の車両との相違点ではありますが、同じ強制風冷式のチョッパであり、基本的にはこのグループまでの当初の形状は同じようなものでした。
1998.5.14 JR常磐線柏駅にて撮影
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4次量産車である6926号車の日立製チョッパ装置です。4〜6次車の日立製はこの形状です。フロン沸騰冷却式のサイリスタチョッパですので、VVVF時代の始まりくらいまで続くパワーユニット形状がここから始まったと言ってもいいのではないでしょうか。
1999.1.28 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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4次量産車である6328号車の三菱製チョッパ装置です。4〜6次車の三菱製はこの形状となります。日立製と比べ、パワーユニットに網状の部分が多く見られます。
2002.5.4 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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1・2次量産車の冷房改造との同時施工でチョッパ装置を更新された車両に採用された日立製のGTOチョッパ装置になります。写真は6310号車のものです。たぶんこのタイプの採用第1号の編成と思われます(6310号車は日立、6710と6910号車は三菱と分かれている)。だいぶパワーユニットが小ぶりになったのが特徴と思います。
1998.12.22 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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同じく冷房改造との同時施工で採用されたGTOチョッパの三菱製の装置になります。写真は5915号車のものです。日立製と比べてパワーユニットが横長ですね。更新で使用された他、7次量産車である35編成にも同じものが採用されました。
1999.12.22 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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1〜3次量産車の制御機器更新により採用された三菱製のVVVF装置(3レベルIGBTインバータ)になります。1C2M×4群の構成で、チョッパ制御装置を積んでいた号車にこの形状の装置が搭載されました。4群を分散配置するような構造になっていて、反対の側面にも同様の装置が見られます。三菱製はパワーユニット表面の網状の部分の面積が小さめです。写真は2次試作車6901号車のもので、この編成がVVVF化された直後の撮影なのですごくきれいでした。
1999.4.15 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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同じく1〜3次車のVVVF化用の装置のうち、日立製の写真になります。こちらは6917号車のもので、やはり改造工事直後の撮影なのできれいな状態です。三菱製と比べ、日立らしいパワーユニット形状かと思います。1群の中でも3相分のパワーユニットが独立していて、内部にモジュールらしきものが見えるのも日立らしいと言えそうですね。三菱車と同様に、反対の側面にも同様の装置が見られます。
1998.12.1 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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4・5次量産車の更新工事の際に2レベルIGBTによるVVVF化と5M5T編成化されたグループに採用されたVVVF装置のうち、三菱製のものになります。1C4M×1群または2群のもので、1群なら片方の側面に、2群の場合は両方の側面に同じ装置が見られます。写真は6 24号車のもので、このタイプでのVVVF化の最初の編成となります(撮影は東京メトロへの移行直後ですが、改造は営団の最終年度に実施されました)。
装置の形状は10000系等とほぼ同等のものとなります。
2004.8.8 小田急小田原線新百合ヶ丘駅にて撮影
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同じく2レベルIGBTでのVVVF化編成の日立製の装置です。このグループでは三菱製と比べて日立製の方がパワーユニットの部分が占める割合が大きいように見えます。形状はいかにも日立、というものですね。写真は6729号車のものです。
2008.1.1 JR常磐線取手駅にて撮影
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6629号車のSIVです。VVVFは日立製の編成ですがSIVは三菱製になりました。こちらの方がよほどVVVF装置っぽい形状で大きいんですよね…。1〜3次車などでは冷房改造時に搭載されたDC/DCコンバータのままであまり半導体デバイスらしい形状ではなかったと記憶していますが、4・5次車の更新ではこのような形態になりました。
2008.1.1 JR常磐線取手駅にて撮影
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6919号車の台車です。2次試作車と1・2次量産車に使用されていたFS378形となります。S形ミンデン台車と呼ばれるタイプになります。19編成ですので、このタイプの採用としてはラストナンバーですね。VVVF化された後の撮影です。
1999.6.9 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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6921号車の台車です。3次量産車に使用されていたFS378A形となります。こちらもVVVF化された後の撮影です。
2000.7.29 JR常磐線松戸駅にて撮影
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6935号車の台車です。5次車以降なので、29編成以降は全てこの台車で、FS523形となります。SUミンデン形と呼ばれるそうですが、このグループの前に4次車のFS378B形からSUミンデンになっていたそうです。4次車は台車の写真撮り損ねてました…。
1999.7.2 JR常磐線我孫子駅にて撮影
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