・横浜高速鉄道Y000系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
Y013以下2連
Y013以下2連
2021.12.4 こどもの国線こどもの国駅にて撮影
 1999年、翌年に控えたこどもの国線の通勤線化に備えて登場した車両です。車体はステンレス製で、20m3扉、ロングシートとなっています。雰囲気は同時期登場の東急3000系とよく似ています。
 VVVFインバータ制御で、こどもの国方がM車、長津田方がT車となっています。運営は横浜高速鉄道とは言え、以前は「東急こどもの国線」だったこともあり、車両は色を除いて東急の雰囲気そのものとなっているわけです。運転台はワンハンドルマスコンですし、ワンマン運転対応の設備もほとんど目黒線と共通であるものと思われます。
 VVVF装置は東急3000系東芝車と類似の装置でありながら、1C2M×2群のVVVF装置と、SIVとの一体型となっており、一部が故障しても運行を継続できる冗長性が確保されています。
 99年末までに3編成6両が製造され、通勤線化を前にして営業を開始していました。
 走行音(恩田駅開業前)[Y000a.mp3/5.91MB]
 東芝製のインバータに日立製のモータということらしいですが、それにしても聞き慣れないVVVF音です。非同期モードの音の高さが変化するパターンだけで言えば東芝製の2レベルインバータを搭載する営団9000系4次車と似てはいますが、あちらは「ヒュルヒュル…」系の音であるのに対し、こちらは「キーン」系の音となっています。とは言ってもこのY000系は3レベルインバータのようですから、2レベルインバータと全く同じパターンで制御ができるとも思えないし、よくわからないですね。
 録音はこどもの国線長津田→こどもの国間ですが、まだ恩田駅開業前の録音であり、時間がかかる割にスピードも出ていなくてつまらない走りではあります。
 走行音(恩田駅開業後)[Y000b.mp3/6.79MB]
 こちらは恩田駅開業後の録音になります。途中駅ができたものの、単線の交換駅であり、ストレートな着発とはならず、終端駅みたいな加減速をする機会が1回増えただけ、というのが残念なところです。
 こんな車両こそ、田園都市線を爆走する録音イベントとかやってくれたらなぁ、と思わずにはいられません。
 録音はこどもの国線長津田→恩田→こどもの国間です。 ・その他の写真
 Y013以下2連の、登場後間もない頃の写真です。安物フィルムで撮ってた当時の写真なので、パッとしない感じはありますが、かなりきれいだった雰囲気は伝わるでしょうか?
 2000.1.12 長津田駅にて撮影
 Y013のVVVF装置です。東急3000系の東芝製インバータと同じような形ですが、SIV一体型となったためJR東海の313系と同じ形状という印象になります。音は本当に独特です。
 2000.1.12 長津田駅にて撮影

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