・東急電鉄5000系列(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
左から4110以下10連、5175以下8連
渋谷ヒカリエ号の4110以下10連(左)と、5175以下8連(右)
2017.6.3 東横線自由が丘駅にて撮影
 5000系(2代目)は2002年、田園都市線に投入されたのが始まりです。ステンレス製の20m4扉車体で、VVVF制御の5M5T編成です。登場時は渋谷方から2両目に1M車、4・5両目と8・9両目にユニットのM車(5・9両目が制御器付)でしたが、2005年からの6扉車組み込みのための編成替えの結果、2・3両目と6・7両目にユニットのM車(3・7両目が制御器付)、9両目が1M車に変更されました。6扉車は当初は各編成に2両を組み込む組成とし、2008年に最大本数となったものの、2009年には6扉車3両の編成とする方針に変更され、新造編成はすぐに6扉車が引き抜かれて東横線に、一部の編成は再度全車4扉編成(M車の配置は6扉車込みの編成と同じ)となるなど、複雑な変遷をたどりました。これも、可動式ホーム柵の整備に伴い、2016年から2017年には4扉車を新たに製造し、全車4扉編成に戻されることとなりました。
 制御機器はIGBTを用いた2レベルインバータによるVVVF制御で、日立製の装置が採用されました。台車は3000系用をベースとした軸梁式ボルスタレス台車となっています。
 5050系は2004年の登場で、東横線向けの車両となります。当初は4M4Tの8両編成でしたが、2011年から10両編成(車号は4000番代)が登場しました。VVVF装置は5000系と同じ日立IGBTですが、2011年以降投入の車両(8連は75編成以降、10連は基本的に全車)では装置形状が変わり、非同期モードの制御が変わりました。編成構成は、8連では単純に2・3両目と6・7両目にユニットのM車(3・7両目が制御器付)が組み込まれていて、10両編成は5000系とは異なり、8連の中間に1M車(6両目)とT車を組み込む組成となりました。2013年の東京メトロ副都心線との直通運転開始に向けて増備された形となりますが、その後2023年の新横浜線開業・相鉄線直通開始に伴い、8連の一部に新造中間車が組み込まれ、10連化と4000番代への改番が行われました。また、5050系の一部中間車に5000系からの転用車が含まれていたり、総合車両製作所の「sustina」ブランド車両の試作車が組み込まれていたり、8連の最終2本は全閉モータ(6極誘導電動機)装備のため走行音が異なったりと、バラエティに富んだ系列になっています。
 5080系は2003年の登場で、目黒線向けの車両となります。2006年までに登場の4本は目黒線の増発用、2008年登場の6本は目黒線の日吉延伸用の車両となります。登場時は6両編成で、目黒方から2両目に1M車、4・5両目にユニットのM車(5両目が制御器付)の組成でした。
 5080系の制御器は東芝製の装置で、IEGTを用いた2レベルインバータとなっています。2023年の新横浜線開通、相鉄線との直通運転開始を前に、2022年に8連化されました。1M車とT車の新造、または6000系のQシート車投入による余剰車の活用で増結されました。
 2023年4月現在、5000系は10連18本(1〜17編成と20編成)が田園都市線で、8連4本(18、19、21、22編成)が東横線で活躍しています。5050系は8連23本(51〜54、57〜65、67、68、70〜72、74〜78編成)が東横線で、10連13本(01〜12、15編成)が東横線と新横浜線で活躍しています(更に8連2本が10連化の予定)。5080系は8連10本が目黒線と新横浜線で活躍しています。
 5000系走行音(初期車登場時)[toq5ka.mp3/9.06MB]
 5000系初期車(第1編成)の、登場間もない頃の録音です。この時は5月とは言え涼しかった記憶があるのですが普通に空調が稼働していました。ホント必要なさそうな車内環境だったのですが…。
 日立製の2レベルインバータということで、この当時ですから一定音の非同期モードの最後に一気に高い音に変化し同期モードに移行するパターンです。また、この車両の頃にはまだ採用例が多くはなかった電気停止ブレーキが使われていて、低い一定音が鳴って停車します。高速域は結構うるさいのですが、この録音だと駅間が短く、速度がイマイチなんですよね。
 録音は田園都市線長津田→つくし野→すずかけ台→南町田→つきみ野→中央林間間です。
 5000系走行音(初期車登場時)[toq5kb.mp3/6.22MB]
 5000系初期車(第4編成)の、登場間もない頃の録音です。まだ6扉車だとかそういう時代ではありませんので、編成組み替えが行われる前になります。この車両も登場時点では初期型のうるさいモーター(駆動装置?)ですが、この録音の区間だと目立たないですね。
 録音は田園都市線中央林間→つきみ野→南町田→すずかけ台→つくし野間です。
 5000系走行音(初期車登場時)[toq5kc.mp3/1.71MB]
 同じく5000系初期車(第4編成)の、ある程度速度が出る区間の走行音です(と言うほど上がってないかも…)。高速域での加速音が、「ギャー」という系統の音になるんですよね。
 録音は田園都市線田奈→青葉台間です。
 5000系走行音(初期車登場時・VVVF装置付近)[toq5kd.mp3/6.89MB]
 同じ車両で、VVVF装置付近で録音しました。IGBT車としては、比較的VVVF装置付近での音が響きやすい車両なんでしょうかね。個体差とか、ユニット車では聞こえるけど1M車では聞こえないとかの差があるのかは調べていません(あ、ユニットと1Mで、ってのは東武5000系列の例ですので悪しからず)。
 録音は田園都市線溝の口→高津→二子新地→二子玉川→用賀間です。
 5000系走行音(初期車6ドア組込後)[toq5ke.mp3/12.8MB]
 これもなぜか同じ第4編成での録音ですが、6ドア車が組み込まれた後の、編成替えがされた後の録音です。しばらく乗らない間に全般検査を確実に受けており、その時にでも、後期車の走行音に変化しています。高速域の加速音がだいぶ静かになったのが分かると思います。
 録音は田園都市線長津田→田奈→青葉台→藤が丘→市が尾→江田→あざみ野→たまプラーザ間です。
 5000系走行音(初期車6ドア組込後)[toq5kf.mp3/9.93MB]
 こちらは東武線内での録音になります。この走行音も、初期車ではありますが高速域の加速音は静かになった後になります。
 録音は東武日光線南栗橋→幸手→杉戸高野台→東武動物公園間です。
 5000系走行音(東横線)[toq5kg.mp3/6.61MB]
 5000系としては後期の車両となる、東横線で運用されている編成の走行音です。東横線と副都心線の直通運転開始直前の時期の録音です。これも高速域は静かになっています(このグループは最初からそうですが)。
 録音は東横線中目黒→祐天寺→学芸大学→都立大学→自由が丘間です。
 5050系走行音(初期車)[toq551a.mp3/3.08MB]
 5050系の初期車の走行音です。田園都市線の5000系がある程度投入された後に登場したこともあり、高速域の轟音はなくなっています(検査入場で機器が入れ替わって、というパターンは一部あるとは思いますが)。とは言っても、学芸大学→都立大学の本気の走りでは結構うるさいですかね…。
 5050系の最初のグループは5000系と同じVVVF音です。
 録音は東横線祐天寺→学芸大学→都立大学間です。
 5050系走行音(初期車)[toq551b.mp3/7.01MB]
 同じく5050系初期車の走行音です。珍しく上り列車で録音していました。登場からある程度の期間が経過してからの録音なわけですが、高速域が轟音の仕様になってるような気がします。
 録音は東横線自由が丘→都立大学→学芸大学→祐天寺→中目黒間です。
 5050系走行音(初期車)[toq551c.mp3/1.50MB]
 同じく5050系初期車の走行音です。これも珍しく上り列車での録音ですが、都立大学から学芸大学に向かっての「無惰行運転」です。やっぱり1つ上のファイルと比べて高速域がかなり静かですよね。こうも違うものなんですね。
 録音は東横線都立大学→学芸大学間です。
 5050系走行音(初期車)[toq551d.mp3/8.07MB]
 同じく5050系初期車の走行音です。が、10両編成の4000番代に改番された編成となります。モーターなのか駆動装置なのかが、おそらく5000系初期グループのものが回ってきたと思われ、高速域での加減速時にギャーギャーと激しい音が聞こえてきます。車号は4314となっていますが、8連時代は5368だったものと思われます。
 録音は東横線武蔵小杉→自由が丘→中目黒間です。
 5050系走行音(後期車)[toq552a.mp3/2.99MB]
 5050系の後期車の走行音です。5050系の4000番代として投入された10両編成や、8両編成では5175編成以降(と言っても75と76だけ)が該当しますが、相鉄直通に伴い8連を10連に組み替えたり、そもそも4000番代の10連の一部の号車(確か中間の1M車のはず)が実は5000系だったりするため、このバージョンがどの車号だよというのがすごく難しかったりします。
 で、肝心の走行音は、音の調子は従来の5000系、5050系とよく似ているのですが、非同期モードがスペクトラム拡散になって「ヒュルヒュル…」系の音に変わったという差になります。基本周波数が従来通りなのか、聞き逃してしまいそうな差でもあるんですよね。
 録音は東横線祐天寺→学芸大学→都立大学間です。10両編成は急行以上の種別にしか入れないのに、この録音は各停ですね。東横線と副都心線の直通運転開始直前の時期の録音ですが、確か暫定8両編成で運用されていた、で良かったと思います(実はよく覚えていない)。
 5050系走行音(全閉モータ車)[toq553a.mp3/10.3MB]
 5050系の編成増備としては最後のグループと思われる、5177編成と5178編成が該当する、6極の全閉モータを搭載した車両の走行音です。VVVF装置は一つ前のグループと同じもの(少なくとも外観は)を搭載しています。VVVF音はだいぶ変わりましたね。非同期モードの始まりは低く、同期モード移行前には音程が急上昇するパートが残っており、それが極端になっているし、同期モードは多極モータの割には静かな感じがするし、なんだかいろいろバグってる感じがして仕方がないです(でも聞いてて楽しい)。停止時の音はこれまでの5000系列と似た高さの音ですが、このグループでは音程に変化があるタイプに変わりました。
 録音は東横線中目黒→祐天寺→学芸大学→都立大学→自由が丘→田園調布→多摩川間です。
 5080系走行音[toq58a.mp3/7.39MB]
 5080系の走行音です。5000系や5050系とは異なり(5050系より早く登場してるけど)、東芝製のVVVF装置が搭載されています。IEGTと区別して紹介されたり、IGBTと書かれたり、ちょっと扱いがかわいそうなパワー半導体素子だったりしますね。
 VVVF音は、営団→東京メトロ9000系の20番前後の編成や、JR九州885系や815系などと似ていると言えば似ているものの、やっぱり似てない、似て非なるもの、といったところでしょうか。モーター付近で電磁波を拾って解析をされている方々によれば、東急5080系や6000系、7000系の東芝VVVFの非同期モードは、基本周波数と倍周波数が交互に割り振られているとかで、独特のものだそうです。特に減速時には音が振れているようにも聞こえるし、一定音が聞こえるような気もするし、という独特な雰囲気は、これが原因なんでしょうかね。
 録音は東京メトロ南北線東大前→本駒込→駒込→西ヶ原→王子間です。
 5080系走行音[toq58b.mp3/2.25MB]
 同じく5080系の走行音です。上のファイルと同じ列車だったかと思いますが、埼玉高速線内での録音になります(1区間だけだけど)。比較的ストレートに最高速度に達する区間が多いかな、というのが埼玉高速線内の走り方の特徴になりましょうか。
 録音は埼玉高速鉄道線川口元郷→南鳩ヶ谷間です。
 5080系走行音[toq58c.mp3/2.18MB]
 同じく5080系の走行音です。上のファイルと全く同じ埼玉高速線内の区間ですが、日付も車号も別になります。1M車と2両ユニットの車両での音の違いもないようです。
 録音は埼玉高速鉄道線川口元郷→南鳩ヶ谷間です。
 5080系走行音(8連増結車)[toq58d.mp3/7.50MB]
 こちらは新横浜線開業を控えて実施された8連化の際に増備された車両の走行音です。初期車とは20年近い経年差がありますが、特に走行音の差もないようです。
 録音は目黒線田園調布→多摩川→新丸子→武蔵小杉→元住吉間です。
・その他の写真
 デビュー間もない頃の5101以下10連です。この編成だけは、そのままの組成順序などを維持しています。LED行先表示器の種類が変わったりはしたと思います。確か。
 狭義の5000系(田園都市線配置車)は、このように、窓下が赤帯、幕板部が緑帯となります。
 2002.5.4 田園都市線藤が丘駅にて撮影
 6扉車が連結されていた時代で、まだ行先表示が3色LEDだった時代の5105以下10連です。種別表示は字幕、行先がLEDというとJR西日本の車両を連想しますね。撮影した時期には6扉車が3両組み込まれていました。
 2016.12.20 田園都市線あざみ野駅にて撮影
 5107編成以降は種別表示がフルカラーLED、行先表示が白色LEDとなりました。この写真は、そのグループに属する5011以下10連で、6扉車が3両組み込まれていた時代です。もう少し時代が下るとせっかく組み込んだ6扉車を4扉の新造車に置き換えてしまうのだから、本当にカオスな車種ですね。
 2016.4.29 田園都市線あざみ野駅にて撮影
 一時は6扉車連結だったものの、全車4扉に戻った後の5020以下10連です。少しシャッター速度の設定をミスると、運行番号のLEDは切れやすいですね…。5115編成以降はスカートの形状が変わっています。ここまでに紹介した写真と比べて形状が違うのが分かるかと思います。
 2023.5.1 東武伊勢崎線獨協大学前駅にて撮影
 狭義の5000系の中でも東横線で運用されている5818以下8連です。田園都市線の6扉車組み込み等の都合で、5118、5119、5121、5122の4編成は8両編成となって東横線への配置となりました。5121以外の3本は当初から6扉車を既存の5000系に供出し、1Mの電動車は5050系の中間T車の代用として供出し、6扉車を組み込んだ5000系から捻出された4扉のT車を1両組み込み、8連に組み替えて東横線で初めて運用されました。5121編成は田園都市線で6扉車2両の編成として1年ほど運用した後に、6扉車を他編成に供出(それによって6扉車3両化)、1M車を5050系のT車代用に供出、他編成からの4扉T車組み込みで8連化され東横線に転属という流れだったそうです。いやはや、複雑です…。
 2018.6.2 東横線自由が丘駅にて撮影
 狭義の5000系としてはラストナンバーとなる5822以下8連で、東横線で運用される編成です。2017年から、東横線90周年を記念した「青ガエル」のラッピングが施されています。当初は90周年のヘッドマークなども取り付けられていましたが最近は青ガエルのラッピングのみになっています。初代5000系をイメージしたものかと思います。
 2021.7.16 東横線祐天寺駅にて撮影
 5050系の初期グループとなる5858以下8連です。2005年7月の撮影ですが、この編成の運用開始が2005年6月だったそうです。東横線の車両は5000系、5050系ともに、窓下の赤帯と幕板部のピンク帯の外観が特徴となります。種別・行先表示のタイプは5000系の07編成以降と同様に、種別はフルカラーLED、行先は白色LEDで当初から製造されています。
 2005.7.23 東横線東白楽駅にて撮影
 副都心線直通への準備が本格化した時期の増備車となる5870以下8連(右)と4008以下10連です。8連の方は5000系の6扉車組み替え(6扉車2両から3両への変更)の時期と重なっており、中間のT車2両は5000系からの編入(しかも元をたどれば初期車5102編成)となっています。偶然のことだとは思いますが、当該の2両だけクーラーの形状が異なるのが分かるでしょうか(新しいか古いかではなく、たまたまメーカーの違う車両が組まれただけと思います)。前後して増備された5169〜5174の編成は、中間2両の変遷が興味深いですね。一時的に5000系1M車を組み込んでいて、後で4000番代の10両編成の中間1M車に組み替えられた車両もあるくらいですので。
 で、左に写っている4008の編成は、単なる10両編成ですね(笑)
 撮影のタイミングは、偶然ではありますが一方は日本語表示、他方はアルファベット表記の行先表示になった瞬間ですね。
 2018.6.2 東横線自由が丘駅にて撮影
 副都心線直通開始の頃に増備された5050系の後期グループに属する5876以下8連です。この写真だと4両目となりますが、5576号車が総合車両製作所の次世代ステンレス車「sustina」シリーズの第1号車両になっています。非常にすっきりとした外観が特徴ですね。
 2021.7.16 東横線祐天寺駅にて撮影
 2019年度に増備された、5000系列の編成として増備された最後の編成でもある5878以下8連です。2016年度の5177編成と、この5178編成の2本は6極の全閉モーターを搭載しているのが特徴です。5177編成とともに、この2本だけでしょうかね。スノープロウも装備しているようです。
 2021.7.12 東横線自由が丘駅にて撮影
 5050系の第1編成、5851以下8連です。こちらは2022年4月末から約1年、「東急グループ100周年トレイン」のラッピング車となっていました。
 2022.4.30 東横線新丸子駅にて撮影
 副都心線直通開始に備えて製造された10両編成のトップナンバー、4001以下10連です。2011年に9両が新造され、1両は東横線向け5000系(5050系ではない)の編成から抜き取られた1M車が組み込まれ10連が組成されました。写真の5両目の車両となります。一度2両が抜き取られた暫定8連で営業運転に投入され、2013年の副都心線との直通開始の頃に10両編成に戻りました。第4編成までは、同様に5000系の1M車を組み込んだ10両編成になっています。
 2022.4.30 東横線新丸子駅にて撮影
 こちらは全車が2011年度の新造車で組成された4006以下10連です。新横浜線開業記念のヘッドマークと、側面への広告ラッピングがされた状態の写真となります。
 2023.4.2 東横線多摩川駅にて撮影
 2013年に登場した4010以下10連です。「Shibuya Hikarie号」としての特別装飾編成として製造されました。車体幅が5050系より20mm狭い5000系用の寸法であったり、室内の意匠も3種類存在するなどの特徴があるそうです(乗ったことはないような…)。
 2017.6.3 東横線自由が丘駅にて撮影
 新横浜線開業に合わせて、8両編成から10両編成への増結が5編成に対して実施されました。少し早め(2019年度に増結車を新造)の4111編成は従来車と同様の10連ですが、2022〜2023年度に増結車が製造された4112〜4115編成は渋谷方から4両目のT車と5両目の1M車が増結車として製造され、これらはロング/クロス転換車で、座席指定車として運用される「Qシート」となりました。この写真の角度では分かりにくいですが、屋上のクーラーがすごくきれいな2両が、車体側面を全面的に赤くラッピングされたQシート車となっています。この編成は8連時代は5169編成(2010年度製)でした。)
 2023.4.2 東横線多摩川駅にて撮影
 5080系の第1編成である、5181以下6連です。2002年度の第1編成、2004年度の第2編成だけは3色LEDの表示器で登場しています。写真は都営三田線の志村検修場の一般公開時の撮影です。
 2005.9.17 東京都交通局志村検修場にて撮影(一般公開時)
 5080系の第2編成である、5682以下6連です。撮影の時点では運行番号と行先が白色LED、種別がフルカラーLEDになっていました。まだ6連でしたが、この後間もなく8連化されたかと思います。
 2022.8.17 東横・目黒線多摩川駅にて撮影
 新横浜線開業に備えて増結された5885以下8連です。4両目と5両目がきれいになっているのがわかると思います。この2両が新造された増結車となります。一部の編成には6000系からの転用車も使われています。
 2023.4.2 東横・目黒線多摩川駅にて撮影
 新横浜線開業のヘッドマークや側面のラッピングがされていた時期の5186以下8連です。この装飾の時期に撮影したのはこの1回きりでした…。新横浜線開業の日、雨の中で記念乗車券セットを購入し、その足でとりあえず撮影しておこう、という場面で見かけた車両になりますね。それにしても、なぜこういう記念編成を記念日に朝だけ運用に入れるかなぁ、とは思いましたが。
 この編成を含む5185〜5187の編成は2008年の目黒線日吉延伸用編成となります。同じ2008年度に増発用(?)として最終増備編成の5188〜5190編成も登場しますが、この2グループでスカートが違い、車体側面の窓周りがつや消しからつやありに変わったり、室内の袖仕切形状が変わったり、同じ年度の登場と思えない仕様の転換点になっていたりするようです。
 2023.3.18 東横・目黒線武蔵小杉駅にて撮影
 最終グループに属する5688以下6連です。スカートが強化型になったり、側面の窓周りのつや消しの仕上げをやめたりといった差異が見られます。途中の号車だけクーラーがきれいだったので、一瞬8連化後の写真(?)と思ってしまいましたが、そんなことはありません。
 2022.4.30 東横・目黒線新丸子駅にて撮影
 5201号車から5101号車方向の室内です。青系と言うか、紫系でしょうかね。主要な配色が。配色は5000系、5050系、5080系でそれぞれ異なります。
 2002.5.4 田園都市線長津田駅にて撮影
 5917号車から5017号車方向の室内です。2008年度車からということらしいので、5115編成以降が該当すると思いますが、袖仕切の形状や、袖仕切からの握り棒、座席中間部の握り棒の形状が変更されています。
 2018.1.7 東武日光線南栗橋駅にて撮影
 5805号車から5005号車方向の室内です。既になくなってしまった6扉車の室内となります。JRで運用された6扉車とコンセプトは同様で、跳ね上げ式の座席が扉間にのみ並ぶ形となります。室内の配色は5000系の内装に合っていますね。
 2017.2.11 東武日光線南栗橋駅にて撮影
 5817号車から5017号車方向の室内です。6扉車を組み込んでいた号車を、新造4扉車で置き換えた5817号車の室内となります。東横線の編成単位での増備車5177編成も同様の室内になっています。戸袋付近の座席にはヘッドレストが備わっているのが特徴です。この時期の考え方に基づく内装となっており、配色は5000系の既存車両と全く合っていませんね。
 2018.1.7 東武日光線南栗橋駅にて撮影
 5460号車から(たぶん)5860号車方向の室内です。5050系では赤系のシートモケットやピンク系の袖仕切が特徴です。この配色の中に一部車両だけ5000系の室内が混ざったりすることを想像すると…、というのが結構多いんですね。
 2020.2.11 東横線渋谷駅にて撮影
 5581号車から5681号車方向の室内です。5080系では赤系や紫系の配色になっているのが特徴です。登場からそれほど経っていない頃の撮影です。
 2004.11.14 埼玉高速鉄道線鳩ヶ谷駅にて撮影
 5501号車の日立製、1C4M×2群のVVVF装置です。JR東日本E231系日立車と類似の、この世代の普通の雰囲気かと思います。東急の車両は床下がきれいに黒く塗られて新造されるので、新しすぎると床下機器の写真は見えにくい写真になりますね…。
 2002.5.4 田園都市線藤が丘駅にて撮影
 5905号車の日立製、1C4M×1群のVVVF装置です。新造時は5205号車だった車両ですが、6扉車が2両組み込まれた2007年に、5905号車となりました。2群の装置と比べると、片側のパワーユニットがなくなったような形態になります。
 2016.12.20 田園都市線あざみ野駅にて撮影
 5050系5358号車の1C4M×2群のVVVF装置です。5000系はVFI-HR2820BまたはDとなっていますが、5050系のこのグループではVFI-HR2820D形のみになっているようです。形状は5000系のものと同じようです。
 2005.7.23 東横線東白楽駅にて撮影
 5050系5777号車の1C4M×2群のVVVF装置です。2011年度以降の投入車両となる、5175編成以降の8両編成、4000番代の編成として製造されたグループが搭載するVFI-HR2820L形となります。5177編成と5178編成は全閉タイプの6極モーターが採用され、VVVF音が異なりますが、VVVF装置の形式は変更なしという、少し変わった事情になります。
 2017.1.28 東横線自由が丘駅にて撮影
 5080系5583号車(6連時代)の1C4M×2群のVVVF装置です。5080系は東芝製のVVVF装置ですのでパワーユニットの形状が異なります。ただ、外形については日立車と同じようにも見えますね。
 2022.4.30 東横・目黒線新丸子駅にて撮影
 5080系5282号車の1C4M×1群のVVVF装置です。こちらも東芝製で、1群の小型のタイプとなります。
 2017.1.14 東横・目黒線多摩川駅にて撮影
 5050系5258号車のSIVです。東芝製のIGBT素子を使用した250kVAのSIVで、INV-146-D2形となっているようです。5080系も同形式のSIVを装備しています。5000系も外観は同じですが形式は微妙に異なりますね。
 2005.7.23 東横線東白楽駅にて撮影
 5905号車動台車です。3000系用をベースとした軸梁式軸箱支持方式のボルスタレス台車で、TS-1019A形となります。
 2016.12.20 田園都市線あざみ野駅にて撮影

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